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年の瀬最後のランチで出会った『今まで食べていたタルト・タタンって何だったんだ⁈』という衝撃

だいたいの年末仕事は片付けたので、実質今日で仕事納めか。街行く人数も、ビジネス街はグッと減って師走模様。年内のランチ締めは、神谷町駅から徒歩5分の老舗喫茶店「横濱屋」。ここは知人に教えてもらったお店だが、その後の情報で池波正太郎先生や高倉健さんもご贔屓だったお店だそうだ。お店は飯倉交差点の角という好立地。時代を超越したかのようなダークブラウンの空間。その場所にいるだけで、特別な気分になれる。


 ランチは「ハヤシライス」一本。優しい味のソースながら、ビーフの脂のコクが深い。お腹が空いていたのでペロリ。食後にヨーグルトをかけた煮林檎🍎がデザート。これまたセットのブレンドコーヒーのほろ苦さと併せて楽しむ。しかし年の瀬も大詰めで、ランチセットだけでは終われない。週刊現代で紹介されていた高倉健さんお気に入りの「タルト・タタン」を追加オーダー。「タルト・タタン」とは煮林檎のタルトだが、ここではクロワッサンっぽい生地に煮林檎と生クリーム乗せ。煮林檎と言ってもセットに付いていたシンプルな物ではなく、砂糖やバターを使って練られた濃厚な林檎。タルト地に用いられた生地は、モッチリとして餅のような伸縮性がある。『今まで美味しいと思って食べていたタルト・タタンって、いったい何だったんだ⁈』と思うほど衝撃の美味しさだった。
 一年の最後で、このような美味と出会えたことに感謝。カウンターに座れたので、マスターとポツリポツリお話しできた。その受け答えも押しつけがましくない素晴らしいキャッチボールだった。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1307/A130704/13039935/


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