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合わせ鏡 万華鏡(140字の小説)


合わせ鏡、万華鏡。
初めて観たのは幼稚園児の頃。

細い筒を渡されて
「覗いてご覧」と、姉が言う。

望遠鏡を見る様に、
小さい穴を覗くと見知らぬ世界。
クルクル回すと模様が変わる不思議な世界。
幼い僕は訳も解らず喜んでいた。

鏡が織りなす映像は大人をも魅了する。
胸がときめく不思議な世界を創り出す。

#青ブラ文学部

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