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カタナ、キリン、ライトスタッフ

お、カタナだ。

たぶん古いやつだ。スズキのバイク。散歩の途中ですれ違った。一発でそれと分かるデザイン。しかしそれ以上は分からない。

カタナといえば「キリン」。東本昌平の変なマンガ。変としか言いようがない。褒め言葉である。実家にあったので途中まで読んだ。なんともいえない変な魅力があった。

キリンといえばチャック・イェーガー。絶望を回避するおまじないである。チャック・チャック・イェーガー。

私が乗るのはエンジンの付いていないバイク。昔はマウンテンバイク、今はロードバイク。ではあるが、思い出せば、辛い時はよく呟いていた。

チャック・イェーガーは知っていた。たまたまである。映画「ライトスタッフ」で。原題は「The Right Stuff」。Light でも Staff でもない。パトレイバーに繋ぎたいところだが抑える。

映画はあまり観ない。ライトスタッフはたまたま観た。たしかテレ東で昼間にやっていたのを、なんとなしに観た。淡々としていて、こういう映画もあるのか、と、妙に印象に残った。

チャック・イェーガーは、世界で初めて音速を超えた人。アメリカの軍人。数年前になにかで写真を見たが、しっぶい爺さんであった。ああいう歳のとり方をしたいもんだ、なんて思ったことを覚えている。

カタナを見かけて、ふと思い出して、検索して、訃報に触れる。つい1ヶ月前、2020年の12月7日とのこと。死因は明らかにされていない。97歳。新年早々であるが、1ヶ月遅れてしまったが、ご冥福を。


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