学部、修士、博士課程で就活をしてみて

久々に更新します。気づけば博士課程3年生になってしまいました。

ありがたいことに博士課程の在籍期間中は研究支援を頂き、研究に専念できるような環境をいただいています。

しかしながら、悩みの種となっていたことがひとつ…。
それは就職活動です。

実は、学部、修士、博士のいずれにおいても就活を経験しましたが、結局のところ研究者としての道に進む予定です。

学部生時代は、リサーチを行った程度なので、他の方がされているような代物ではなかったと思います。
修士課程のときは実際に何社かは面接を受けましたが、博士課程への進学がほぼ決定的だったので、魂胆が見透かされていたのか一社も受かりませんでした。

博士課程のときは、研究と多業種を考慮するために幅広くリサーチを行いながら、何社か就活サイトを通じてご連絡をいただきました。また、2週間ほど証券会社にてインターンをさせていただきました。
しかしながら、結局実際の選考フローに応募することはなく、このままだと2024年3月以降は無職になります…。

研究職の本格的な募集はこの時期からなので、業績をまとめつつ新たな研究指針等を考えていきたいです。

一応民間企業に対する就職活動を終えた身として、なぜ(公的機関の)研究職を目指すようになったのか簡単にまとめます。

  1. 企業で専門性を生かせそうな研究分野ではない
    私の研究は、「持続可能性」をテーマに化学を中心としたプロセスやシステムの分析・評価することです。
    プロセスやシステムを設計するときは、あるインプットに対してアウトプットを生む体系を形作る複数の技術を可能な限り中立に見る必要があります。現在関わっている分野の研究を続けるということは、ある企業が有する技術にコミットするということと矛盾します。
    私の研究分野に近い業種としてコンサルティング業もリサーチし、実際にある企業の方と連絡を取らせていただきました。興味深い話を聞かせていただいたのですが、他の分野に移るには今の研究を究め切れていないという気持になったため、見送りました。

  2. 自分の研究において究める余地が残っている
    私の研究分野は前述の通り、「持続可能性」をテーマに化学を中心としたプロセスやシステムの分析・評価です。近年は官民ともに良かれ悪しかれ注目を浴びております。個人的には結構頑張ったつもりだったのですが、自分が研究開始当初に思い描いたビジョンの一部しかこの博士研究で到達できないと考えています。
    そして何より、3年以内には何かしらの解が見いだせるのではと個人的に期待しています。すなわち30歳にまた人生における選択を行うことになると思います。

  3. 海外生活で体調をあまり崩さない
    研究職を続けるには、期間の長短に関わらず海外に滞在する必要があります。修士課程で7ヶ月スウェーデンに留学、去年は2週間ほど学会発表や研究の意見交換のためフランスに滞在しました。これらの国は衛生環境が良いので、他の国に行ったら異なる結果になる可能性がありますが、研究水準の高い国々は先進国が多くそれなりの衛生環境が担保されていると考えられるので、研究を行う上で問題ない体を持っていると判断しました。

研究のまとめの一助になると思うので、今後は緩くnoteを更新しようと考えています。

終わり。









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