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シン・シリーズはどれもあとを引く面白さがある『シン・仮面ライダー』感想※ネタバレ注意

やぐらです。
先日やっと「シン・仮面ライダー」を観ました。
「シン・ウルトラマン」以降、期待しすぎて観るまでに時間がかかってしまい、公開から1年近く経ってしまいました。

感想としてはとても面白く(これは自分が庵野監督だ大好きだという主観的な点が含まれている)、ポジティブではないレビューも散見されていたので少し心配しましたが、時間を忘れて楽しむことができました。

飽きさせないようにしつつ情報を流し続けるカット割が絶妙で、「シン・ウルトラマン」よりもどんどん次のシーンに移行されていた気がします。ですがそれを不快に感じさせないのが職人の仕事という感じがしますね。
TVシリーズのストーリーを網羅しつつ映画の尺に収めるのですから大変な作業ですよね。

役者の演技も、特に1号の池松壮亮さんと柄本佑さんが良かったですねぇ。
”漢”の覚悟と友情を感じる演技と演出にはグッときました。
浜辺美波さんのもつ強さと知的さにも惹かれ、刺されたシーンでは思わず身を乗り出してしまいました。
あとは、西野七瀬も良かったですね。持ち前の可愛らしさが役柄とマッチしており、それがギャップになって作品に深みを感じました。ああいう幹部キャラって予想より強いんですよね。

正直なところ、特撮は大人になってからは全然観ていなく、少し苦手な部類でした。というのも、役者の演技と作品設定にギャップを感じてしまい、共感性羞恥のような何かを感じてしまうのです。
「シン・仮面ライダー」は庵野監督の作品だから観ましたが、そこはうまくコントロールされていた気がします。蠍オーグあたりがピークで、それ以外は没入して楽しんでいました。
おそらく役者の演技が関係しており、仮面ライダーシリーズは役者の登竜門的な側面もあるでしょうから若手の役者も多いですし、その差は感じました。シリーズ自体が好きだと、そこの演技力とかは気にならなくなる気がします。
自分は萌え萌えなアニメの萌え萌えな女性キャラには不快感はないですが、興味ない人からしたらわからないですもんね。
そう考えると、長澤まさみさんってすごい役者さんですね。
「シン・仮面ライダー」は演技力も申し分ないベテランが揃っているので作品に引き込む力を感じました。
演技力がポイントなのだとすると、「仮面ライダーBLACK SUN」だったら自分も楽しめるかなと、今後観たい作品リストにいれました。

「シン・エヴァンゲリオン」から感じていましたが、シン・シリーズはどれもあとを引く面白さがあり、数日たってもふと思い出して「面白かったなぁ」と呟く面白さがありました。なにかあると「あらら」と心のなかでつぶやいていました。

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