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インターネット的なカラーとは?

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佐渡島庸平さんの本に、糸井重里さんの「インターネット的」という、2001年に発行された本が絶賛されていました。

ビジネス書は数年で古くなりますし、ましてやITときたら・・・
とは思わず、インターネット的に「好きな人のおすすめには、飛びついてみる」ことにしました。

とても20年前とは思えない、今でも通用する、というより、今だから誰もが実感できる、糸井さんの鋭い洞察に驚きました。考えさせられる良書です。

思ったことあれこれ

・インターネット的なカラーは、生活を楽しく工夫できる「カラーのレシピ」を発信・シェアすることで、カラーと縁遠かった人の人生が、ちょっと豊かになることかも。だとすると、何をどうシェアすべき?

・レストランSIOは、プロのレシピを無料でシェア → 家庭でプロの味が楽しめるようになり、ファンが増える。
カラーリストは何をネットでシェア・おすそわけしているのか?
ブランディングだと思って、SNSでリア充・自分自慢に終始してない?
SNSでのカラーのおすそわけって?

・カラーという変化する道具を、ちゃんとネットに合わせて使えてる?

・カラーリストの実力なんて、一般の人にはわからないから、そこにビジネス的価値は少ない。有名で話題・口コミの多い人のサービスを受けたい。

・たくさんカラーリストがいて、誰が良いかなんてわからない。探すのも面倒。だから、インフルエンサーや好きな人の「オススメ」に飛びつきたい。
だから、カラーで生計を立てるために最初の勢いをつけるには、フォロワーがたくさんいる人「誰か」にオススメしてもらえるかが重要。広告費出すなら案件かな。

1.「役に立つこと」って、基本つまらない。

2.カラー診断等で手取り300万円を越えようとすると、学生・主婦・OLではなくて、裕福層をターゲットにしないと厳しい(単価5万でも、手取り300万なら年間80人、4日に1件は集客が必要。しかも毎年。ノルマ地獄)

3.お金と時間に余裕のある人は、カラーのような文化的なことに価値を見出して、お金を払ってくれる。

4.だったら、「役に立つこと」なんかより、「なんだかすごい」方が魅力的。世の中、提案という売り込みばかりで、カラーはこんなことに「役に立ちますよ」で溢れてる。


何を発信・シェアしたいか

私はカラーリストでもなく、カラーを生活に取り入れて楽しんでいるとも言えないです。個人的に、発信・シェアしたいことも無いです。

カラフルなものと言えばLEGOくらい・・・

つまり、20年近くもカラーの仕事に携わっていますが、人生を彩るカラーのレシピに出会っていないことになります。まあ、男性というのも要因だと思いますが。

服やメイク、雑貨などを「買う」のはみんな好きですが、本当にそこに興味があるのかな?と思っています。

ショッピングを通じての、ストレス発散・SNS等での自己承認・ものを探しているときの楽しさなんかは、エンターテインメントの王道ですし、一般の人に求められることなので、カラーリストが盛んに発信するのは仕方ないです。ここを抑えなければ、興味持ってもらえず、フォロワーも増えず、ビジネスになりません。

でも、みんなが本当に求めていることは
「自分の生活が、楽しくて豊かになること」
なのではないでしょうか?

買ったらすぐに次を探す、満たされないショッピングの地獄ループ。

この幻想を打ち破る、プロならではの「カラーのおすそわけ」はきっとあります。私はいくら考えても出てこないので、カラーリストにアンケートを取りたいです。

その内容や方法を、LEGOのように組み立てるのが、私の仕事なのかなと
「インターネット的」を読んで感じました。


もし「こんなことを発信したい!」という熱い想いのある方は、ぜひぜひコメントいただけると嬉しいです。