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「時間の番人」を買って、時間から解放されよう 

いまの自分の時計は、ほぼアップルウォッチをメインに使っている。SEというやや廉価モデルだが、機能やデザインに不満は全くない。昨年のクリスマスに奥さんからもらったものなのだが、非常に満足している。

新卒で就職したときに自分で買った時計が壊れてしまったので、スマートウォッチも選択肢のひとつだな、ぐらいに思っていた。気にはなっていたものの、そこまで積極的には欲しいと思っていなかった。

いざ手に入れてみると、完全に生活必需品となり、仕事をするうえでも欠かせない存在になっている。

メリットの前に、まずデメリットから。スマートウォッチというのは、時計として使うものになるが、基本的にはスマホの小さい版という位置付けだ。なので、毎日充電の必要があり、一日以上は電池がもたない。普通の腕時計であれば数年は電池がもつので、ここが大きく異なる。

出張のときでも充電器は必ず持って行かなければならない(USBなので持っていく必要があるのはケーブルだけだけど)。これが若干面倒。

あと、普通の時計と違って精密機器なので、衝撃に弱そうである。まだ壊したことがないのでよくわからないのだが、歩いていて電柱とか柵に腕をぶつけたら壊れるんじゃないかという懸念が常にある。専用ケースなどもあるようだが、いまのところはフィルターしかつけていない。

メリットとしては、結構ライフスタイルに影響を与えるな、と思っている。基本的にはスマホの子機のようなものなので、通知がわかったり、LINEのメッセージの確認や、簡単な返信などができたり。

しかし、本当に便利だなと思うのは、それが常に身につけてある、ということだ。スマホはだいたいいつもポケットに入っているものの、身につけてあるといちいち取り出す手間がない分、便利だなと思う。

時計の文字盤はアナログ表示で固定している。オプションで、気温と日付はわかるようにしてあるのだが、これがなかなか便利。特に気温は、どういう服装で行くかを考えるのに役立つ。

現在の定番の文字盤。

もっと蒸れるかと思ったのだけれど、いまのところはそんなでもない。もっとも、これから夏になったらどうなるかはまだわからないのだけど。

真に威力を発揮するのは「タイマー」である。僕はスマホのタイマーを非常によく使う。純正で入っているタイマーも使うのだが、音が出ずにバイブだけで知らせてくれるアラームや、指定した時間ごとに残り時間を知らせてくれるアラームもよく使っている(たとえばあと15分、あと10分といった刻みを事前に設定しておくと、そのたびに教えてくれる)。

今まではスマホの音声やバイブでしかアラームをできなかったのだが、スマホとアップルウォッチを連携させておくと、手首に巻いているアップルウォッチが連動して表示+振動してくれる。音は切っておけば鳴らない。

スマホのバイブ音はそれなりに音が大きく、オフィスで振動するとけっこう響くが、アップルウォッチならほぼ周囲に知られることもない。

これは本当に便利で、仕事で大活躍している。打ち合わせの時間を絶対にすっぽかすことがない。意外と活躍するのが電車だ。目的の駅に到着する時間に入れておくと、乗り過ごすことがないし、いまが何駅なのかを確認する必要もない。電車は、遅延はすることがあるが、予定よりも早く出発することはないので、乗り過ごしは絶対に防げる。

ふだんあまりにもアラームを設定しまくっているので、奥さんから「時間に縛られている」と思われることがある。しかし、自分の感覚としては逆で、アップルウォッチに時間管理をしてもらうことで、時間のことを気にしなくてもいいようにしているのだ。

「いま何時だろう?」「あと何分経ったら準備しなければならないのだろう?」と気にしながら過ごすと、そちらにリソースをとられる。文明の利器を利用して、時間から解放されるのが目的なのである。

アップルウォッチは自分にとっての時間の番人になりつつある。自分自身は、時間を気にせずに作業に没頭できるようになった。

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