やひろ

雑駁な思考のテキスト。あなたはどう思いますか?コメントで教えてください。東京都在住、1…

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雑駁な思考のテキスト。あなたはどう思いますか?コメントで教えてください。東京都在住、1987年生まれ、会社員。ご連絡・ご依頼等はkvoldyahiro@gmail.comまで(詳細はプロフィールページ参照)。アイコンは@_oko_me_さんより。

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    そのとき考えていることを書いてます。

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    2万〜5万字程度の短編小説をまとめています。

  • 【小説】「きみはオフィーリアになれない」

    謎の魚「オフィーリア」をめぐる、現代社会を生きる3人の群像劇。

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    週イチ更新(予定)の、だらだらしゃべるラジオです。

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はじめまして、"やひろ"です

*本記事は、プロフィール用の記事です。(2023年8月3日更新) はじめまして。やひろと申します。 はじめてこのページをご覧になった方は、どういう人間なのか全くわからないと思いますし、すでに知っている、という方にとっても、活動範囲が広くなってきましたので、ちょっと整理も兼ねてあらためて自己紹介をしたいと思います。 (依頼事項の連絡先は下部に記載しております) 簡単なプロフィール1987年生まれ、男性、三重県出身の日本人、既婚者(2020年末入籍)。幼少期に米国在住経験

    • 目に映るすべてのものは誰かがデザインしたもの

      4月から、事業創出系の学校に通い始めた。自腹ではなく、会社の経費である。会社にそういったプログラムがあり、応募したらメンバーに選出してもらえたので、通うことになった。 学校といっても、授業は月に数回程度、平日の夜に行われる。いろいろな課題が出るのでそれをこなしていき、一年かけて事業計画書を作成するといったものである。おそらくフィールドワークなどで休日も利用して活動を進めることになるはずだ。 今まで、新規事業の創出についてはいろいろと業務でやってきたことがあるのだけれど、学

      • なぜミュージシャンはうつ病になるのか?

        バンド「サカナクション」の山口一郎が病気を公開したインタビューを読んだ。 体調が悪いとは聞いていたけれど、ストレートにうつ病だったらしい。多忙で大変だった時期があり、そのときに結構負荷がかかってしまったのだとか。 こういったものは事前に危険信号的なものがあると思うのだけれど、そういうものを無視して突っ走ってしまい、大変なことになってしまった、ということだろうか。人間、忙しすぎると「忙しい」ということを無視するようになる。「まじめな人ほど鬱になりやすい」とはそういうことなの

        • 幸せに生きるための条件とは?

          幸せに生きるための条件はなんだろうか、と漠然と考えていた。幸せというのは「自分がそう感じた」というだけのきわめて主観的な行為なので、万人に共通する条件はないだろう。 自分も「こういうことが幸せなのではないか」と頭で考えても、実際にはそうであるとは限らない。むしろ、過去を振り返って「このときは幸せだったな」と感じることのほうが多い。 * 幸せ=お金でないことだけは確かだ。お金はもちろん大事だし、多くあるにこしたことはないのだけれど、ありすぎてもしょうがないな、と思う。いわ

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        記事

          「時間の番人」を買って、時間から解放されよう 

          いまの自分の時計は、ほぼアップルウォッチをメインに使っている。SEというやや廉価モデルだが、機能やデザインに不満は全くない。昨年のクリスマスに奥さんからもらったものなのだが、非常に満足している。 新卒で就職したときに自分で買った時計が壊れてしまったので、スマートウォッチも選択肢のひとつだな、ぐらいに思っていた。気にはなっていたものの、そこまで積極的には欲しいと思っていなかった。 いざ手に入れてみると、完全に生活必需品となり、仕事をするうえでも欠かせない存在になっている。

          「時間の番人」を買って、時間から解放されよう 

          人は理性や感情ではなく、空気で動く

          いまの仕事になってからは皆無なのだが、以前の職場ではよく面接をしていた。前職はベンチャー企業で社員が10名程度しかおらず、しかも自分はマネージャーの立ち位置だったので、面接をするのは自然な流れだった。 会社規模は小さかったが、業務で外国語をメインに使うことが必要な関係上、結構高学歴の人が面接を受けにくることが多かった。新卒は取っていなかったのだが、経歴的にはほぼ新卒の人もいたし、それなりに経験が豊富な人もいたりと千差万別だった。 面接はそれほど頻度が高いわけではなかったが

          人は理性や感情ではなく、空気で動く

          「つまらないスピーチ」とは?

          会社などで、ときどき人前でスピーチをする機会がある、という人はそれなりにいるだろう。1〜2分ぐらいの短時間の枠のなか、フリーテーマで何か話せ、というやつである。 業務の中で学んだことや、生活するうえで発見したことなどを中心にそこで話したりするのだが、最近これに「自分が嫌いなパターン」があるな、と気付いた。 ありがちではあるのだが、「最近、こういう本を読みました」という系統のやつだ。「こういうセミナーに参加しました」というのもあるが、意味合いとしては同じだ。本やセミナーで学

          「つまらないスピーチ」とは?

          「繰り返し」がパワーの基本

          仕事をしていると、クリエイティブな仕事ってなんだろうな、ということをときどき考える。どういう仕事でもクリエイティブな側面はあるし、なんで自分がこれやってるんだろう? と嫌になるような泥臭い仕事もある。まあ、どんなものでも仕事は仕事なので、やる必要があるのだけど。 いまは営業の仕事をしているが、ルーティンといえばルーティン。同じようなことを案内することが多い。案内する内容が先にあるので、それをベースに組み立てる。 でも、どういうことを案内するか、雑談の部分、顧客の深い理解、

          「繰り返し」がパワーの基本

          読んだ本を「忘れる」こととどう向き合うか?

          りなるさんの「読書ノート」に関するnoteを読んだ。 すごく面白かった。というのも、りなるさんは読書嫌い(自称)らしい。僕の身の回りでは、読書をする人は基本的に読書好きであって、読書嫌いの人がわざわざ読んだりすることはない。 そういう意味で、「読書嫌いの読書家」の存在は極めて稀なので、そういう人がどういうことを考えているのか、はあまり知る機会がなかった。なので、自分とは違う感覚も含めて、いろいろと発見があった。 * りなるさんは読書をすることにより「他人の思考の影響を

          読んだ本を「忘れる」こととどう向き合うか?

          「書く習慣」で何が変わりますか?

          noteを適当に巡回していると、noteを書くことによって文章力がついたよ、と喜んでいる人をよく見かける。つくづく、noteというのは「書くこと」自体に重きを置いている人が多いんだな、と思う。 ちょっと前に「書く習慣」という本が出た。個人的にはあまりピンとこない内容だったのだが、多くの人に支持されているところを見ると、「書くことブーム」が静かに起きているものと推察できる。 インスタやショート動画などがあまりにも跋扈しすぎているので、それに辟易した人が多少は「文章」のほうに

          「書く習慣」で何が変わりますか?

          また営業の仕事をします

          四月にまた部署異動があり、営業系の仕事に戻った。今までも営業要素はちょっとあったのだが、どちらかというと企画よりの仕事だった。それがまた営業に舞い戻った感じ。 といっても営業会社というわけではないので、一般的に想像される営業とはまた少し違うかもしれない。しかし、顧客との接点はこれまでよりはるかに増えた。 なんか一年おきに違う仕事をしている気がするが、基本的には行ったりきたりしているだけなので、それほど大きな変化は感じない。とりあえず一年ぶりということで、新人の方と一緒に研

          また営業の仕事をします

          「シンギュラリティ」は来たのか?

          最近、一時期ほどは聞かれなくなったが、「シンギュラリティ」という言葉がある。「特異点」を意味するのだが、どの文脈で使うかによって意味が変わってくる。 AIの文脈で使う場合は、「AIが人間の知能を超えた瞬間」と定義される。現時点のAIは専門の分野においては人間を凌駕するが、まだ総合的な知能という点では人間に及ばない(……と思う)。 AIが人間の知能を超えるとはどういうことか。AIは従来は人間がすべてのプログラムを書いて設計していたが、そのうちAIがAI自身を設計するようにな

          「シンギュラリティ」は来たのか?

          「許さない」の主語は誰ですか?

          あんまり自分にない要素なので気になってしまう、というだけかもしれないが、「この◯◯は許されるのだろうか?」的な表現を見ると、少し違和感を感じる。 たとえば、女性が「ミニスカートを履くのは何歳まで許されるんだろう?」みたいなやつのことだ。少しこれについて考えてみたい。 * そもそも、「誰が許す」んだろう、と感じるのが最初の違和感である。主語がないのでよくわからない。強いていうなら「世間」だろうか。でも、世間って一体誰のことなんだろうか。 特定の個人が許さない、というのは

          「許さない」の主語は誰ですか?

          「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ

          本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りに行く」を読んだ。 本屋大賞を受賞したから読んだわけではなく、たまたま読んでいたら、読んでいる最中に本屋大賞をとったのである。あまりのタイミングにちょっとびっくりした。が、そもそも人気のある本だったようなので、そういうものなのかも。 しかし、なんか流行に若干フライング気味にタッチしたような感じがして、ちょっと気持ちいいような感じがした。 * 本屋大賞は、出版社が新人発掘を目的として主催する文学新人賞などとは違い、本屋の店員が売りたい

          「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ

          想像以上に、世界は歪んで見えている

          身体を鍛えると世界の見え方が変わる、ということについて書かれた書評を読んだ。 書評を読んだにすぎず、実際に本を読んだわけではないので細かいところまではわからないのだが、そうなのか、と感心した。たとえば体力がある人とない人によって「坂の見え方」が変わるらしい。当然、体力のある人のほうが、勾配が緩く見え、体力のない人はきつく見える、と。 面白かったのが、糖分をどれだけ摂取しているかがその人の判断力に影響を与えるというもの。糖分が不足していると、通常より辛い判断になるらしい。普

          想像以上に、世界は歪んで見えている

          科学が破壊していったもの

          このまま科学が進歩していくと、そのうち小説、というか文学はなくなっていくのだろうか、とふと思った。 それはchatGPTなどの生成AIが小説を書くようになるからという意味ではなく、純粋に「小説というものが成立しにくくなる」んじゃないか? と思ったのだ。 * わかりやすいのはミステリである。作中で殺人事件が起きる。警察の分析能力は当然ながら年々進歩しているので、昔は「完全犯罪」だったことが、いまでは成立しない、ということがあるかもしれない。 ミステリの古典などを読むと、

          科学が破壊していったもの