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衰退と成長は、政治で変わる/日本とデンマーク

昨年夏に、デンマークを訪れました。トラブル盛りだくさんの旅となりましたが、だからこそ一生の思い出に残る旅となりました。現地でお世話になった針貝 有佳さんは、ちょうどわたしがデンマークを訪ねていたころに、こちらの著作を執筆中でした。

そして、昨年秋『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』は出版されるやいなや重版続きで今も話題の本となっています。

ほんとにオススメできる本ですが、プレジデントオンラインで本の抜粋記事がアップされていましたのでご紹介します。本を読まれていない方は是非ご覧になって下さい。


ところで今、日本では裏金問題が世間を騒がせ、日本国民の怒りをかっていますよね。そんな政治家が日本の中枢を担っているのですから、国民が政治を信頼できようはずもありません。

デンマークの人々の政治への関心はとても高く投票率は8割どころか9割に届くレベルです。だからこそ、政治家は悪いことはできません。そして、国民は政治を信頼しているからこそ税を喜んで収めるのです。

日本は真逆。政治家が裏金を作り、脱税まがいのことしていても無罪放免、国民はインボイスに泣きながらも従わされ、北欧なみの重税が課されています。それなのに使い道は、福祉どころか自然災害で甚大な被害にあった人たちを救済するための支援はしょぼい。なのに海外にはバラマキ放題、それどころか普通に考えればそこ?と思うようなこと、あやういようなことに血税が流れるのは政治家は一国民よりもパー券買ってくれる企業のほうしか見ていないからです。

国会で審議される予算はほんの一部に過ぎません。それすら数の力で決まるので一般国民の希望とは程遠いものに大盤振る舞いで投入される仕組みは、無関心な国民が多いほどやりたい放題です。

過去にどうみてもアウトな不祥事を起こした議員さえも選挙で再選してしまうこと多々ありの日本って、いったいどうなってんの? と思いますが日本の政治環境は昭和的村社会のまま成長していないのかもしれません。

あきらめの気持ちが高まり人々の政治不信はつのり、ますます投票率が落ち与党に有利になってしまう悪循環です。

わたしは在米ですが国籍は日本なので日本の選挙権がありますから、米国だけでなく日本の政治もけっこう興味を持っていつも見ています。というか、国会中継見るのは趣味の域ですからかなりの国会ウォッチャーで、どの政治家がどんな発言しているのかずっと見張っています。

特定の支持政党はもっていませんが、これまでの発言や振る舞いから、好感の持てる政治家と大嫌いな政治家がいます。

多忙な毎日、国会中継など見る暇がないことは頷けますが、各議員の論戦は見はじめると人間ウォッチング、頭の体操としてもなかなかおもしろいものです。

ほんとうに成熟した社会というのはどんな話もできて、その違いをお互いが受け入れられたり、真っ向から議論できる環境があることだと思います。

日本人の政治不信と無関心は異常なレベルだと思うので、これからたまには政治の話なんかも書いちゃおうかな……と思う今日このごろです。



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