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食べるのは「老肉派?それとも若肉派」もしくはそれって何?

そもそもこの日本の食卓に、肉料理が多くなったのはここ数十年の話。
本来は、近年ほど肉は一般的な食品ではなかった。

もともとは魚食文化だった日本では、現在、骨があるから!生臭いから!食べ方を知らないから!グリルが汚れるから、などの理由により魚を食べない傾向となっており、比較的、調理までの下処理が簡単な精肉や加工肉が、好まれるようになっている。その昔は、日本では牛肉はあまり一般的ではなく、豚肉は臭いし硬いという理由であまり食べられなかった背景がある。鶏肉も卵養鶏の廃鶏や雄の鶏の利用だったが、短期間で成長するブロイラーが姿形よりも生産性とビジネス優先からアメリカより輸入され現在に至る。

ブロイラーの養鶏場

今ではすっかり肉食文化が定着したこの日本であるが、それは現在のお肉が柔らかく硬い印象が無く食べやすいことも普及した要因のひとつだろう。

それもそのはず、鳥も豚も牛もある一定の若い肉、すなわち柔らかいうちに出荷され屠殺解体されて精肉になって流通しているからである。

何が言いたいかとうと、老肉は精肉として流通しているのではなく、加工用になっている。わかりやすくいうと挽肉である。
感の良い人ならばなんとなく感づくだろう。増粘剤やph調整剤などなどetc
つまりそういう事です。肉の加工食品は基本的には老肉であり、鳥では親鳥(皮が硬く焼鳥などにすると噛みきれなく、筋も強い)豚肉では出産を終えた大きな体の大貫豚(やはり肉質は硬い)このような老肉や硬い肉を加工用に回すのは、売れゆきが悪く、価格も安いからです。加工用の肉は、安価で大量に調達できるため、飲食店や加工食品メーカーなどで基本的には加工用の肉として流通している。

大貫豚は基本的には加工用

結局は加工食品という生成物は添加物というマジックによって、

マジックの材料は色々

食感、風味、味、口当たりが調整された人造肉として誕生なのか?それとも造り替えられた加工肉という表現が正しいのか?

それは人それぞれではあるが、我々は今も食べているのです。

スーパーでは若鶏との表示が目にとまると思いますが、親鳥という表示はあまり目にしないことでしょう。特に大貫豚などの表現や単語は、ほぼ目にしないことだと思います。

若い肉は鶏・豚・牛でも柔らかく、鮮度も良いため、比較的、高級食材として扱われます。和牛などは、肉質が良いため高値で取引されています。

肉を選ぶ際にも、表示されている情報を調べる力を身につけ、そもそも肉の文化や歴史も自ら学び、賢くチョイスできるリテラシーを備えて、飼育方法、処理方法なども理解しておきたいですね。

最近では、加速的に食のグレートリセットがかなり強行に実行されています。フードリテラシーが高い方は、他力ではなく自力で食材確保の術を実践されています。私は醤油、みりん、砂糖は使用しなくなりました。
藻塩と日本酒で煮切ったものを醤油の代わり使っています。
食塩→藻塩
味噌→天然無添加
醤油・みりん・砂糖・ドレッシング・ソース・ケチャップ→卒業

それではまた。

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