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ダイアログ・イン・ザ・ダーク「五感」|Memo

外から光の入らない部屋の中に入り、点いていた照明を落としていくと、ほんとうに、ほんとうに真っ暗で何も見えなくなりました。少しばかりも、うっすらともぼんやりともほのかにも、床も壁も天井も座っている椅子も、隣に座っていたはずの人のシルエットも、顔の前にかざしてみた自分の手のひらも指先も、目からは伝わらなくなりました。

気づくと、僕は頭をいろんな方向に向けるようになりました。一緒に部屋に入った人の行動はさまざまです。手の届く範囲を触りまくる人も、状況を声に出して探る人も。あとで思えば、声も出ずじっと固まっていた人も。

ダークアテンドのバリ・ジョニーに連れられて、8人の参加者が真っ暗な部屋の中で約1時間のあいだ、歩いたり座ったり触ったり握ったりつついたり声を出したり聴いたり嗅いだり口に入れたり飲んだりしながら、近づいたり離れたり並んだり輪になったり散ったり集まったり渡したり受け取ったり呼びかけたり促したり助けたり助けられたり和ませたり笑いあったりしました。

このプログラムは結局、何なのでしょう?

とりあえず、ぜひ体験してみて、と呼びかけたくなる良質なエンターテインメントでした。

体験したことはもう少し言葉にして残しておきたいのだけど、開催期間が5/26までと迫っているから、先にあげておきますね。

#Dialog #InTheDark #DarkAttend

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