矢ヶ部慎一/Public Pivot

都市地域研究者兼コーディネーター|公共R不動産/アフタヌーンソサエティ/PPPリサーチ…

矢ヶ部慎一/Public Pivot

都市地域研究者兼コーディネーター|公共R不動産/アフタヌーンソサエティ/PPPリサーチパートナー/Public Pivot。暮らしたい未来を妄想して不動産の使い方を変えるとまちのあり方が変わる。都市地域ビジョンと公民連携プロジェクトの社会実験。東京在住、ときどき埼玉県小川町。

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自己紹介|renew2024

こんにちは。矢ヶ部(やかべ)と申します。 都市地域デザイナーとか、都市地域研究者兼コーディネーターとか、ちょっとまだ揺れ動いていますが、いずれにしても都市や地域をフィールドに活動しています。 短い時間で相手の印象に残る自己紹介をしたいと思ってはいるのですが、言うほど努力はしていないので当然思うように行きません。なんなら最近は少し諦めがちで、むしろ「ちょっと気になるかも」と思ってくれた人に届くようにしておこうかな、と思いはじめました。 もともとの『メモ000|自己紹介』と

    • ダイアログ・イン・ザ・ダーク「五感」|Memo

      外から光の入らない部屋の中に入り、点いていた照明を落としていくと、ほんとうに、ほんとうに真っ暗で何も見えなくなりました。少しばかりも、うっすらともぼんやりともほのかにも、床も壁も天井も座っている椅子も、隣に座っていたはずの人のシルエットも、顔の前にかざしてみた自分の手のひらも指先も、目からは伝わらなくなりました。 気づくと、僕は頭をいろんな方向に向けるようになりました。一緒に部屋に入った人の行動はさまざまです。手の届く範囲を触りまくる人も、状況を声に出して探る人も。あとで思

      • ふりかえってみればホント必要なタイミングにその都度ありがたい機会を頂いてきたなと感謝です。渦中にいるときは「なんで引き受けちゃったんだろう」と思うほど感謝のかけらもなくすみません。

        • 一日に吐き出せる言葉の量が決まっているのでは?というくらい、論文や記事原稿と取っ組みあってる時期は、SNSへの記事投稿がすっかり滞ってしまうどころか、口数すらも減ってしまいます。

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        自己紹介|renew2024

        • ダイアログ・イン・ザ・ダーク「五感」|Memo

        • ふりかえってみればホント必要なタイミングにその都度ありがたい機会を頂いてきたなと感謝です。渦中にいるときは「なんで引き受けちゃったんだろう」と思うほど感謝のかけらもなくすみません。

        • 一日に吐き出せる言葉の量が決まっているのでは?というくらい、論文や記事原稿と取っ組みあってる時期は、SNSへの記事投稿がすっかり滞ってしまうどころか、口数すらも減ってしまいます。

          歴史と日常と先端アートが絶妙に薫り分ける山口巡検|Memo

          2024年1月14日、山口市街地を巡ってきました。The New York Times が 52 Places to Go in 2024 に山口を選んだことを知ったのは後日のこと。そして、まさか2ヶ月後の3月に取材でふたたび山口を訪れる機会を得るとも思いも寄りませんでした。 きっかけは、東洋大学PPPスクールの視察です。1/16に山陽小野田市へ行く機会を得たのですが、せっかく山口方面へ行くなら、これまで気になっていたYCAM(山口情報芸術センター)にも行けるかな、だったら

          歴史と日常と先端アートが絶妙に薫り分ける山口巡検|Memo

          朝から夜まで大きなものから小さなものまで広島巡検|Memo

          2024年2月10日は、朝から夜まで広島市街地やその周辺を動いていました。なぜこの日広島にいるのかは『広島広域都市圏の新カルチャーとPBL オソトバレンタインフェス2024|Memo』に書いたとおりですが、それ以外にも色々見ておこうと、バス・電車・徒歩で周りました。 1度目の広島は限られた数時間で、いわゆる「平和の軸線」を中心にめぐる弾丸行程でした。2度目の広島は偶然のようなもので、誇張して言えばある意味、夜飲みに集まるためだけの広島入りでした。今回3度目の広島で、少し遠く

          朝から夜まで大きなものから小さなものまで広島巡検|Memo

          広島広域都市圏の新カルチャーとPBL オソトバレンタインフェス2024|Memo

          2024年2月10日、広島・HIROSIMA GATE PARKで開催された「オソトバレンタインフェス2024」というバレンタインイベントに行ってきました。主催したのは安田女子大学公共経営学科のPBLチームの皆さんです。フラワーバレンタインというカルチャーを冬の広島から発信しようという挑戦的なこのイベントは、ひょっとするとピースフルな風物詩が広島に生まれる最初の日だったのかもしれません。この企画への僕の関わりはわずかなものでしたが、先生たちからお声がけを頂きこの日に至るまで、

          広島広域都市圏の新カルチャーとPBL オソトバレンタインフェス2024|Memo

          個人的なふりかえり|2023年▶︎2024年

          2023年から2024年への年越しは、埼玉県小川町の実家で過ごしました。昨年の年越しは訳あって自宅で過ごすことになりましたが、今年は無事に…と書けるつもりでいたところ、心穏やかならぬ日々が続いています。まずはお見舞い申し上げます。 さて新年を迎え、年齢不詳なりに48と相成りました。 周期というのは趣深いもので、12の翌年に小川町に転居し、24の翌年に妻と結婚し、36の翌年に社会人大学院に入学するなど、今に通じる大きな節目を迎えています。この周期説に沿えば、蠢動年にあたるのが

          個人的なふりかえり|2023年▶︎2024年

          リサーチ・ビジョン・アクションのループをもっと回したい|2023

          2023年2月にキックオフした新連載「公共R不動産研究所」。すぐに結論は出ない断片的な素材を少しづつ記録しながらオープンな場で議論を積み重ね、次なるプロトタイプや提言に繋がれば。そんな気持ちでメンバーと議論を重ねたり記事を執筆したりしているうちに、2023年年末時点で記事は21本に。 公共R不動産なら「研究所なのにポップ」みたいなノリになりそうなところ、メンバーの関心と議論はどんどん熱くガチになっていきました。「重厚長大にならないように、軽めのものも出していこうね」と言って

          リサーチ・ビジョン・アクションのループをもっと回したい|2023

          沿線キーパーソンとめぐる各エリアは魅力的だった|2023

          先に書いた『埼玉キーパーソンとめぐる各エリアは魅力的だった|2023』。キーパーソンに案内いただくと、どの地域にも固有の魅力がある。埼玉にはいま、あらゆる地域にキーパーソンがいる。つまり埼玉県内いたるところが実はすでに魅力的。そんな仮説を実証するツアーを、寄居、鳩山、北本、熊谷妻沼、熊谷星川、宮代杉戸と重ねてきたという話。 これと並行して進んでいて、回を重ねるごとに拡大している企画があります。それが『東武東上線の会』。 はじめたのは、東武東上線沿線でゲストハウスを経営する

          沿線キーパーソンとめぐる各エリアは魅力的だった|2023

          埼玉キーパーソンとめぐる各エリアは魅力的だった|2023

          私たち(※)はいま、埼玉県内のあらゆる地域を対象にキーパーソンに案内してもらうまちあるきを企画しています。キーパーソンに案内いただくと、どの地域にも固有の魅力があります。ということは、埼玉県内いたるところが実は既に魅力的なはず。そんな仮説を実証しています。 7年前くらいは、振り返れば市町村単位で考えるのが精一杯だった埼玉各地の空気感。それが、各地で特徴のある魅力的な活動をするキーパーソンが見えるようになり、さらにここ2〜3年くらいの間には、お互いの地域が刺激しあったり交流を

          埼玉キーパーソンとめぐる各エリアは魅力的だった|2023

          公共不動産の物件カテゴリーをもとに考察を繰り広げる記事を連載しています。

          公共R不動産の新企画『公共R不動産研究所』で連載をはじめました。学校、公園、土地、文化・スポーツ施設、等々。多岐にわたるカテゴリーのある公共不動産の、それぞれの抱える課題を取り上げていく連載です。 公共不動産活用の情報プラットフォーム「公共不動産データベース」に携わる担当者の目線から、日頃感じていることをエッセイ的に綴ります。それが「『公共不動産データベース』担当の頭の中」です。 ここでは書き終えてから少し時間が経過した時点で、連載記事を振り返りつつ頭の整理をすることで、

          公共不動産の物件カテゴリーをもとに考察を繰り広げる記事を連載しています。

          実践的な公民連携手法「トライアルサウンディング」の論考を寄稿しました

          都市計画協会『新都市』2023年4月号の特集は、トライアルサウンディング。 この攻めた特集に、馬場正尊・矢ヶ部慎一それぞれ論考を寄稿しました。機会があればぜひお読みください。 トライアルサウンディングは「サウンディング」と「社会実験」を組み合わせた、実践的な公民連携の手法のひとつです。公共R不動産の妄想から生まれた言葉ですが、各地の自治体担当者の手で具現化し、これからも実施されていく勢いを感じます。 馬場さんは、トライアルサウンディングの源流としてアムステルダムNSDMを

          実践的な公民連携手法「トライアルサウンディング」の論考を寄稿しました

          『おがわのね』 - Podcastで生い立ちや小川町や埼玉の変化やこれからについてお話してきました

          先日、小川町にいるところを捕獲されまして、小1時間ほどお話してきました。 『おがわのね』という、まちに生きる人の声をじっくり聴いて、いろんな角度で埼玉県小川町を探検するポッドキャストです。なんと自分が5人目。いいんでしょうか。 MCは柳瀨武彦さん。タケちゃんとお呼びしてます。 企画・編集を軸としたお仕事を展開されていると認識しているのですが、とにかく多様な色彩を持っている方で。最初にお会いしたのは、小川町の築130年を越える歴史的な建造物『玉成舎(ぎょくせいしゃ)』のリノ

          『おがわのね』 - Podcastで生い立ちや小川町や埼玉の変化やこれからについてお話してきました

          個人的なふりかえり|2022年▶︎2023年

          2022年から2023年への年越しは、訳あって残念ながら実家に帰れず、自宅で過ごすことになりました。実家でゆっくり2022年を振り返るか、なんて思ってたのですがそうも行かないのが、まさに2022年という感じでした。 また新年を迎え、年齢不詳なりに47と相成りました。例年この節目に、昨年今年の振り返りをしていますが、今回は少し長い目でも振り返ってみたところです。2023年は次のフェーズが始まる年なのかも知れません。 個人的なふりかえりではありますが、書くことは大事だと思って

          個人的なふりかえり|2022年▶︎2023年

          新たな広域ローカルの可能性 FUKAYA MORNING CARNIVAL|Memo

          2022年11月22日・23日、埼玉県の深谷・花園で開催されたFUKAYA MORNING CARNIVALに行ってきました。先月オープンしたふかや花園プレミアム・アウトレットの隣にある深谷テラスパークの駐車場・芝生エリアに設置されたテントやキャンピングカーに泊まり、翌朝早くにローカル野菜を使った朝食を楽しみながら日の出を迎えたよ、というのが表層的な説明になるのですが、そこで起きていたことはもう少し重層的で、偶発的で、戦略的な味わい深いことだったように思います。本企画を実施す

          新たな広域ローカルの可能性 FUKAYA MORNING CARNIVAL|Memo