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「さすが梓川、青春ブタ野郎だね。」

いつもの朝。ファミリーマートにて。
シーチキンのおにぎりを買おうと思ったら155円になっていて、そっと手を止めた。

モノの値段は常に上がり続けている。
数年後にはおにぎり一つ300円になってそう。


表題件。
青春ブタ野郎シリーズ(通称:青ブタ)どうしても書きたかったので。

というのも、アニメに対して並々ならぬ思いを持ってしまうのは、生粋のオタクである自分の血が踊ってしまうことに他ならない。
全ての始まり、元凶。諸悪の根源。ここまで頭がおかしくやってしまったのは化物語の所偽である。高校生の時に見てしまった事、さらに何を思ったのか自分の学生生活に重ねてしまったことが本当に良くなかった。その後無事に、高校3年間を棒に振ることになるのはまた別のお話。


あれから月日は経ち、アニメーションも確固たる地位を築くことができ、普通に暮らす人たちともカンタンにアニメーションの話ができるようになってきた。遂に市民権を得た。ひいては鬼滅の刃のおかげである

前置きはこれくらいにして、本noteの目的として青春ブタ野郎が何故こんなに面白いのかを言語化していきたいというか、自分の頭の中を整理したいという側面も兼ねて筆を取った次第である。
あとは未だ観たことの無いひとへの訴求も兼ねたい。というかNetflixとアマプラで見れるのですぐにでも観てほしい。


魅力その① 舞台が地元である

神奈川県藤沢市が舞台である。そして地元。

藤沢駅前


藤沢市民図書館


新江ノ島水族館 


1発目から私情全開。
1話目から藤沢市総合市民図書館が出てきて息を呑んだ。ゴリゴリの地元である。というより最早母校と同じかそれ以上に愛着がある場所の一つ。仕事を辞めて失業保険貰ってる期間、全くやることがなかったときにずっと入り浸っていた最高のスポット。何より金がかからないし、空調も効いている。あと静か。少し話が逸れるけど日本国民は図書館を利用しない手はない。税金がキチンと目に見える形で還元されていて、具体的なサービスを享受できる数少ない施設
というか急に何なんだ。この熱量は。俺は学芸員になりたかったのか。

魅力その②  主人公がウザくない



梓川咲太。

一見パッとしない見た目の少年だが、何より言動にイライラしない。というかでしゃばらないことがポイント高い。ゴリゴリで主人公意識が高いでしゃばるやつが苦手

ここで初めてストーリーに触れるが、主人公:梓川咲太の周りで起こる<思春期症候群>に悩まされるキャラクター達の問題を解決していくという構成。そう、まるで化物語である。あららぎくんみたいな立ち位置でうまく進めていく。寧ろ立ち回りはあららぎくんより上手かもしれない。それくらい優秀。青ブタが名作であるのは彼の功績が大きく関与している。

魅力その③ キャラクターデザイン


花楓ちゃん

名作に欠かせないのは「キャラクターの可愛さ」である。どんな素晴らしい作品もキャラクターが好きじゃ無いと感情移入できないどころか、みるのが途中で嫌になることがある。もちろん絵が綺麗か、そうじゃ無いかだけで見る幅を狭めてしまうのは勿体無いことだとは思うが。なんにせよ要素としては大切。
そしてヒロインの桜島麻衣先輩が可愛い。
その上で登場人物大体推せるビジュアル。オマケにみんな性格がいい。

双葉理央がダントツで推せる

魅力その④ タイトルの割にストーリーがシンプル

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
という、クセMAXのタイトルで初見のユーザーを置いてけぼりにする。このタイトルのせいでまじで見るまでが億劫すぎる。
かくいう自分も何ヶ月かは敬遠していた。が、ある時U-NEXTの無料期間をキッカケに見てみたら、なるほど、どうして。とても面白い。
ある程度SF要素を含んでおり、設定が全くあり得ない病気<思春期症候群>が前提で、それ以外は普通の学園生活っていうのがとても良い。登場人物少なめ、会話量多めの作品。果たしてどうなるのか?みたいなワクワク感を残しつつ、先述の通りキャラクターがたっているので感情移入できる。

魅力その⑤ プロモーションの上手さ


藤沢市観光センター前@片瀬江ノ島

プロモーション、広告、宣伝活動が優秀。
2023.6.23「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の公開に合わせて様々なPR活動にチカラを入れている。

それは当たり前のことであるが、上手だなと思ったのは宣材のビジュアルを桜島麻衣に統一している点。
ヒロインである桜島麻衣は作中で”芸能人”であるのだが、まさにそれを活かした方法で、「芸能人の桜島麻衣が宣伝している」感覚を味わわせてくれる。ここら辺がオタクごころ、視聴者の心をくすぐる大切なポイント。


野郎ラーメンとのコラボ。

青春ブタ野郎ラーメン。2019年以来4年ぶり。
¥1,380-もする。ポストカード付。そしてこういうコラボ商品に珍しく、味がめちゃくちゃうまい。


伊藤園とのコラボ。

おーいお茶×3本購入するとポストカードが一枚もらえる

小田急電鉄とのコラボ。

宣伝効果すごそう

横浜赤レンガ倉庫とのコラボ。

そして、藤沢フィルムコミッションのPR大使になっている。

余談だけど、このデジタルスタンプラリーが意外とハードル高い。移動距離長いし、一筆書きで回れないようにできている。

テラスモールが遠すぎる

作品の世界観をしっかり持ってきてるところが優秀。宣伝する部署の作品に対する愛が伝わってとても良い。

魅力その⑥ 豪華声優陣

恐ろしい顔ぶれ

今をときめく名だたる声優陣。
石川界人(梓川咲太)、瀬戸麻沙美(桜島麻衣)、水瀬いのり(牧之原翔子)、種崎敦美(双葉理央)、久保ユリカ(梓川かえで/花楓)、内田真礼(豊浜のどか)、東山奈央(古賀朋絵)、雨宮天(広川卯月)

恐ろしい実力派キャスト。マジで豪華すぎる。こんなに揃えられるものなのか。

とここまで6つの魅力を挙げてみた。

さいごに

ここまで書いて思ったことは、「原作を一つも読んでいない」ということである。もっと物語の深さを理解するためにもやっぱり原作は読まないと。というわけでにわかとかモグリとか言われてしまうかもしれないが、愛だけはある。この記事に対しての有識者からの批判やご意見は承っておりませんので悪しからず。

こういう記事を書く時、有識者からの批判が最もおそろしい。が意を決してリリースしていく。折角だしこのプラットホームを活かさないと。
というか、やっぱり自分が読みたいものを書きたい。常にそう思っている。

映画もまだまだやっていると思うので是非。
バニーガール(アニメ12話)→ゆめみる少女(映画)→おでかけシスターの順番なので注意。この順番が違うと物語がチグハグになってしまうので。

※書くのに3時間かかりました。マジで書くの遅すぎる。結構気合い入れて書いたので楽しんでもらえていたら嬉しい。

2023/07/08

2023/07/16 追記
若干上記の文章と話題は変わるけど。
昨日2回目の映画を観てきたので、追記する。
4週目特典は複製原画。なんか色紙とかミーハーなプレゼントよりもこっちの方が興奮する。プロの仕事を観れるのが良い。


花楓の複製原画ほしかったなーー。 
6種ランダムはむずい


ほっぺたぷるぷるしてる

紙だからすぐ折り目つくために取扱注意。完品を目指すのは難しい。

いや、二葉理央の複製原画がほしいわ。ダントツで


かわいさ爆発

また、本日から豪華版パンフレットの再販。
まずこの書き下ろしイラストが涙出るくらい良い。
かえでと花楓。



拾い画、あとで写真さしかえる


オタク心をくすぐる。

また、パンフレットの中身もマジで素晴らしかった。パンフレット買うのって実は初めてかもしれない。モノよりコトだな、と思ったのが印象。文字ばっかり。制作の裏側のことが記されていて自分は好きだな。

こんなにグッズを揃えてしまうのは久しぶり、いや初めてかもしれない。ただ化物語を好きだった時間軸に全くそういうことができず後悔したから、いい作品には還元していきたいと思うし、それとは全く別の感情でコレクター癖が発動してしまうのだ。

2023/07/16

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