私だけ天才肌じゃなかった
朝礼で、上司が部署全体での仕事の進め方を注意する。
曰く、我流で進めずにもっと資料を見てからアウトプットすべし。
「このメンバーは天才肌タイプが多いからね。ほら、ここも、ここも……こっちも」
横並びで指さされていくなか、私だけすっ飛ばされた。「……」の間に居たのが私である。
あれっ。
わ、私だけ天才肌じゃない……!
凡人代表なんだ!
泥水ボディーブローよろしく、ジワジワ「お前は凡人枠」扱いが効いてきて、後の話が頭に入ってこなかった。
ミスの少ないけど突出もしない凡人より、
ミスは目立つが得意分野で傑出する天才になりたい。
そんなことを中学生の頃からずっと胸に抱えていたな、と思い出した朝。
今日の嘘ホント比率は0:10でした。
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