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やりたいことがわからない人へ

人は雑草ではない

就職した当初、大御所の方に言われた言葉

「置かれた場所で咲きなさい」

この言葉を言われたのは、入社したばかりの時、自分が希望していた部署とは異なる、ちょっと大変な部署に配属されたんですね。
その状況に対して元気づけようとして「花はどこにいても咲けるでしょ。だから、君も配属された部署できっと咲けるはず。置かれた場所で咲きなさい」と言われたのでした。

この言葉を信じ、どんな逆境に置かれても、どうしたら自分らしくこの問題を解決できるのだろうか?ともチャレンジしてきました。

興味がわかない内容の仕事にも、私しかできなことがあるはず。と工夫を凝らしてみたり、どう考えても採算合わないでしょ!というようなプロジェクトにも取り組み、売上が出ないと弄られることに対して、遅くまで予算を見直したり。夜な夜なチームで飲んで、愚痴りあって耐えたりして、ストレスと仕事終わりの居酒屋で体重がみるみる増えていました。

チャレンジするというより、もがき苦しんでたと言えると思います。

そんな状況ってよくないですよね。

そういう時は、上司に掛け合ったり、周りに相談して状況を変えられるような試みをしたり

どうしても状況が変わらなければ、転職を考えるなど、「自分の健康第一に考えることを忘れないで!」とあの時に私に言いたいです。笑


正直な自分はどこ?

社会人を経験していると、上司からだったり、飲みの場などで、同じような質問をされることがあると思います。

「お前がやりたいことは何だ?」

私は聞かれるたびに脳内に???が乱列していました笑


何がしたいんだろう…?
やりたいことって何なんだろう?
言ってもすぐやれるわけじゃないし
評価されるような目標ってなんだろう…
会社の利益になるような目標ってなんだろう…

もーいろいろ考えても分からなかったんです。

でも

そんなこと考えなくて良かったんです。

”そんなこと” というと語弊がありそうですが、当時の私は
「置かれた場所で咲く」「あなたは〜な人でしょ?」と言った、”他人” から求められる理想像を目指していました。

それは、”誰か” が求めている ”理想の私” であり、”本当の私” ではなかったんですね。なので ”偽物の自分がやりたい事” を探していたのです。その人は ”本当の私” じゃないのでわかるわけがなかったんです。

誰かに求められると応えたくなってしまうのは、人間だれしもある事で、誰かに好かれたい、求められたいと思うのって、悪い事ではないと思います。

が、

それが、自分のキャラクターをいつの間にか超えていて
”期待に応える偽物の自分” が周りの期待に応えてたんですよね。

それに気づけずいると、他人を演じているため、苦しくなって疲れたり
一人になりたくなったり、他人を演じているためストレスが溜まって、人間関係がこじれたりすることもあります。

また、”いい人” を演じる機会が増え、そもそもの自分のキャラクターだったり考え方、潜在意識が見えなくなっていました。


人の要求に答える前に、自分を知ろう

相手の要求にすべて答えて、みんなとうまくできるということなんて誰もできないんですよね


うまくやっている人(大きなトラブルが起きにくい人)は
・距離感を保つことができている人
・自分に無理させない人

だと思います。

何に同意をし、自分はどういったことは嫌なのか
できないことを明確にし、過度な期待を相手に持たせないことが大切です。

例えば友達同士だったら
遊ぶ約束をしても、読書する時間や、夜ゆっくりする時間は取りたかったりしますよね

そういう時は、頭の中で『次の日朝から活動するから、明日の自分のために』考えて、「○○時には帰るね」とお友達に宣言するなど、”明日の自分に嫌われない” ようにしている人が多いように感じます。

仕事だったら
聞いたら悪いかな?助けを求めてはいけないのかな?と考えず、
15分考えたり調べても答えが分からなかったら人に聞き、ギリギリになってから聞いたりしない(考えすぎない&抱え込みすぎない)

塩梅が難しければ、タイミングとかどのくらいで聞くと仕事に支障が出ないのか、仕事を振られた時にその人に聞いてみるといいと思います。また、聞くのが難しければ同期に聞いたり、他部署の人に聞いたり、友達に聞くのもありです。

あと、嫌われたり、失敗したとしても

いつまでも気にしない

今後どうすれば、お互いが傷つくようなことを避けられたか?
などを考え

お風呂に入る時や、寝る前など、今日の自分が頑張ったこと、できたことを思い出し、自分を労う気持ちを忘れず、笑顔で寝られるように心がけましょう。

明日の自分にとってプラスになるような考え方を持つことが大切だと思います。


努力はいいけど無理はするな

やっていることは似ているのですが
努力することと、無理をすることは心の負担が大きく異なります。

自分の心に素直になること を

嫌なことや、無理なことは周りに相談したり、どうしたらよくない事態を避けられるか考え、時には断ることも大切です。

断らない自分がいたら、断らないことにメリットがあるから断らないでいると思うので、そのメリットを明確にしましょう。
また、限界を決めて「どのような状況になったら断る」というようなマイルールを考えておくのも良いと思います。
例:残業時間が○○時間を超えたら、休みも仕事をしなくてはならなくなったら など、時間的な限界を決めるのもわかりやすくて良いと思います


やりたいことを見つける最短ルート

やりたいことが見つからない人は、何かを「やりたい!」と思えるエネルギーだったり、自分の正直な気持ちだったりが、曇っている状況だと思います。

その理由は、「何かをやりたい」という自己実現の欲求は、食欲・睡眠欲などの生理的欲求を満たしていかないと、そこまで考える力が出てこない、マズローの基本的欲求5段階の一番上にあるからです。

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※ 下から、1 生理的欲求 2 安全の欲求 3 所属と愛の欲求 4 承認欲求 5 自己実現の欲求

その曇りを除き、エネルギーを上まで持っていくには

自分が苦手なこと、好きなこと、興味があること、楽しかったこと、またやりたいと思うようなことを改めて認識することが大切だなと思います。

ちょっとずつでもいいから、自分の心に正直になる。

それが、自分がやりたいことを見つけられる最短のルートだと思います。

そして、
「自分の居場所で咲きなさい」

あの頃の私に伝えたい言葉です。

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