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1人なのに2人??

再現ドラマのような、本当にあった話。

それは、ある中華料理屋での出来事。私がランチセット(炒飯と牡蠣ソース焼きそば)を食べていると入口のドアがガタンと音がする。
店員がドアを開けるとお爺さんの人影が見えて、店員は「お二人様ですね」と言う。しかしドアからはお爺さん一人だけ入って来て席に座った。すかさず店員がお茶を持ってきたのだが、お爺さん一人だけなのに、湯飲みのお茶を2つ持って来て置いた。

私は、もう一人は遅れてくるのかな。お婆さんとかが郵便局などに寄ってから来るのかなと思ったが、食事は一人分だけ注文され、そしてセットのランチが出された。もうひとりは遅いな、せっかくの熱いお茶が冷めてしまうのにと思ったが、お爺さんは何の躊躇もなく、出された食事を食べ始めたのだ。

ここで仮に、お爺さんとお婆さんの二人が来るとする。そしてお婆さんは遅れて来るとするなら、店員は二人席に案内したとしても、お茶は先ず1つだけ出し、お婆さんが来てから改めてもう1つ出すのではないだろうか?

そしてお爺さんは食べ終えた・・・私の目がおかしくなったのか、それとも見えない何かがそこに居るのか。少なくともドッキリじゃないんだから店員が仕掛けると言うこともないだろうし。
モニタリングの撮影なのか?であれば早い時間帯だったので私一人しかお爺さん卓が見える客がいないのに撮影するのもおかしい。ともあれ、この歳になっても世の中には腑に落ちないことが多すぎる。

とりあえずの私の推測は以下の通りである。
お爺さんは店の常連客で、店員はお爺さんを良く知っていた。いつもお爺さんとお婆さんが仲良くやってきて、店が混まない早い時間帯(11時台)にお婆さんと仲良く、ゆっくりランチを楽しんでいた。
しかしお婆さんが事故か病気かは分からないが他界してしまった。そのことを知った店の人はお爺さんにまた来てくださいと伝え、お婆さんの分のお茶も出すようにした。。。どうだろうか?
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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