宮迫と一緒に

宮迫がロンブーの亮と一緒に闇営業に端を発する一連の騒動の会見をひらいた。
会見について、事の真偽については色々あるのだろうけど、そんなことはどうでもよくて、宮迫と亮が登場する僕の人生のページを思い返しながら見ていた。
彼らは僕が小学校に上がり、大人のテレビ(バラエティ)を見始めるようになった時点で既にテレビに出ていた。
Wikipediaと兄の証言によると、ロンブーは90年代後半からテレビに出てたらしい。
ロンブーのかつての代名詞とも言われる90年代のチャラい若者弄りの番組で。
一方宮迫は僕が小学校に上がった2000年、ちょうど東京でブレイクし始めたようだ。
やまとなでしこ、HERO、おはスタ、その年の20世紀最後のスーパーコンテンツに脇役として出演。
翌年からはワンナイが始まり、以降は皆知っての通りである。
けど僕が忘れられない宮迫というと中澤裕子がまだ在籍していた時のモー娘。の特番で進行役の若手芸人として出演していた宮迫だ。
それと和泉元彌が主演の北条時宗の大河ドラマに出ていた宮迫。
轟さんもくずもその他の宮迫も当然みてきた。
けど僕が物心がついたと同時に世に出た宮迫というテレビ人の最初の一コマというのは凄く印象に強い。
僕は宮迫と一緒に育ってきたのだ。
彼が今でいうノブコブやパンサー、ミキくらいの立ち位置だった頃からお笑い界の若頭になるまで一緒に大きくなった。
だから思う。
また戻ってきてと。
別にこれまで大して宮迫が好きだったわけではない。変にカッコつけだし、テレビに出てない嫁を使って鬼嫁ネタやるし。
鬼嫁ネタは峰竜太や川崎麻世や木下医師みたいに世に出ている奥さんだからこそ想像出来るし奥さん側からの反論もあって面白いのに宮迫は一方的に顔も知らない奥さんの罵倒をされても何が面白いんだか。
けどそれでも戻ってきてほしい。
彼は間違いなく僕の人生の節々のテレビの画面の中にいたのだから。
あとあまり皆が気づいていない宮迫の功績。
松本人志の話術を噛み砕いて一般人に広めたのは宮迫である。
松本人志が日本人の笑いに対する感性、ならびに言葉選びや話し方まで変えてしまったと指摘する人がいる。
まさしくその通りだと思う。ダウンタウンに触れていない年配の人や厳しく育てられて民放のテレビを禁止された家の子の話し方はオチもない山もないヘッタクソなものなことが多い。
松本人志のそれは時代の先を行き過ぎていて、多くの人には扱いきれなかった。
堂本剛がいい例だ。
そんな松本人志のエッセンスを噛み砕いてすこし劣化させて一般人にもわかるようにしたのは宮迫である。
あの宮迫とゲストの間。今の20代、30代前半の人間の会話の間のテンプレだ。
もし宮迫がいなかったら?
まだ日本人はクッソつまらないオチなし意味なし山なしの雑談をしていただろう。
だから宮迫はまた戻ってこなくちゃいけない。
日本人の話術を向上させるために。
アメトーク再開待ってるよ
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