マキナ

どこにでもいる普通の島根県民。ただこのどこにでもいるというのは量子力学的な意味であらゆ…

マキナ

どこにでもいる普通の島根県民。ただこのどこにでもいるというのは量子力学的な意味であらゆる場所に同時に存在しているという意味なので、実際には島根にはいないかもしれない。観測されるまでどこにいるか明確な場所は不確定であるものの、私の心の中にはいつも島根があることは確定的である。

マガジン

  • [マイクラ]世界の果てまで鉄道を

    何の変哲もないマイクラのマルチサーバーで世界の果てまで鉄道を敷いていく物語。参加者募集中。

  • 日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話

    日本の片隅にひっそりと存在する島根県。 かつての栄光はとうに消え去り、今は日本のどこにあるかすら知られていない県。 それどころか隣の県と間違われる始末。 そんな島根のために県知事である寺山は日夜働いていた。 だがそんなある日、地震に襲われた島根は外部との一切の連絡が出来なくなってしまう。 その後の情報で島根がどうやら元の世界とは異なる世界に来てしまったと知った寺山たちは、なんとか元の世界に戻る方法を探しながら異世界での生活を開始する。 しかし今までの常識が通用しない異世界では問題が頻発。 隣国との外交問題まで巻き起こってしまう。 県としての対応能力をはるかに超える事態に混乱する島根県庁。 だがそんなとき『神様』を名乗る少女がやってきて…。 我らが偉大なる祖国大島根と八百万の神々が贈る異世界ファンタジー、堂々開幕!

  • やくも すべては霧につつまれて

    高度に科学が発展した地球。地球防衛軍に所属する暁たちはある日上官から意味深な言伝を受ける。『重要な指令』とはいったい何なのか?ヴァンパイアと人類にはどのような関係があるのか?霧に包まれた戦乱の中、人類はどのような運命をたどるのか?島根風味のSF小説ここに誕生!

最近の記事

[マイクラ]こんなところにも古代都市 世界の果てまで鉄道を34

メサの石を利用して膨大な時間を費やし得るものも多かったメサの露天掘り。 今回はそこで得られた資材を利用しつつ、さらに鉄道を延伸していこう。 ということで土台作りにはメサを掘る過程で手に入れた石を使うのだが、以前鉄道を作ったときのように石だけを事前に準備して丸石はトンネルを作る過程で確保する方法だと、丸石の量が不足してしまう。 その点を考慮し、まずは丸石をシュルカーボックス12杯分で土台を作り、そのあとにメサから石を同じ数だけ持ってくるようにした。 メサはx=100000付近

    • [マイクラ]メサ露天掘り完了!! 世界の果てまで鉄道を33

      メサ露天掘りの終焉これまで何回かにわたって行ってきたメサの露天掘り。 それもいよいよ今回で終わりを迎える。 いったいどれだけメサは掘り返されたのか? ぜひ最後までご覧いただきたい。 スポナー発見!ということでさっそく以前の続きから、メサを岩盤まで掘り進めていこう。 これまで頑張って掘り進めた結果、y=-32地点まで掘ることが出来た。 深さ的にはもう半分を過ぎているものの、y=0から下は固い深層岩で埋め尽くされている。 掘るのにかなりの時間が必要だ。 そのためまだまだ時間がか

      • [マイクラ]トンネルからとれた石を使って... 世界の果てまで鉄道を32

        久々の鉄道世界の果てまで鉄道を敷くことを目標になんだかんだやってきているこの企画、最近はメサの露天掘りをしたりしてるので目的を見失いがちだが、鉄道建設も忘れずやっていく。 ということで今回も大量の石を用意した。 その量シュルカーボックス12杯分! これでしっかりと土台を作ることが出来る。 ここまでは今までと同じだ。 だが今回は少しだけ違うところがある。 それは今回丸石の分まで石を持ってきていることだ。 これまで土台を作るときは、線路の下の敷石の感じを再現するためにレールの下は

        • [マイクラ]固い!固すぎるぞぉ!!世界の果てまで鉄道を31

          久々の露天掘り線路の傍らに見つけた小さなメサを露天掘りするという謎企画。 これまで三本の記事で掲載し、今回で4本目となった。 あふれ出るビーコンパワーをふんだんに利用し、テラコッタや石の層はたやすく掘削することができた。 気づけば座標はy=0にまで到達。 しかしここからが本当の闘いだったのである。 ビーコンお引越し60メートル以上も下に向かって掘った結果、ビーコンの効果が届かなくなった。 ビーコンの効果は、上方向には無限だが下方向には50メートルしか届かないのだ。 そりゃ

        [マイクラ]こんなところにも古代都市 世界の果てまで鉄道を34

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        • [マイクラ]世界の果てまで鉄道を
          34本
        • 日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話
          25本
        • やくも すべては霧につつまれて
          15本

        記事

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 25

          太陽が民衆の頭上、天高く上ろうとしている。 時刻はまもなく午前十時。 島根県庁から災害における発表がなされる時間だ。 地震発生からまだ一日もたっていない中知事が何を発表するのか、多くの県民が注目していた。 特に県庁周辺に押し寄せる人々は気が気ではない。 彼らは一刻も早い事態の解決に向けて自治体が動いてくれるのを熱望していた。 その思いを自治体で働く人々へ伝えるため、わざわざ自分たちから足を運んだのだ。 だがそれも当然だろう。 県外との移動も通信も遮断されてしまえばたとえ一日で

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 25

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 24

          「現地における動植物について…?」 調査結果を示す文の見出しに違和感を覚える寺山。 資料には様々な見出しがついており、それとともに写真なども載せられているのだが、その見出しは他と比べても少しだけ異質だった。 だがそこだけ見ても内容は伝わらない。 寺山はそこから続く文章と写真を読み進めていった。 「…なぜ、こんなものが…?」 寺山は思わずそうつぶやく。 彼がそこで目にしたのは、自衛隊が被災地一帯で目にした木や草などの植物についての記録だ。 島根では見られないようなめずらし

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 24

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 23

          写真やグラフも見ながら一つずつ文を読んでいく寺山。 すると昨日の夜から朝までの間に、いくつか新たな報告がなされていることが判明した。 特筆すべきは県境における地形変動の規模について。 昨日の地震発生直後に現地を訪れた寺山は、事前の説明で土砂崩れが発生したと説明を受けていた。 だが実際に見てみると、とても土砂崩れというには範囲や規模が尋常ではない様子だった。 そのことに関して、周辺を警備する警察や自衛隊に対して詳しい調査を行うようにと指示を出していたのだが、早くもその結果が送

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 23

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 23

          昨日の地震、そしてそれに伴う大規模な地形変動の発生からもうまもなく一日が経とうとしていた。 県内各地の通信施設では夜通し作業が行われたこともあり、県内の固定回線はおおむね復旧し、固定電話をはじめとする一部の通信が再開された。 その一方で、県外の通信施設とは未だ音信不通の状態が続き、衛星通信なども途絶している。 通信を回復させるために県内では多くの技術者が動員されたものの状況は芳しくなく、県民の間には不安が広がっていった。 そして幸か不幸か、固定電話がつながるようになったことで

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 23

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 21

          島根で起きた地震とそれに伴う地形変動。 それらについてどう対処するかという会議は四時間以上にわたって続いた。 長時間の会議に疲労困憊といった表情を浮かべながらとぼとぼと退出する議員たち。 始まったときに傾きかけていた太陽はとっくに沈み、あたりは深い闇に包まれている。 非常事態であるという点において行動が速いに越したことはないが、さすがに彼らも人間である以上さすがに休息はとらねばならない。 未だ有効な解決策がないというのは彼ら自身歯がゆいだろうが、ひとまず今日のところはいったん

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 21

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 20

          「…これは、鳥取で起きてることではないのか?」 「いや、益田って言ってたからおそらく…」 部屋中のあちこちでざわめきが増していく。 それもそのはず、映し出だされた映像はたった今彼らが話し合っていた内容と酷似していたからだ。 道路や看板、隅に映る建物など一部違う点はあるものの、その奥に佇む森は鳥取のものと瓜二つといってよい。 さらに資料はその現象が一か所だけではなく複数の場所で起きていることを示していた。 少なくとも益田、津和野、吉賀の山口との県境において同様の事象が発生して

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 20

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 19

          もちろん寺山だけではない。 さすがに事態が事態なだけあって議員同士でも活発な議論が繰り広げられる。 普段あまり積極的に発言しない議員たちもその中に自らの質疑を織り交ぜていった。 『県境における災害発生地において、その内部における調査はどの程度進んでいますか?また今後どの程度進めるつもりでしょうか?』 「明日以降は警察も現地に動員して負傷者などの捜索も含め、全容の解明に努めます」 『現状起きていることをどこまで県民に伝える予定ですか?またどのように伝えるべきだとお考えでしょう

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 19

          [マイクラ]森の洋館が二つも!? 世界の果てまで鉄道を30

          久々の鉄道これまですでに三回かけてメサを露天掘りする計画を実行に移してきた。 どんどん下に掘っていくうちに気付けば座標はy=0にまで到達し深層岩が見えてくる。 今回もそんなメサ露天掘りの続き…と行きたいところなのだが、最近鉄道作ってなくて作りたい気持ちがあるので、今回は久々に鉄道の続きを作ろうと思う(深層岩が固くて現実逃避してるわけじゃないぞ、多分)。 ということで久々の鉄道建築。 石をはじめ鉄やパワードレールなどの材料はたんまりある。 そして今回は石を多めに持ってきた。

          [マイクラ]森の洋館が二つも!? 世界の果てまで鉄道を30

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 18

          「いったいどういうことですか!?」 議事堂の中に大きな声が響き渡る。 その声の主は明らかにいらだちを見せながら、壇上にいる寺山を問い詰めた。 だが寺山はそんな男の態度とは裏腹に落ち着いて答える。 「ですからここに書いてある通りに…」 プロジェクターでスクリーンに映し出された資料を指しながら説明する寺山。 数々の文章と写真によって証拠が示される一方、やはりその男は納得いかない表情を浮かべる。 いや、その男だけではない。 部屋にいたほとんどの人が寺山の話を信じられずに疑念を

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 18

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 17

          実際に現地を訪れたはいいものの、未だ具体的な状況も原因もわからないという現状に寺山達はもどかしさを感じる。 必死に調査している人たちの姿を前に、知事の立場として今は見守ることしかできない。 だがそれでも寺山は彼ら自衛官たちに真相の究明を期待していた。 それと同時に寺山はあることが気になり、田中に質問をする。 「このような大規模な災害が起きているわけですが、けが人や犠牲者などはどのくらいいるんですか?」 寺山の問いに田中は一瞬口ごもった。 地震当初から彼が気になっていた問

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 17

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 16

          「これは…どうなっているんだ!?」 誰かが思わずつぶやいた。 県境を挟んで隔絶された世界。 それまで続いていた何もかも、その先にはなかった。 あたかも最初から何もなかったかのように道路は寸断され跡形もない。 瓦礫も、割れたアスファルトすら存在しない。 先ほど土砂崩れによって破壊されたと聞いていた寺山達だったが、とてもそうは思えなかった。 土砂が流れ込んだような跡も見られないし、それによって木がなぎ倒された様子もない。 生い茂る木々はしっかりと根を地面に張って、あたかも最

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 16

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 15

          現地でいったい何が起こっているのか、フレームの中の情景だけでは測りしれない。 寺山達は協議を重ねた結果、万全の態勢で県境間際のところまで実際に行ってみることとなった。 寺山たち一同は仮設テントの隣に集合し、ともに現地に向かう自衛官たちと合流する。 「それではみなさん、これから歩いて島根と鳥取の県境まで向かいます。装備や服装など準備はできてますか?」 今回視察隊を護衛することになった田中が、集まった全員に出発前の最終確認を促す。 頭にはヘルメットをかぶり、胴体にはライフジャ

          日本一無名な島根が異世界に行ったら世界一有名になった話 15