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「春」は陰陽転化の時期

四月に入り春らしい気温になりました。

冬の間「陰の気  (冷たく重たい気)」が旺盛だったのが、「陽の気(温かく軽い気)」が徐々に増えてきて、陰と陽が入れ替わる時期です。

春は陰陽転化の時期です。春分の日に陰と陽が均衡が保たれ陰と陽が入れ替わると言われています。徐々にゆったりと気が入れ替わっている感じです。

厚手のコートを脱ぎ始めるこの季節について書いていきたいと思います。



体の中では何が起こってる?


1. 毛穴の開閉
体の中では、冬の間は、毛穴をギュッと閉めて体温を逃さないようにしていた体から、毛穴が開き体にこもった熱を出そうと変化していきます。
春先は、体がまだ準備不足で、毛穴が開くことができず体の熱がこもりやすくなります。

体の準備不足(毛穴をうまく開閉する準備)を補うには、お風呂につかることが有効です。
温かくなったらシャワーでいいかな?と思いがちですが、毎日お風呂に入り体の中を温める習慣にすると、一日一度毛穴を開くことができます。毛穴の開閉する機能を毎日使うことで、日中も開きやすくなります。


2. 自律神経は大忙し
春は自律神経が乱れやすいといわれますよね。
新しい環境になり、心も体も緊張します。
陰陽の法則で考えると、「緊張した分弛緩する」が大切です。

私の体の場合、自律神経が活発すぎる時には、背中と頭がきゅっと締め付けられる感じがします。この感覚を感じたらすぐに、PCから離れて呼吸に意識を向けて、体を緩めるよ。と口に出して意識的に体の力を抜いていきます。

私のような感覚がなくても、全身の倦怠感や多汗、頭痛や肩こり、手足の痺れ、動悸などを感じる方は、少し自律神経が乱れているかも?と疑っても良いかもしれません。

自律神経はとても敏感なセンサーを持ち、小さな寒暖差や湿度、光の強さ、声のトーンや空気感など、いろいろな状況を察知し反応をします。
だからといって、神経質にならなくてもよいのです。そこは体がしっかりと働いてくれます。体の仕事を少し軽くしてあげる工夫を持ち合わせていればよいだけなのです。

私がこの季節によくすることは
私、緊張してる?と体に聞いてみる。そして緊張している箇所があれば自分の手をそっと当てて、緊張している筋肉をゆるめる。
・口に出して、「頑張らなくても、大丈夫〜。私の体もう頑張っている」
 と口に出して言う。それだけでも少し楽になります。

気持ちがゆるむアイテムを使う。
 
1. 好きな香りはひのきとティーツリー。
   この香りの中にいるだけで幸せを感じます。
 2. 好きな動画(動物好きなので、癒されまくりです)


体の中の臓器の働きは?


春は「肝」が活発になる季節と言われますね。。
肝の働きはさまざまで、血の貯蔵、血流のコントロール、消化機能の促進、精神活動の調整(精神を安定させる、リラックスを保つ、安眠)や、気血の働きを正常に保ちます。

そしてこの時期に食欲不振になる方もいるのではないでしょうか?
肝の疏泄という働きの一つに、脾気を上昇させ、胃気を下げ、脾胃の働きを促進する働きがあります。

肝の働きが活発になるのは良いのですが、活発すぎたり働きが弱いと、「脾胃」の働きに影響します。
なんだか食欲がないな。という時には、胃だけを観るのではなく、ぜひ肝のケアも一緒にしてあげてください😀

陰陽は、この世界にある物事全てにある宇宙法則(壮大ですが。。)です。
私たちの感情一つをとっても陰陽が働いていることを知り、そして両局を見て、さらに俯瞰して観察することが大切だなと感じるこの頃です。
また陰陽ふたつの性質は、正邪はなくどちらも必要なものだと思えると、自分にも人にも環境にも、そして世界にも優しくなるのだと感じます。

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