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【5分間講話】って知ってますか?

元、自衛官の山ちゃんです。自己紹介で語ったとおり、私は大学卒業後2年間会社勤務、その後海上自衛隊に入隊。30年半の間6回の転勤、9隻の艦艇勤務、定年前の3年間江田島の第1術科学校の教官兼分隊長として勤務、有終の美?を飾りました。
その学校での朝礼のイベントの1つが

「5分間講話」です。

 内容は、自由で教育、訓育、時事問題、趣味等本人次第です。5分間と言えども結構話してみると大変で、話題によっては、長くも短くもなりかなりの練習が必要でした。対象は、30から60の分隊員(学生)の前で手本となるべき話さなければならず、人前で話す難しさを痛感しました。
そこで講話した内容を数回に分けて、講話調で書いていきます。

第1回はファーストペンギンについて

ファースト(一塁手)のペンギンではありません。笑笑

その当時の原稿は残ってませんが、思い出しながら....語っていきます。

「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ一羽のペンギンのこと。この様を比喩に使い、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。
   ペンギンは、多くの個体が隊列を組んで氷上を移動したり、エサの魚を囲い込んで捕食したり、常に群れで固まり集団行動をとることで知られてますが、実はその群れには、特定のリーダーがいません。例えば、群れに何らかの危険が迫った場合は、いち早く察知した1羽の後に続くことで、まわりもいっしょに難を逃れます。
   強いボスやリーダーではなく、“最初の1羽”に従うのが彼らの集団行動の特徴なのです。 この習性は、ふだん陸上で過ごすペンギンたちが、エサの魚を採るために海へ入るときにも発揮されます。集団性が強いので、群れの中の誰かが海に入るまでは、みんな氷上にとどまって動きませんが、誰か1羽でも先陣を切って飛び込めば、後に続けとばかりに次々と海に入っていくのです。そこにはシャチやトド、オットセイなど、恐ろしい天敵が待ち受けているかもしれません。
   生命の危険を顧みず、真っ先に飛び込んだペンギンは、身をもってその海が安全であると仲間に示す一方、そうすることで誰よりも先に確実に、お腹いっぱいのエサにありつくチャンスを得るわけです。 
 そうした「ハイリスク・ハイリターン」は、人間社会の生存競争にも通じると思います。ビジネスの世界では、かつて誰も足を踏み入れたことのない領域に挑むベンチャー企業の創業者や、イノベーションを引き起こすプロフェッショナルのことを、この勇敢な“最初の1羽”になぞらえて、「ファーストペンギン」と呼びます。

 米国の学生にキャリア、つまりなりたい職業は?と尋ねると、最上位に「起業家」が挙がるのは、幼い頃から「人と同じでなく、ファーストペンギンを目指しなさい」という教育が徹底されているからです。            インターネット技術が世の中に現れたばかりの頃、それが近い将来、社会を大きく変え、人々の生活になくてはならないものになると想像した人はどれくらいいたでしょうか?このとき、自分を信じ、リスクをとって海に飛び込んだファーストペンギンたちが、いまや時価総額トップレベルの世界的IT企業をつくり、業界全体のイニシアティブさえ握っています。
 

「ファーストペンギン」という言葉は、NHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」にも登場し、話題になりました。AKBが歌い大ヒットした「365日の紙飛行機」が主題歌になったドラマです。ヒロイン「白岡あさ」のモデルとなった広岡浅子は、明治時代を代表する女性実業家。当時新しい産業として注目されていた炭鉱業にいち早く進出したほか、銀行や生命保険会社、日本で初の女子大学の設立に尽力しました。女性が社会の表舞台へ出ること自体がまれな時代に、次々と新しい冒険的事業へ乗り出していきました。まさに、日本の誇るファーストペンギンの一人と思います。

 人は皆、誰でも夢を叶えるため例えば、金持ちになりたい、有名になりたい、人のために役立ちたいと思ってます。私の人生もピークは過ぎましたが、常に前向きに生きてます。

 皆さん、「ファーストペンギン」の精神で失敗を恐れずチャレンジしてください。

 こういう感じで学生の前で分隊長として「5分間講話」してました。原稿をみず屋外だったのでスリーコンタクトをしっかり守ってました。

この話、知っている人が多かったと思いますが、どうでしたか?

長々とお付き合い頂きありがとうございました。また、次回お楽しみに!

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