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「私はすべて自分で決める」を読んだ感想

「自分より他人を優先してしまう」
「決断を先延ばしにしてしまう」
「自分の意見を言うのが怖い」

本書は、上記のような悩みを抱えて生きてきた著者が、自分で決められるようになった経験談やノウハウをまとめた内容になっています。

とりあえず、この本は自分で決断するのが苦手な人に読んでほしい本です。

というのも、僕も決断するのが苦手だからです。
これまでの人生を振り返ってみると、自分で決めて実行したことって、ほとんどないんじゃないかと思いました。

特に仕事に関しては、常に周りを気にしながら立ち回っていました。

「この仕事をやらないと評価が下がるかも」、「やりたくないことでも命令されたから仕方なくやる」、「給料を貰っている身だから文句は言えない」。

いずれも間違っていないと思いながら過ごしていましたが、今になって思うと自分の意思がどこにもないことに気付きました。

なのにそんな仕事を未だに続けているのは、脳死で働いているからでしょう。
つまり、自分で決めた先の結果が怖いから動けずにいるんです。

この本には、著者のこれまでの人生経験が書かれてあり、僕と同じように決めるのが苦手で、後悔ばかりのエピソードが書いてあるので共感できました。

著者が自分で決めるためにやってきたマインドは、「少し立ち止まって(Pause)考え(Thinking)、ゆっくり(Slowly)決断すること」ということです。
決断を急がなくてもいいし、自分で納得できるまで考えから決めるという、シンプルな考え方です。

決めるのが苦手な理由は、じっくり時間をかけて考えていない、あるいは考える余裕がない環境に身を置いているからかもしれません。

それでも、少し立ち止まって考え、ゆっくり決断することを忘れずに生きていけば、決断する自分になれるかもしれないです。

ひとまず仕事に関しての悩みは、じっくり考えて決断しようと思いました。

この本を読んでも、自分で決められないという悩みをすぐには解決できないでしょう。
ですが、コツコツ時間をかけていけばいつか変われると信じるしかないです。

結局、自分を信じるのが一番難しい気がします。
そういう時はNARUTOのガイ先生が言っていた「自分を信じない奴に努力する価値はない」という名言を思い出すようにしています。
(大人になってからこのセリフがめちゃくちゃ刺さりますね…)

自分を信じるためのステップとして、未来の自分を想像するのも効果的だと思います。
自分を信じられる人間になりたいとイメージして過ごせば、自ずと変わってくる気がします。
実際、僕はそうして少しずつポジティブなマインドになってきました。

自分のために生きる人生か、他人のために生きる人生か、どちらがいいのか。
僕だったら自分の人生を自分で決めて生きれるようになれたら楽しいと思います。

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