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初登校(導入講義編)

緊張の初登校日

2022年3月19日に開催された大学院のオリエンテーション及び導入講義は、9時から18時までの超ロングかつ濃厚な内容であった。

午前中に開催されたオリエンテーションでは教授陣の挨拶やカリキュラム説明から規則等に至るあらゆる説明を受けた。ここが「学校」である事を再認識させられた時間であった。 
実はこの時に各自に配布されたものがある。
私はてっきり、入学の記念品なのかな?と遠目に配られる物を目で追っていた。
そして手元に届いた物…それは…

きっと、講義ではこのペンを使い倒すのだろうなぁ。

午後からは各専攻に別れ、私たち診断士登録養成課程組の16名は政策研究棟に移動した。

私以外の15名を一言で現すと、多士済々といったところか…年齢層も幅広く、各自自己紹介を行った時の発言内容、声のトーン、身振りを含め流石は、本学の面接試験をくぐり抜けた強者だと感じた。(そういう目で見てしまっていた自分もいたのかも知れないが….)

自己紹介後は3人の教授陣による導入講義が始まった。
この導入講義とは国が定めた中小企業診断士登録養成課程の正式なカリキュラムで、これを受講しなければ、はや卒業不可能になるという位置づけである。

講義スタート

導入講義の内容は大きく分けると2つの分野に別れていた。
1つ目は、目指す診断士像やコンサルティング像について。
内容的には診断士1次試験勉強で学ぶ企業経営理論や2次試験で勉強する生産理論分野からいくつかの論点をピックアップし、グループディスカッションを行うというもの。
これまでは「単語」としてしか捉えていなかったものを深く論理的に掘り下げるディスカッションはとても新鮮で、各自の考え方や理論の構築方法も窺い知る事ができた。
恐らくこれが、基本的なMBA講義のスタイルなんだと感じた。
2つ目はコンサルティングとしてのプロフェッショナリズムという括り。
社会人として或いはMBAホルダーとして身に付けておくべき素養や考え方、哲学的思考に至るまで幅広い話題を取扱う講義内容であった。これは我々のような専門的な勉強をしてる人だけではなく、多くの人々にとっても「なるほど…そうだよな…」と感じることのできる講義であった。
いつしか自分もまた、同様のことを同僚や友達などへも伝えられればと思う。

因みにこの日は45分間の昼休憩時にそこそこ豪華なお弁当が支給された。

同期生の面々

今回同期生となった養成課程メンバーについて少し触れてみると、勤務先は様々で、大手製薬メーカー、金融機関、インフラ企業、自動車メーカーなど幅広い業種にわたっている。また、年齢層については、恐らく20代後半からから60代前後とこれもまた幅広い層で構成されている。

所属先やその中での地位など度外視した「同期生」としての付き合いがこれから広がることを楽しみにしたい。

(追録)MBA講義録

[MBA講義録1]
ゴールとは?→あるべき姿
問題とは? →GOAL−現状
つまり、問題点をあぶり出すにはGOALと現状の両方を示す(分析する)必要がある。
では、分析とは?[MBA講義録2]へ

[MBA講義録2]
問題点の分析とは。
問題には要因があり、その要因には真因がある。この分析は謂わば診察であり、ここで初めて課題が浮き彫りになる。この課題に取り組む事が謂わば治療であり、治療により目指すべき目標設定を行いその達成の為の計画を立てるのである。

[MBA講義録3]
目標とは。
目的に達する上での進捗度合を示すインジケーターである。
そして人を目標に向けてヤル気にさせるのは達成感、成長感、存在感、目的感の4つの感である。

初登校(導入講義編)終わり




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