見出し画像

台北SONG WRITING CAMP REPORT

 9月1日〜4日まで、台北で日本人作曲家と台湾人作曲家、合同でコーライティングキャンプを行いました。主催はMCIP、運営はMCIPの子会社の台湾の音楽出版社ONE ASIA MUSICです。僕は言い出しっぺで全体のオーガナイザーなのですが、MCIPという会社が、日本のコンテンツをアジアに輸出すると同時に、現地の人と一緒にコンテンツを生み出すという趣旨でクールジャパン機構と吉本興業を中心とした日本の有力会社で設立されたので、まさに設立趣旨に合致していたなと思います。

 台湾のトップクラスの作曲家が7名。日本からはSOLIFEのお二人とCo-Writing Farmから実績のある作曲家が9名、CWFファミリー的なシンガーが二人の計13名です。3人1組で毎日組合せを変えながら、1日1曲で三日間で計18曲。日本台湾両方の音楽市場がターゲットアーテイストを選んで創っていきます。

画像1

 正直、当日までどうなることか心配の種は尽きなかったのですが、結論から言うと、大成功でした。台湾のトップクラスのヒット作曲家のポテンシャルは高く、お互い語学力は十分とは言えませんが、そこは「音楽は世界言語」(前回日本でコーライトした時に、スウェーデンの超大物プロデューサーラグラス・カーが試聴会で「Music is universal language」と言ってて名言だと思いました)ということで、濃密なコミュニケーションで、高い熱量から、素晴らしいクオリティのデモが出来上がっていきました。毎日チームの組合せを変えて、化学反応を期待しながら出来上がりを待つのは楽しいです。ソニーミュージックの灰野一平さんは、A&Rとして訪台してくれて、かつ作家としても1日コーライトに加わり台湾人アーティスト向けのデモを創っていました。山口ゼミ/CWF一期生の安楽謙一も、昨年からSDRのA&R兼作曲家になっているので、A&Rとしてお題を出しつつ、作家としても創っていました。相方の伊藤涼は全体のオーガナイザーでもあるのですが、三日目はコーライトインしてました。台湾側のコーディネーターJUSTINも作家として実績あるそうで、同じ最終日はチームに入ってもらいました。こういう垣根を超えて創作していく感じも自由で良いですね。

<日本人参加作曲家> 河田総一郎(SOULIFE)、佐々木望(SOULIFE)、安楽 謙一、ペンギンス、田辺望、永野小織、TomoLow、小木岳司、KAZ KURAMURA、竹島彰規、麦野優衣、KIKI
<台湾人参加作曲家> JerryC、Roger Yo、呂孝廷、陳敬文、Holly Lou、DENA、AFire、Presto’C                        <A&Rコーディネーター> 伊藤涼、JUSIN

 これは、内部向け資料なのですが、情報量が多いので、概要をまとめた資料をつくっています。興味のある人は見てみてください(悪用とかしないでね)

 10/28〜30に行われる東京インターナショナルミュージックマーケット(TIMM)の公式セミナーで台北キャンプの総括と今後の可能性が話し合われます。興味のある方は是非、御覧ください。28日の朝10時〜です。30日のショーケースライブではJEWELがこの時に創った曲をライブで披露してくれることになっていて、超楽しみです。

「アジアというマーケットを見据えた台北ソングライティングキャンプレポート」 


モチベーションあがります(^_-)