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生きた宝石「リトープス」

リトープスという植物をご存知でしょうか?
ギリシャ語で宝石を意味する言葉「リトス」を由来とするこの植物は、一説には鳥などに食べられるのを防ぐために石に擬態した姿をしているとか。

我が家のリトープスたち

ころんと丸くて、土からほんの少し顔を出しただけの、初見では植物とは思えないかもしれない不思議な形。
脳みそ柄とか言われちゃうマダラ模様に、意外に豊富なカラバリ。

万人ウケはしないと思うけど、好きな人はどハマリする植物、それがリトープスかなと思います。
あなたはどうでしょうか?


そんなリトープスの1番の特徴は「脱皮する」こと。
中央の割れ目が左右に広がり、中から新しい葉が出てくる様子はまさに脱皮。年に一度、リトープスたちは脱皮をして大きくなっていきます。

我が家のリトープスたちは今ちょうど脱皮シーズン。

あの子もこの子もパッカーン!
(実際はジリジリと割れ目が広がっていくかんじです)


青白い地色と濃灰色の網目状の模様から大理石みたいと言われるリトープス、ボルキーの脱皮の様子を追ってみました。

大理石模様がキレイなボルキー
割れ目が広がってきました

脱皮が始まると大理石模様が薄れ、全体的にくすんで見えます。割れ目が広がるせいか、この時は縁にひび割れのような模様も現れました。
私の同居人(アメリカ出身)はこれを見て「悪魔の目みたい」と不気味がっていました😅

分頭を確認!

中の新しい葉が見えてきました。
よく見ると4つのパーツ?にわかれています。これを分頭と呼び、リトープスはこうやって数を増やしていきます。
脱皮のたびに毎回分頭するわけではないので、確認できた時は嬉しくなります!

脱皮がほぼ終了

古い葉が割れ目の部分から割けて、新しい葉がすっかり見えるようになりました!
これで脱皮は終了、古い葉はカラカラに乾いていき、やがてぽろっと外れます。
新しい葉には大理石模様がくっきり。

ちなみに同居人はこのときも「悪魔の目からゾンビのお尻が…!」と慄いていました。
言われてみれば血色悪いお尻に見えるね…😅😅


生きた宝石と言われることもあるリトープス。
魅力いっぱいで、もっとメジャーになったらいいなあと思う植物です。

水やりも少なくていいので手もかからず、室内栽培も可能。ホームセンターで数百円から手に入ります。
あ、かわいい花も咲きますよ!

咲きかけのお花。満開時の写真なかった…


皆さん、リトープスを育ててみませんか?


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