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暮らすように旅をする

ウルルン滞在記
あいのり
ケンミンショーの『連続転勤ドラマ辞令は突然に…』
知っとこ!の『世界の朝ごはん』
世界の果てまでイッテQ!
世界のどっかにホウチ民
笑ってコラえて!の『ダーツの旅』

これらの大好きな番組を見て影響を受けまくった私の夢は『国内外問わず暮らすように旅をする』ことである。1週間や1か月と言わず、季節の移ろいを感じられる程度に定住しながら旅をする。半年ごととか1年ごとに生活の地を移しながら暮らしたいのだ。

どこの場所に行きたいとか、そういうのはとっくの昔に吹き飛んでしまった。どこでもいいから見知らぬ土地へ行きたい。何だかよく分からないイベントに巻き込まれてみたい。訪れて観光をするだけじゃなくて、現地に暮らす人の生活を肌で感じたいのである。

私が旅行に行くときはたいてい2泊しかないので、いつも弾丸になってしまう。そもそも行き先を決めるのにも、日頃から食べたいものや入りたいお店の情報を溜めに溜めて、それを消化するために飛び立つ感じなのだ。

現地へ着いてみると行きたいところがありすぎて、AがだめならB、BがだめならC、CがオッケーだったらついでにDも寄れるぞ、と自然と何通りにもスケジュールが組めてしまう。
1泊2日の台北一人旅で10食を制覇した女である。とにかく目的を果たすのに忙しい。

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こういう目的を果たしていく旅も達成感があって面白いけれど、全くスケジュールを組まない、下調べもしない、現地で流れる空気と時間の速度に従ったゆとりのある旅の仕方にも憧れる。

天気が良いから窓を開けて昼寝をする。
スーパーで不思議な食材を見つけたから買って調理してみる。
なんだか地元の人で盛り上がっていたから寄ってみる。
今日は昨日気になったあそこに行ってみようかなぁと昼過ぎに思い立つ。

地域のスーパーをのぞくのが特に大好きなのだけれど、珍しい魚を調理するとか、特産の果物を剥いて食べるのはどうしても優先度が低くなってしまう。実行に移すにはゆとりが足りないのである。

半年か1年くらい『暮らすように旅をする』には、どうしたらいいか。これを現実的な方法で、自分自身も周囲も納得して実行に移すには何をしたらいいのか、何が必要なのか。漠然とざっくりと考えてみた。

一番の問題はお金である。
お金がなければ旅をすることもできないし、生活をすることもできない。ある程度働かなくても生きていけるくらいの大金を貯めておく必要がある。

次に、収入源。
日本中、世界中のどこにいてもある程度の収入を得られる仕組みを作る。どういう能力を身に着ければそれが実現できるのか、どういう職種が選択できるのか。自分の持つ能力でクリアできる方法はないか。答えは限りなくありそう。

最後に時間の確保。
仕事を辞めてしまうのか。期限付きで休職するのか。タイミングをいつにするか。フリーランスだったら案件次第でどうにかなりそうだけれど、組織に入っている人は周囲にしわ寄せがいくことを考えたら、あまりいい顔はされなさそう。

いまふわっと考えているのは、いまの会社で1年ごとに転勤するシステムは実現できないのかなってこと。人が足りない所でもどこでもいいから、どこかに異動させてもらう。その代わり、半年か1年したら別の場所に移してくれって頼む。

北海道、沖縄、東北、九州。世界も、いろんな大陸を回っていろんな文化を肌で感じてみたい。暮らすように旅をしたい。

読んでいただきありがとうございます!