「続かない」に向き合い続けて見つけた「続ける」方法
やろうとしていることがあるのに、やる気は出ないし続けられない。
そんな経験はありませんか?
今日は習慣化のプロである私が「なかなか始められないし、続かない」を「今すぐ始められて、継続できる」に変えるコツをお伝えします。
何か始めたいけど、なかなか手をつけられない。そんな悩みを抱えている人はぜひ読んでみてください。
多くの相談者様を担当させていただいたり、自分自身が習慣化に挑戦する中で身につけた考え方や方法なので、何かしら参考になるはずです。
今すぐ始めれば案外続けられる
それができれば苦労しないというお声が聞こえそうですが、至って真剣に書いています。
人は始めると、意外と続けられる生き物なんです。これを作業興奮と言います。ドイツの心理学者エミール・クレペリンが名付けたものです。
例えば部屋の掃除を嫌々始めてみたものの、気づけば本腰入れて片付けていた経験ってありませんか?
また、ちょっとだけだと思って読み始めた漫画を気づけば全巻読破していたとか(笑)
これはちょっと違うかもしれませんが、間違いなく人は始めるとある程度続けられるものなのです。
おすすめのやり方は、1分だけタイマーをセットして始めること。
読書でも運動でもお部屋の掃除でも、何でも構わないので1分だけ始めてみてください。
1分を告げるタイマーがなった時、本当に嫌ならそこでやめたら良いですし、もう少しできそうなら続けましょう。
意外と1分では終わりたくないなと感じるはずです。
始めたいものがあるなら、まず手をつけてしまいましょう。意外と続けられますから!
恐怖と快の問いかけをする
次のコツは、自分に問いかけることです。問いの力は絶大で、人は質問されると必ず答えを探し出そうとします。
そしてその内容が本能的に避けたいものである恐怖と、手にしたいものである快楽であれば行動力に影響を与えます。
その習性を活かして、問いから行動を変えていこうというお話です。
では、何を問うのか結論を書くと、
・これをやらなかったらどうなるか?
・これを始めたらどうなるか?
これを自分に問いかけるのです。ダイエットを例にしてみましょう。
Q.ダイエットをしなかったらどうなるか?(恐怖)
↪︎夏をぽっこりしたお腹で迎えてしまう。せっかく買ったお気に入りの水着を着ることもできないし、きっと夏を楽しめない。
Q.ダイエットを始めた場合どうなるか?(快)
↪︎理想の体に近づける。自信もつくし、夏を最高に楽しめる。
もう少し例を具体的にすると、
Q.目の前のケーキを食べたらどうなる?(恐怖)
↪︎せっかく決心したのにまた太る。また理想の体から遠のいてしまう。
Q.目の前のケーキを我慢したらどうなる?(快)
↪︎少しだけど、痩せられるかもしれない。何より、我慢できた自分が誇らしく感じられて嬉しい。
こんな感じです。
イメージはつかんでいただけたでしょうか。上記ような問いかけを通じて、自分の恐怖と快楽に訴えかけるのです。
それが本当にあなたにとって恐怖や快楽であれば、間違いなく行動力は上がるはずです。
それをしなかったらどうなるのか、したらどうなるのか。今一度自分に問いかけてみましょう。
意思に頼るな。仕組みを作れ。
「よし、やるぞ!」
そんな意気込みや決心で継続できれば誰も悩まないはずです。実は、習慣化や継続が上手い人は人間の意思力の弱さを知っています。
では、それを踏まえた上でどのような工夫をしているのか。
結論、仕組みや環境づくりにこだわっているはずです。つまり、努力や意思力を必要とせず、気づけば取り組んでいるような状態を作ることです。
以下3つをご紹介します
①if thenプランニング
「こうなったら、こうする」という条件式を作ることです。
基本的に、人は考えることに体力を使ってしまうと行動が億劫になります。なので反射的に行動を起こせるようにするといいです。
例を挙げます。
・朝7時になったら、散歩を始める
・夕方6時になったらPCの電源を切る
・通勤電車に乗ったら、本を開いて読書を始める
上記のような形で、こうなったらこうするとあらかじめ決めておくことをif thenプランニングと言います。
シンプルながら効果は絶大です。習慣化したいものがあるなら条件式をつくってしまいましょう!
②行動のための工数を減らす
上記と似たところはありますが、習慣化したい行動があるなら、なるべくシンプルに始められるように環境を整えておくことです。
重複しますが、人は考えることに大きく体力を使います。行動する気力が残っていない状態を避けるために手間を減らすことが大切なんです。
例えば、
・起床してからジョギングに行きたいなら、ランニングウェアを着て眠る
・日記をつけたいなら、ノートを開いてペンを置いて眠る
などなど、何かやろうと決めている行動にすぐに取り掛かれる状態を作っておきましょう。
③邪魔になるものは捨てる
集中作業したいのに、デスクに作業と関係のないものを置いていませんか?
ダイエットしたいのに、ご自宅にお菓子を置いていませんか?
自分がやりたいことを妨げるものを「邪魔になるもの」と書きました。妨げになるものが視界に入らないようにしましょう。
言い換えると、誘惑をから距離を置きましょうということです。
先ほども書きましたが、行動力や継続力のある人は、人の意思の弱さを知っています。また、人は考える(意思決定する)ことで体力を消耗してしまいます。
なので、なるべく考えなくても済む、惑わされなくても済むような仕組みや環境づくりを大切にしているのです。
デスクや部屋はなるべくシンプルに、無駄なものを置かないようにしましょう。
最強の方法「やらざるを得ない環境を作る」
これに勝る方法はない気がします。
つまり、やらないと自分が終わっちゃうような状態を作ってしまうんです。
自分が終わってしまうのであれば、お尻に火がついて行動できるんじゃないでしょうか?
では、どうやってやらざるを得ない環境を作るのか。
人と約束する
自分との約束はいくら破れたとしても、人との約束は破りづらいって方は多いのではないじゃないでしょうか。
例えば、朝活を始めたいなら朝7時にスタバで待ち合わせするとか、ZOOMで集まるとか、内容や手段は何でもいいです。
とにかく人と約束をしてしまう。そうすれば後戻りできないはずです。
期限を決めて宣言してしまうこと
周囲の人に言ってしまえば、やらざるを得ません。いつまでに、なにをやるのか、これを宣言してしまいましょう。
これはとても強力な方法で、僕も頻繁に使ってます。
・今日の12時までに記事を1本書く
・今年の7月までに体重を3キロ落とす
あくまで上記は例ですが、こんな感じで期限と内容を周囲の人に伝えています。
僕の場合、ラインやチャットを使って宣言することが多いですね。
手段は問わないので、とにかく周りに言ってしまうこと。個人的にはこれに勝る方法はないです。
まとめ
何か始めたい、続けたいことがあるなら、以下を意識しましょう。
・今すぐ手を付ける(1分でいいから!)
・自分に問いかける(やったらどうなる?)
・意思に頼らず、仕組みを作る(人間の意思力の弱さを知る)
今日の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださったあなたは、きっと行動できる人です。
今すぐはじめてくださいね!行動は必ず人生を変えますから!
読んでくださった人の人生に幸あれ!
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