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【図解1888】無意識の判断は「発言から逆算」してみる

【プロセス型】無意識の判断(論理構造の判断や抽象化など)は「自分がなぜそう判断したのか」を言語化するのが難しい。

こういう時は、「自分がした発言」の意味を考え、そこから逆算すると「無意識にした判断」を理解しやすくなる。

無意識の判断は「発言から逆算」してみるとよい。


無意識の抽象化や論理構造の判断について感じたことの図解です。

抽象化や論理構造の判断(図解も含む)は判断自体がほぼ無意識に行われているため、判断の流れや根拠を詳細に言語化することがしばしば難しいものです。


しかし、先日投稿した「チキンライスとギョーザ」の図解のエピソードで、「自分の発言内容を改めて見つめ直し、そこから無意識の判断を逆算する」ことが有効だと気づきました。

この図解は、以下のような流れで思いついたものです。

  1. チキンライスのおかずにギョーザを選んで食べようとしていたとき、妻から「チキンライスとギョーザって合うの?」と聞かれる(状況)

  2. 「チャーハンと同じ『味付きごはん』だから、まあ合うんじゃない?」と深く考えずに答える(発言)

  3. 上記の発言に無意識の判断が含まれていることに気づき、発言からさかのぼって自分の以下の判断を言語化・図解化(判断への逆算)

    1. チャーハンはギョーザに合う(事実)

    2. チャーハンとチキンライスは「味付きごはん」の仲間(抽象化)

    3. 同じ「味付きごはん」のチキンライスもギョーザに合うはず(転用)

上の「チキンライスとギョーザ」の図解だけ見るといかにも「状況→判断→発言」と理路整然と考えたように見えます。

でも実は、今回の図解の下部分のように状況→発言→判断と逆算して生まれた図解だったのです(言い換えれば、逆算して判断が明確になったからこそ理路整然と表現できるようになった)。


私が人と話していて楽しく感じることの1つは「自分がポロッとした発言から発見を得られる」なのですが、それはこの「(自分の)発言から逆算する」ことの楽しさもあるのでしょうね。

今回見つけた「発言から逆算して判断を浮き彫りにする」という手法も活用しつつ、図解のネタを探していきたいと思います。


ことわざ化:花あればそこに根あり


●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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