【プロット】軍事基地にいる食いしん坊な営業マン
沖縄には、米軍基地が多い。
旅行に来ていた俺は、沖縄らしさとは何か考えた。
亜熱帯の生態系が作り上げた独特の生態系。
バスの車窓から見えるサトウキビ畑や背の高い木々が、本州とは違う風景にアクセントをつけた。
そして、アメリカ軍の基地がもたらす名物のビールやアイスクリームなど。
終戦前、地上戦でたくさんの人々が理不尽に殺された事実の果てに、アメリカとの絆が作られた。
仕事に疲れた俺は、ふらりと一人旅に来たのだ。
ランチを食べられる基地にバスがつけた。
営業マンとして毎日お客さんに頭を下げ、愛想笑いで金融ニュースの話などをする。
会社でも家でも、経済誌を隅々まで読み話題を探し続けた。
こんなに真面目に働いても、お客さんの心ひとつでボーナスが決まってしまう。
自分の無力さを、だだっ広い食堂のハンバーガーにぶつけた。
アメリカンサイズのそれは、一口では立てに貫けないほどの高さと分厚い牛肉で対抗してくる。
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。