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同じ本を読む人とは、話が合うと思うよ

 本選びには、趣味趣向があらわれます。
 書店なら、試し読みして、買うことができます。
 インターネット通販だと、内容説明と、レビューを頼りにします。
 中身を読みたい場合には、電子書籍になっていれば、試し読みで数ページ読める場合もあります。
 帯の、キャッチコピーや、リード文、表紙から選ぶこともあるでしょう。
 インターネット通販サイトでは、類似した商品を提示してくれます。
 また、ビッグデータから、購入履歴を追跡して、同じ本を買った人が、何を買ったかも知ることができます。
 店舗のPOSシステムを、自動化して年齢、性別、購入履歴などから性格を割り出し、先回りして情報提示するわけです。
 広告戦略でもあり、人に寄り添っているともいえます。
 「同じ本を読む人と、話があう」とは、つまり趣味趣向が似通っている人なので、同じ行動をとる可能性が高いのです。
 行動が一致すれば、心情を共有できる確率があがります。
 だから、インターネット上では、現実世界では起こりにくい、共感を生みだすのです。
 ニッチ文化を、育む環境が、仮想空間にはあるので、本選びにも話があう人から紹介してもらえる可能性が高いです。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。