見出し画像

【プロット】残忍な占い師が、地球防衛軍に

 相次いで発見された地球外生命体。
 常識では考えられない生態を持つ彼らは、コンタクトを取りに行った人間を容赦なく殺した。
 そもそも地球人は限られた温度、気圧、大気などの条件下でしか生きられない。
 宇宙の常識からすればとても脆弱な生き物たちなのである。
 外敵から守るために国境を超えて組織された地球防衛軍には、優秀な戦士が集められたが、変わり者が多かった。
 六星占術を極めた平藤は、宇宙人を皆殺しにするべきだと訴える。
「彼等にモラルはない。
 人間が目に映れば、ハエのように殺そうとするのだ。
 こちらが握手を求めれば、反対の手で毒を盛ってくるぞ」
「平藤。そうムキになるな。
 何か手がないか考えてくれ」
「今地球人は、スーパー大殺界の中にいる。
 すべての人間が駆逐される可能性だってあるんだ」
 平藤の眼は真剣そのものだった。
 だからこそ、場が凍りついてしまった。
 こんな意味不明な人間が集まった地球防衛軍は、地球上のあらゆる兵器を駆使して戦う権限を握っていた。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。