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【プライベートブロックチェーンが未来を作る】ブロックチェーンという名の共同幻想

共同幻想に乗れ!

サピエンスは虚構を発明する能力のおかげで、しだいに複雑なゲームを編み出し、各世代がそれをさらに発展させ、練り上げる。
「サピエンス全史」より

ブロックチェーンは一種のバズワードである。しかし、このバズワードは甘くみてはならない。

”ブロックチェーン”というキーワードに引き寄せられるように、これまで連携することなど想像できなかったような組織同士がつながろうとしてる。大手企業とベンチャー、学生と企業、国と国。様々なつながりが生まれようとしている。

サピエンス全史には、「人類は空想を信じる力を獲得したことによって劇的な進化を遂げた」と書かれている。今僕達の目の前で起こっているのは、これに匹敵する進化である。

思えば、ブロックチェーンは宗教に近しいものがあると思う。
Satoshi Nakamotoによって生み出されたテクノロジーは、世界を一変させる可能性があることを世に示した。それがコアメンバーに伝わり軌道に乗ると、突如としてSatoshi Nakamotoは表舞台から消えた。これらの一連の流れが神話のようなストーリーを作り出している。

テクノロジーの普及にはこういった神話性と、共同幻想が必要である。
これからブロックチェーンに携わる人たちは、この神話を楽しむと同時に、共同幻想によるつながりの力を大いに利用してもらいたい。

共同幻想の力が弱くなる前に、様々な発展があればいいなと思う。

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