おはようドグ～！

今日は朝からエッセイをお届けするドグ～！(*´ω｀*)

今から６年くらい前に、ドグ子が地元で開催している占い大会（占いイベントをドグ子はこう呼んでます☆）に若い女性が現れてこう言ったんだドグ。

「あの、私、職場でお客様の骨にヒビを入れてしまいまして……どうしていいのかわからなくって……」

「そっか～。じゃあ、占うね。あ、大丈夫。治るから安心していいって出てるよ。時間が経てば治るし、安らぎを表す蓮の花のカードが出てるから」

「そうですか……良かった……。あ、あの、私、友達が一人もいないんです。それに家庭環境も複雑で……」

「そっか～。占うね～！　ああ、大丈夫。ちゃんと勇気を持ってぶつかったことで問題は解決されましたっていう、ホルスの勇気を持つ目が出ているから、心配ないよ。友達もできます」

「そうですか……良かったです。あの、ドグ子さんのエッセイ、いつも読んでます。元気になります。がんばってください」

「ありがとうドグ～！　がんばるドグね！」

さてさて。占いのイベントを開くと、ひっきりなしに一日20人を占うドグ子なんだドグけど、何故かその日の終わりに彼女のことが気になったんだドグ。

「友達いないのは、すぐに解決できるって出てたけどこの子、友達いないのかあ……美人なのになあ。」

そう思ってたらふと、「あ、私が友達になればいいんじゃん」って考えが浮かんでメールをすることにしたんだドグ。

そしたら彼女のメールアドレスに、私の大好きなアニメのキャラの名前が入っていたんだドグよ！！　電話をかけてドグ子は言ったドグ。

「あ、友達がいない件なんだけど、私と友達になればいいから。あと、うちの母親は書道教室をやってて、みんなのお母さんだから書道始めるといいよ！　母はみんなの母だから」

と、思いつきだけでものを言うドグ子の言葉を真に受けて、彼女は書道を始めたんだドグ。

今にして思えば、ドグ子が行ったアドバイスで最も良かったものは、この「書道を始めるといい」という言葉だったドグ。

書道を始めるにも、初期投資が必要で。

道具を揃えるのに2万5千円くらいかかるのね。でも、彼女は飛び込んで来て、書道教室で書を習い始めた。

書道教室のおばちゃん達は彼女の良き相談相手になってくれて、母は思った通りに彼女の母のように書を教え、小学生の子どもたちは彼女の美しさに憧れたんだドグ。

でも、書道の一番の効果は、週にたったの1時間でも、頭の中が書のことでいっぱいになることだったドグ。

ドグ子が2019年一番気になっていたのが、人間がいかに過去の事象に振り回され、それを何度も考え、その過去の事象に引っ張られているかなんだドグ。

彼女も結局、置いていった母親のことを何度も考え、職場での失敗を繰り返し考え、コイルを巻くように地場を強くして不幸を引き寄せていたのね。

失恋するとこのコイル、めちゃくちゃ巻くよね！

書をやってる人同士で会話すると、書の一番いいところは、「無になれること。」

この無は、夢中のムでもあって。ものごとに熱中している時、人は悩まないんだドグ。

そんな彼女ともう７～８年くらい一緒に書道を習い、気づけば書道五段になっていた彼女。彼氏もできて、いっぱい悩んだけど結婚も決まったんだドグ。(*´Д｀)

書道十級から始めて、週に一度のお稽古でがんばって、もう五段ドグよ。本当に真面目にがんばったドグ。字がすごくうまくなった。

本当は、頭の中を書き換えることができるんなら、書道に限らず、何でもいいんだドグよね。筋トレでも、ピアノでも、何でも。

さてさて。

これを読んだ人を今すぐしあわせにするにはどうしたらいいかを考えたドグ子は、とりあえず頭の中で巻いてるコイルを

巻くのあきらめてもらって！！(^o^)！！

歌でも歌ってもらおうと思いますドグ！

あのね、昔からある般若心経唱えるやつも、写経するやつも、「ありがとう教」っていって一日に千回「ありがとう」を唱えるやつも、仕組みは同じだから。

頭の中で繰り返し考えてる不幸なやつ、もう考えなくていいよってことだから。

考えるのやめて、歌でも歌ってみましょうドグ。

ちょうどクリスマスの前なので、お届けするのは「きよしこの夜」ドグ～！

あと少しでクリスマス。

大丈夫。あなたはもう、無駄なコイルを巻くのを止めて、何なら筋トレ美人にもなれるし、書もうまくなるし、声楽ですっかり楽しく生きていけるから。

皆さま、良いクリスマスをお過ごしください。(*´ω｀*)

　　　　　きよしこの夜

きよしこのよる　
星はひかり、
すくいのみ子は　
まぶねの中に
ねむりたもう、
いとやすく。

きよしこのよる　
み告げうけし
まきびとたちは
　み子のみ前に
ぬかずきぬ、
かしこみて。

きよしこのよる　
み子の笑みに、
めぐみの御代（みよ）の　
あしたのひかり
かがやけり、
ほがらかに。