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母はサイコーの聞き手。

母がどう思っているかはわからないけど、わたしにとって母は間違いないくサイコーの聞き手なのだ。母は資格を持っているわけでもなく専門職についているわけでもなく、どこにでもいるフツーの母ちゃんです。

内(ウチ)ではずっとしゃべってる

昔から、わたしは外(ソト)ではあまり話さないけど内(ウチ)ではずっとしゃべってる子でした。ウチの人たちは、父以外(母、妹、わたし)は全員、一方的にしゃべって、他の人がしゃべっているのに、ぜんぜん違う話を同時にしゃべる。相手が聞いていようがいまいが、それで、だれもがスッキリするというのが日常でした。

結婚して親元を離れてからも、時々実家に帰っては一日中しゃべりまくるというのをずっとやってました。名古屋に引っ越してからは、たびたび実家に帰ることもできなくなってしまいましたが、それでも2ヶ月に1回ぐらいのペースで電話するか、母からかかってくるので、毎回1-2時間ぐらいしゃべり倒しています。たいていは愚痴。2割はどうしたらいい?という相談。

傾聴の基本的態度(a.自己一致、b.無条件の肯定的配慮(受容)、c.共感的理解)

母はわたしが話している間、ほぼ相づちしかしません。「うん、うん」「そうかね」「やっ困るっ」「えぇー」「やだよぉ」「あれぇ〜」「そうかね」。わたしが話しきったところで、母も話したくなるようで近況を話し出します。「コロナ(の予防接種)行ってきたよ」「お父さんがね…」。それで、最後は決まって母から「まっ、がんばんなさいよっ」の一言があって、電話は終了。

アドバイスもなければ結論も出ないけど、スッキリするのでそれで良し。

ちょっとカッコよく言うなら、ロジャーズの傾聴の基本的態度(a.自己一致、b.無条件の肯定的配慮(受容)、c.共感的理解)ができているのだと思う。母はありのままだし、わたしを尊重してくれてるし、わたしと同じ視座で景色を見てくれる。

相づちは「はひふへほ」と「さしすせそ」で足りる

何年か前に傾聴ボランティアしたときの先生が教えてくれた相づちで、特に男性で普段あまり話さない人(身近だと夫とか)には、これがいいよと教わったのが、「はひふへほ」と「さしすせそ」。


「へぇー」
「ふーん」
「ほー」
「うんうん」
「そんで」
「そうなんだ」
「信じられない」
「知らんかったー」
「そんで」
「そうなんだ」
「すごいね」
「そんで」
「ほうほう」
「そんで」
「知らんかったー」


「そうなんだ」「知らんかった・信じられない・すごいね」「そんで」の無限ループ。会話が長く続かない人、ぜひお試しあれ。

ここで相づちのバリエーションをメモしておこう

◯定番の「はひふへほ」
は:はい
ひ:ひょー!
ふ:ふむふむ
へ:へぇー
ほ:ほうほう、ほんで?

◯基本の「さしすせそ」
さ:さすがー、サイコー、最強
し:知らなかったー、信じられへん
す:すごいね、ステキ、すばらしい
せ:センスあるね、せやせや、
そ:そうなんだ、尊敬するー、その通り、それで?

ついでに、五十音全部いける!?

◯あいうえお
あ:ありがたいねー、あちゃー、あぁあ(残念)
い:いいね
う:うんうん、うれしいー
え:ええええ、えらい!
お:おぉ!

◯かきくけこ
か:かっこいいー、かわいいー、からのー
き:キレイ、キマってる
く:クールだね
け:
こ:困ったね

◯たちつてと
た:たしかにー
ち:ちょーいいじゃん
つ:
て:
と:

◯なにぬねの
な:なるほどー
に:にくいね
ぬ:ぬんぬん(なんなん)
ね:
の:

◯まみむめも
ま:まじかー、迷うね
み:みんなそう
む:むむむ(怒)
め:
も:もぉ(怒)

◯や
や:
ゆ:
よ:よっ、日本一!

◯らりるれろ
ら:
り:リスペクトです
る:るんるん
れ:
ろ:

◯わ
わ:わぉ

まとめ

さすが「さしすせそ」は最強。
しんどー、
すべては出てっこなかったー
せめて一つずつは出したかったー
そんな日もあるさ

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