宣伝会議の「編集・ライター養成講座 即戦力コース 米光一成クラス」って?

宣伝会議の「編集・ライター養成講座 即戦力コース 米光一成クラス」をご存じだろうか? もしかするとライターや編集の学校を探した経験のある方はご存じかもしれない。第12回目にして初のオンラインクラスを実施する当講座に申し込み、2020年9月26日(土)にいよいよ初回授業を迎えた。「『米光一成クラス』とはなんぞや?」と疑問のお持ちの方へ概要と講師について簡単にご紹介する。

プチ専門ライターを目指す

「編集やライターになりたい!」と思っても、未経験から業界に飛び込むのは容易ではない。既にその道の「プロ」が山ほど存在するからだ。特に、映画やスポーツなど人気ジャンルともなればプロのライターはごまんといるため、競争率はグンと跳ね上がる。

そこで米光クラスでは、まず「競争相手の少ないマニアックな専門分野」を見つける。マニアックな専門分野は、「興味のある分野」「自分の職業」「身近に転がっているテーマ」などから各自が決めればOK。そして1コマ2時間全10回の講義を通して、専門分野のライターになるべく鍛錬していくというわけだ。ちなみに各々のマニアックな専門を「プチ専門」と講座では呼び「プチ専門ライター」を目指していく。

講師の米光一成とは?

当講座の講師、米光一成先生。失礼ながら講座を受講するまで存じ上げなかった。宣伝会議のホームページに掲載されている先生の顔写真。ややあごを上向きに、目線を斜め下へ落とし口をへの字に閉じている…。この写真から「厳しそう…」というイメージを抱いていた。しかし、授業が始まると印象は一転。穏やかな話しぶりに安心感を覚え、授業の前半で緊張は解けていった。ちなみに、ホームページの画像はもう何年も変更されておらず「人を集めるのに不向きな写真だから変えたい」が先生の本音だそう…。

初回ということで授業は先生の自己紹介からスタート。驚いたことに、米光先生はもともとゲームクリエイターだった。しかも、かの有名な落ち物ゲーム「ぷよぷよ」制作の企画、監督を務めたという! 子供のころ「ぷよぷよ」でよく遊んでいた私は、内心食い気味に耳を傾けていた。ちなみに、ぷよぷよの前進に「ヒトヒト」というゲームが存在したそう。

米光先生が「プチ専門ライター」を目指すよう指導しているのには、自身の経験が関係している。米光先生はゲーム制作会社を退職後、当時ライバルが2人しかいなかった「こっくりさんライター」へ転身。「怖い話」の特集記事の依頼をきっかけに編集者と知り合い、自分を売り込んでライターとして仕事の幅を広げたという。

授業中、先生の言葉に印象深いものがあった。それは「選択を迫られてどちらか迷ったら、難しそうな方を選べ」だ。踏み込みすぎかなと思うくらい、ガンガン攻めて行けという。攻めの姿勢が思わぬ出会いや経験をもたらして人生を変えるのだろう。ライター・編集のスキルはもとより、先生からいろいろ学んでいきたい。


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