30代 独身女子の日常<保険のトップセールスマンと>

今日は、世界一の業績を誇る保険会社の営業成績日本ナンバー1に、私の保険を見直してもらった。(彼に伝えていることは、知り合いにお願いされて保険に入っていることを伝えているだけ。)

これから書くことは保険の基礎中の基礎。書くことすらバカバカしいけれど、考えたことがないことだった。保険には、年金保険と生命保険と死亡保険があって、独身の人には死亡保険は関係ないらしい。だって、家族がいないから。

つまり、独身の人に必要なのは、老後と病気のときに助けてくれる保険。

そして、最近の傾向としてはこんなことがあるらしい。生命保険には、入院したときにお金が払われる保険っていうのは多いけど、いまどき入院なんてさせてもらえなくて、通院で手術して終わり。

たとえば、入院1日につき5,000円おりる保険に入っていたとして、5日しか入院できなかったら5,000円×5日で25,000円しかもらえない。これじゃ、支えにならないよねと言ってた。

だから、病気を診断されたとき、先進医療の費用を払ってもらえるような保険に入った方がいいとか言ってた気がする。

それから、聞きにくいこともぐいぐいと聞かれた。「いま貯金してる?」「いくらくらいしてるの?」。微々たる金額を伝えると「1か月で10万貯金できる?」「貯金するなら、絶対使わないように口座開いてね」とも言われた。

そして、「人生が90年として、60歳から30年はひと月いくらで過ごす予定?」と聞かれ、「30万くらい?」と言うと、驚いた顔をしながらも計算してくれた。33歳から60歳までの27年(300,000円×27年×12ヶ月/年金は月5万と仮定)で計算したら、1億以上稼がないといけなかった。

東京にいたら金銭感覚がマヒするけど、前菜食べて、メイン食べて、デザート食べてみたいな食事は、貴族の食事だからね。だからって田舎の人が、貧しい食事をしているわけじゃないわけ。テーブルのなかには、ちゃんと栄養がそろっているから。

保険ってのは貯金がある人がするものだから、まずは貯金をしてから保険に入った方がいいよと言われた。

最後に、みんながやりたい業界って給料やすいよね。早く夢の世界から出てきた方がいいと思うよ、いま30代世代の老後って厳しいからねとも言われた。

「これから何するの?」と聞かれて、「エルメスで展示見る予定」と言うと「へぇ、休みの日もそういうのに興味あるんだね」と驚かれた。「あそこは、展示見るのも映画もタダだよ。いまやってるのは、外国の写真家で民族的なものが気持ちよく撮影されたものだから、だれが見てもおもしろいと思うよ」というようなことを言ったら、きょとんとしていた。「俺は、これから豚の丸焼きの会にいくよ。池袋なんて、人生で3回目。いつもは銀座と○○と●●だから」と。「貴族の食事?」ときくと、「質素なお店でやるよ」と返された。

地下鉄の駅から1分弱の地下にある喫茶店で話をしたので、なんとなく駅まで一緒に歩いた。彼が「まだ時間あるから、漫喫いこうかな」と言っていたので、「へぇ、そんなとこ、いくんやね」と言うと、「いくよ~」と言っていた。

丸ノ内線の改札近くで「1本で行けんのか。でも、やっぱり、家かえって車で行こうかな」とも言っていて、さっきまで俺も給料のわりには質素な生活してるよ。と言っていたことが、営業トークだったのだと思った。

書いてたら、恐怖のせいか耳から血が出てた。


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