どうも！！極右です！！鳴き声はガオー

今日はみなさん待ちに待った最強の生物を決定させたいと思います！！
僕が提唱しているフィジカルこそ最強理論に基づき、生き物好きの僕がガチでマッチメイクしたカード揃いなので楽しんでいってください！


エントリーNo1 カバ

体長は3.5m〜4m、体重は1.5tぐらい
原住民ですら1番怖がる危険生物！
分厚い皮膚に覆われ、耐久力は文句なし。
スピードは30km/hと遅めだが、4、5分潜水できる肺活量があり、縄張りを侵された時の攻撃性はおそらく動物の中でも最高クラス。
噛みつき、突進、水への引き込み、即死級の攻撃をいくつも持っているトップ選手である。


エントリーNo2 香川照之

身長171cm、体重不明！カマキリ先生こと大和田常務こと香川照之！ホステスの楽しみ方を多分間違えすぎていた男！今回はサバンナに出航命令です！
カマキリとの対戦なら無類の強さを誇るのでしょうが、今回の相手はカバ！
ホステスの髪を引っ張ったり、罵声を浴びせることのできる残忍さがどう試合に活きるのかが見ものである！

〜試合展開〜

カバが欠伸をしている沼に恐る恐る入っていく香川。その手には大きめの石が握られている。おそらく気づかれずに近寄り、一撃で脳天を仕留める作戦だろう。
と、その時！カバに気付かれた！吠えながら物凄い剣幕で泳いでくる！まずい！水中戦では勝ち目がないぞ！
香川はずぶ濡れのズボンを引っ提げ、なんとか沼を抜ける、しかし体力はもう残っていない！
カバは歩を緩めず近寄ってくる！
香川はその時、咄嗟の判断で土下座。まさに半沢直樹のあのシーンの再現である。カバの歩みが止まる。
この人間は死んだのか？戦意を失ったのか？
野生界ではあまり見ることのない姿勢に戸惑っている、香川は苦虫を噛み殺したような表情のまま、顔を上げることができない。
カバはじっと香川を見つめている。

翌日、頭から噛み砕かれた香川照之の死体が発見された。　勝者！カバ！恐ろしや！

エントリーNo3 アフリカゾウ

こちらも最強の声名高いアフリカゾウ。
体長は6〜7.5mにもなり、最大体重は10トン。
正直この時点でもう優勝でいいじゃんと個人的には思ってしまうのだが、一応強さを説明しよう。
まず水を求めて彼らはアフリカ大陸を一年間ずっと群れで歩き続ける。もちろん肉食獣の群れに襲われる危険もつきまとう。
メンタル、スタミナ、骨の強さ、フィジカル。強さに必要なものが育つには十分な生育環境である。さらに、草食系哺乳類の中だと賢いことで知られている。フィジカルの強さに加えて、相手の弱点を重点的に角で突くような肉食獣的な強さも兼ね備えているのである。
流石に東大卒の香川照之ほどではないが、ホステスで暴れない程度の知性は持っているのではないか。

エントリーNo4 俺

満を持して登場である。身長165cm、体重54kg。好きな食べ物はシーフード。得意技は右の前蹴りである。
小学生の頃、地域の相撲大会で同級生の女の子に持ち上げられ、圧倒的な敗北を喫し、相撲を引退した過去がある。
自分の家族や仲間が傷つけられることには特になんとも思わないが、自分が傷つけられるとブチギレる逆ヤンキーである。年下には強くでれるが、年上にはヘコヘコする一面も兼ね備えている。

〜試合展開〜

ゾウが水を飲んでいる。まだ俺には気づいていない。俺はいつも通り全裸だ。
「来いよカス野郎！！」
何を思ったか俺は大声をあげてゾウを煽る。水を飲んでいるところを邪魔され、ゾウは明らかに目つきが変わる。
ズシン、ズシン、一歩ずつ巨木のような4本の足が近づいてくる。
俺は震えている。鼓動は耳元まで響いていて、腰から下に力が入らない。
ゾウとの距離、残り15m、14m、13m、、
近づいてくる絶望を前に俺の顔は引き攣っている。
ゾウは殺意マックスの直線移動で俺の下に近づいてくる。
インドではゾウが神様として崇められているらしいが、今ならその意味がよく分かる。
動物園のあの匂いが風下の俺に吹いてくる。
残り10mに差し掛かったところで、
「ズボッ」
「バゥオオォォォォン」
ゾウの断末魔がサバンナをこだまする。
そうだ。用意していたトラップにゾウがハマった。前日から現地入りし、7メートル程掘った大きな穴の下には、猛毒の黒曜石の剣山と、えぐい毒ガスと、薬局で買った気持ち程度の弱塩酸が入っている。
暴れるゾウの体と口からは鮮血が溢れている。
武者震いが収まった俺は黒目の濁ったゾウにゆっくり近づく。

「カス野郎は、俺だよな」

そう言ってウイスキーを天に向けてから、一口飲んだ。
勝利の美酒は甘美なんてもんじゃなく、ほろ苦く俺の食道を温めた。

勝者　俺！！　優勝目指します！！

次回へ続く！！