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2017年イタリア旅行記⑱モルタデッラとトルテッリーニ!

以前の記事にも書いたけど、ボローニャ滞在の一番の目的は
美味しいモルタデッラとボロネーゼが食べたい!
ってことだよ!
ボローニャの記憶おぼろげで…とか言いつつ何個も記事を書いてしまって申し訳ない。
はい、この記事が本番です。待たせたね!飯の話だよ!


モルタデッラ

まずはモルタデッラから。
行ったのはマジョーレ広場のそば。サン・ペトロニオの隣にある「051 Osteria」。

見よ!この美しいハムを!

ボローニャで食べたモルタデッラ(7ユーロ)

日本でもモルタデッラは結構見ると思う。スーパーでも売ってるし、私は日本で手に入るそれも大好き。
でもね、ボローニャで食べたモルタデッラ、こいつは最強だったんだ。

写真で見ても伝わると思うけど、まず厚み。思っていたより薄くスライスされていて、それでいて凄くしっとりとしている。
この時食べた物はピスタチオが入ってなくて胡椒の粒が点々とあるのみ。塩味もそこまで無くて、自然な味わい。そして脂はあるけど油っぽさは皆無。
色も日本で食べてるものだと着色料?のピンクが気になる事あるけど、肌色に近い自然な色だった。
これがね、本当に美味しくて。ボローニャに行ったらまずこれを食べるべきだと思う。

写真で見ると一人旅でこの量は大変じゃない?って思うかもしれないけど、優しい味なのでぺろりと食べれてしまう。
あー写真見たら食べたくなってきたよ!ボローニャに行きたい!

トルテッリーニ

続いてはトルテッリーニ!
食べたかったボロネーゼの話じゃないんかい?って話だけど、これは同じお店で食べた二皿目なので先に。

ブロードの中に沈むトルテッリーニちゃん(13ユーロ)
Tortellini in brodo

トルテッリーニもボローニャで有名な料理のひとつ。
ラビオリみたいに生地の中に詰め物をしたパスタで、ブロードに浸かって出てくることが多いのかな?クリスマスの定番だそうです。
このトルテッリーニ、ただのスープっぽい見た目じゃない?洋風水餃子かな?みたいな。
でもめっちゃ美味しいんだ。そして洋風水餃子ってのは結構当たっている。

黄金色に輝くブロード。中に沈んだトルテッリーニ。
スプーンですくって恐る恐るトルテッリーニを噛むと、ブロードが口の中にぶしゃーっと広がるわけですよ。
ほんと、美味しくって。モルタデッラも美味しかったけど、トルテッリーニも是非食して欲しい。

ちなみにこのお店でのお会計は合計27ユーロでした。
(モルタデッラ7ユーロ、トルテッリーニ13ユーロ、グラスの赤3ユーロ、ミネラルウォーター2.5ユーロ+コペルト1.5ユーロ)
思っていたより高いな…。美味しいから全然いいけど!

ボロネーゼ

続いてボロネーゼなんだけど

ボローニャで食べたボロネーゼ

これはねー、うん。美味しかったんだけど思ったより普通だった。
ハズレを引いたのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。わからない。でもあまり感動はなかったなー…。

でもね、日本で(適当な店で)食べるボロネーゼとは違って、やっぱりもっと獣の味と香りがする。
これはおそらく使われている肉がひき肉だけじゃないことが関係していると思う。
イタリアのレシピではそうするらしいと聞いて、以来私はコッパやサラミのような香りのある肉を細かく切って一緒に入れるようにしてる。香りが全然変わってくるんだよね。この店が何を使っているかはわからないけど、ひき肉だけではないはず!

とまあ、こんな感じで…
美味しかったんだけど、家で作るのとあんまり変わらなかったのが正直な感想。
ボロネーゼは次回リベンジかなー?

イタリアで中華料理!

さてここまではボローニャらしい物を紹介してきたんだけど、ボローニャではイタリア滞在で初めて中華料理を食べたよ!

じゃーん!麻婆豆腐!

麻婆豆腐!

そして…青島ビール!

青島ビール

もうね、限界でした。
洋食以外が食べたくて。日本食を探そうかとも思ったんだけど、ホテルの近所にバリバリの中華屋さんがあったので入ってみたの。

行ったのは「La Rosa」。
めっちゃイタリア語の名前じゃーん!って思ったけど、薔薇≒赤だから中華らしいっちゃ中華らしいのかな?

お店の中は都内のビジネス街にある中華料理屋みたいな雰囲気で、店に入った瞬間になんというか「帰ってきた感」があった。東京の中華屋とおんなじ雰囲気。めっちゃ落ち着く…!
でもバリバリ中華の内装なのに飛び交う言葉はイタリア語で、ちょっとそれが面白かった。私は今何語を喋ればいいんだ?って頭が混乱したよ。

さっぱりとした青島ビール。そしてあまりに食べ慣れている麻婆豆腐。私は中国に行ったことが無いので本当の中国の麻婆豆腐はわからないんだけど、どちらかと言うと日本に近い味だった。
あとお米。中国人がイタリアでやっている店なのでもちろん日本米ではないんだけど、白いお米にこんなに癒されるとは思ってもみなかった。
古くから私を知る友人がこの言葉をきいたら目を見開いてびっくりすると思う(←元は白米嫌いだったので。今は食べられるよ)。

久し振りにアジアの食事を食べてなんか本当に癒された。
(チェコでもお寿司食べたでしょ!ってツッコミは受け付けるけど、寿司四貫じゃ食べた気しないのよ~)

中国の人って世界あちこちに住んでいて、それが嫌なトーンで話題になることもあるんだけど、今回中華料理に救われたので見方が変わった気がする。

別に元々嫌ってはいないんだけどね。
でも国外で日本料理屋見ると日本人じゃなくて中国人なんだろうなって思ったり、その事に対してうーんって思ったりしたことあるからさ。

でも、世界中どこに行っても大きな都市には中国人がいて、中華やら寿司やらがあるって結構助かる。日本人の作る和食があったら一番嬉しいけど、人口の差を考えると贅沢は言えない。
中華料理だろうがエセ和食だろうが、食べ慣れたものに近いものが食べられるって結構安心するんだなって思ったわけです。

なんか話がとっ散らかっちゃったけど、まとめると、ボローニャ美味しい物たくさんあるよ!あと海外で食べる中華まじ救われる!って話でした。

ボローニャの話はここまで。
次はミラノに帰っていよいよ帰国です。

つづく



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