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2017年イタリア旅行記⑰ポルティコな街ボローニャ

ボローニャと言えばポルティコ!

ボローニャを知る人ならば、どんな街?と聞かれたとき「ポルティコがたくさんあってね…」という話をするんじゃないだろうか。
ポルティコというのは、詳しくはこちらの記事を読んでもらいたいのだけど、建物の二階部分から張り出すように作られた柱廊のことで、写真で見るとこんな感じ。

ポルティコ
よく見ると奥の建物もポルティコになっている

元は違法建築で、二階から上の面積を増やすために増設されたものだったそう。張り出した部分の外側に柱が付いて、あたかも元から通路があったかのよう。
このような柱廊が街中にたくさんあるのがボローニャの街並みの特徴。
なので、ボローニャに来て「ポルティコを見に行かなきゃ!どこだろう?」って焦らなくていい。そこらへんにあるから。もうあちこちにあって、探さなくてもすぐに見つかる。

ボローニャ国際音楽博物館

ポルティコを通って街をぶらぶらしていたら、音楽博物館らしきものを発見。

ボローニャ国際音楽博物館&図書館の入口
Museo internazionale e biblioteca della musica

事前に全然調べてなかったので見つけたのは運が良かった。ボローニャの斜塔の近くにあったよ。
展示は古楽器とネウマ譜などの年代物の楽譜、あとは有名作曲家の直筆の楽譜や手紙、肖像画などなど。結構見ごたえがあったと思う。
あとね、階段にかかっていた装飾がめっちゃ綺麗だったので、見てほしい。

吹き抜けにかかる装飾

もうこれが本当に美しくって。星のモチーフの飾りが天から降り注いでいるみたいだった。
多分10分くらい眺めてたよ。またこれを見に行きたいなー。

ボローニャの斜塔

さて次はボローニャの斜塔。
斜塔というと真っ先に「ピサの斜塔」が思い浮かぶけど、ここボローニャにも斜塔がある。それも二本も!

ボローニャの二つの斜塔

場所を変えてもう一枚。

傾き方がヤバい

二枚目の写真の手前側の塔は、1100年代にはもう斜塔として有名だったみたい。建てられてすぐからだよ!どういうことなの?欠陥住宅みたいな感じなの?(←住宅じゃない)

日本人なのでどうしても「地震あったらどうするんだろう」って思っちゃう。耐震工事はお済ですか!?って心配しちゃうよねぇ。
傾いた建物なんて怖すぎて近寄りたくないんだけど、何百年も傾いたまま置かれていて、さらにそれがまだ無事なのも凄い。

紋章だらけの図書館!

今挙げた以外にも図書館とか教会とか色々行ったんだけどね、残念ながらあんまり写真が残っていなかった。
図書館だけはかろうじて写真が残っていたので紹介するよ!

図書館と書いたけど、こちらはボローニャ大学の建物。
ボローニャ大学は「ここがキャンパスです!」っていう場所がなくて、大学の建物が町中に点在している。なので街自体がキャンパスなのだそう。
この建物は16世紀に建てられたもので、現在の名称としては「アルキジンナジオ」と言います。

中庭

下の写真は中庭に面した回廊。
天井や壁の装飾を見るとたくさんの紋章が飾られているんだけど、これらは卒業生たちの家の紋章らしい(古い時代のね)。
紋章はここだけじゃなくて建物内のいたるところで見る事ができて、紋章マニアにとってはたまらん場所だと思う(私は全く覚えられないので眺める事しかできなかったよ!)。

回廊

上の写真では、正面左の壁に紋章がずらりと並んでいる。天井にもたくさん。

回廊の古い天井画

建物内部も見たんだけど、夢中だったのか何なのか、写真が一枚も残っていなかった😢
夢中だった割に中の事はあまり覚えていないんだけど、今改めて検索すると、「おお、あったなコレ!」って思うので多分見たんだと思います。
脳みその容量が小さいので消えちゃったのね。

その他気になった事

ボローニャって、赤い建物多くない?
他の都市より赤っぽい色をたくさん見た気がするよ!

ちょっと駆け足だけど、ボローニャの街の話はこのあたりで。
次回は食事の紹介をするよ!

つづく

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