前回のふりかえり
2回目のセッションが終わったので、備忘も含めて記載していこうと思います。
前回は、「リサーチのはじめかた」をもとにワークを実施したが、うまく自分のテーマが見つからずに、刺さる問いにならない、という点で終わってしまった。今回は、一旦「どう見られるか」を横において、自身のテーマを掘り下げてみること注力します。
結果的に、自分の興味があるテーマと人類学のテーマの交点を見つけられそうです(技術人類学という領域と繋がりそう)。とはいえ、焦って小さくまとまってしまうと、前回と同じくなってしまいそうなので、ゆっくり育てていこうと思います。
ワーク(2度目):テーマの洗い出し
前回ふれた、「古いもの(バイクや古民家)のレストアに興味があり、そのYOUTUBEを見続けてしまう」ということを起点に、10分で、どのような点に興味を持ったのか、なぜ興味を持ったのか、を書き出してみる。前回よりも自分自身の言葉で自身の関心に沿っている気がするし、素直で小さくまとまっていない点が、磨かれていない原石な感じもする。メンターからのフィードバックも概ね同意。ここまでは、変に小さくまとまることを避けられている点が前回からの改善点。ポイントは馬鹿げているとか、自分の感想を一旦挟まずに興味に素直になること。
この後に、いくつかの検索ワードで検索。雑多にヒットする情報を書き出して、24時間の間をおいた後に、3つの質問に回答。
ここまでで、メンターからのフィードバックは「実施したことをできるだけ記録しておくとよい」ということ。例えば、検索を行ったのであれば、検索に利用したキーワード、媒体(youtubeなのかgoogle検索なのかCiniiなのか、他の特殊な媒体なのか)、検索中に実施したこと(メモを取った、並行してこんなことが気になった、等)、思ったこと、気づいたこと。等をメモしておくと、後でふりかえった際の情報量が増える。その際のメモは、整理は後に時間を実施することになるので、特に形式を気にせずに、記録する。気になった一言のように全てでなくてもよい。
ワーク(2度目):テーマ周辺にある退屈なことの洗い出し
退屈に感じることはテーマ別の角度からクリアにしてくれるとのことで、テーマ周辺にある退屈なことを洗い出した。僕はレストアに対する「批評行為」が退屈に感じたので、そこを掘り下げてみました。
ただし、メンターからのフィードバックで、この進め方は本来の趣旨とはズレていることがわかった。ただ、実施したことで別の発見もあり、意味はあったので、記載します。
興味深かったのは、このワークをすることで「批評」に関しての認識が変化したことです。当初は「批評行為」は自身で物作りできない人がマウントを取る行為に近いと感じていました。ただ、批判、批評(評論)に分かれており、プロダクトの背景を用いた適切な批判は、プロダクトが置かれた文脈をクリアにすることを助けて、視野を広げてくれる可能性もある。加えてそこに自分の意見を加えるような批評は、多数のプロダクトを見てきた横断的な視点や読み手に沿った言葉の変換が行われることもあり、周辺参加者を増やすこうかもあるでは、と思い返すようになりました。
といったことをメンターに話したら、今回はワークのやり方を間違ったが、気づきを得られた。その変化の経緯を共有するという意味でも今後はメモを残した方がいい。仮にワークのやり方が間違っていても経緯のメモが残っていれば、副次的に得られることを探ることができる。とのフィードバックをもらった。
ワーク(2度目):問いを作る
前回に続き、関心があるテーマ、退屈だと感じることを踏まえて、小さな問いを作っていく。問いを作ることでテーマと自分の交点への理解を深めることができるし、問いはを整理したり、育てていくことで、将来的には「問題」として扱うことができる(次回以降で扱うワーク)
フィードバックとふりかえり
全体を通じてメンターからは、前回と比較して、自分の言葉で話しているし、具体的な点を話しているように見えるとのフィードバックをもらいました。自分が持っている印象と近かったので一安心。ただ、まだ正解を探りに言っているときがあるので、その点はもっと徐々に自由になっていこうかなと思います。
もらったフィードバックや議論の概要が興味深かったので共有します。