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NVC読書会 #4

イントロ

 今回の読書会では、NVCにおいてNeedsとともに重要な概念であるRequestについて学びました。前回までとはスタイルを変えて、今回はMiroではなく、GoogleDocsを使って、テキストベースで話していくスタイルにも挑戦してみました。

チェックインとキーワードの書き出し

 おなじみメンバだけだったこともあり、今の気分をシェアしてチェックイン。話しているうちに、ゆるゆるとみんな気持ちが整ってきたので、「わかりあえない」を越えるの中の「3 人生をよりすばらしいものにするには」の中から気になったキーワードを書き出しました。

ダイアログ

 キーワードを書き出したところで、そこを起点にダイアログにシフト。

上手なRequestをだすには

 最初は、パートナーへのRequestの出す際の自分の気持ちに目を向けて。Requestの出し方が難しいという話が出ました。イライラが先にくると、うまく表現できなくて、自分のニーズが置いてきぼりになることもある。もっと悪い場合には、イライラが募ってRequestと言うよりも強要になってしまう。結果、そもそもの自分のニーズとは全く異なる状況になってしまった。強要はコミュニケーションに破壊的な距離を及ぼす、という話からスタートしました。
 次には、Requestを表現する方法、表現方法を学んだこともないし、学んでいたとしてもストレートに表現することは恥ずかしい。なので、小出しにRequestを出して、出すことに慣れること、ハードルを下げることにトライしている、という工夫の話になりました。この辺は男女で感じ方が異なる部分もあり、男性は伝えない、女性は感じ取ってほしい、と言うような背景があるなかで、互いにどんなふうに表現を工夫できそうかね、という話で盛り上がりました
 続いて、Requestを出すときの相手の状況への配慮の話に続きました。自分のニーズに基づいて相手にRequestを出すのですが、相手が忙しい状況も有るわけで、その中でRequestを出して良いのだろうか、という気持ちになってしまう。
 この辺から、うまくRequestを出すためには??という話から、相手の踏まえて、なぜRequestが必要があるのか?という方に目が向いていきました。

なぜRequestが必要なのか?

 Requestは自分のNeedsを満たすため出す、相手へのお願いごと。前提として自分は自分のNeedsと深くつながっている必要がある。そして、自分のNeedsが相手にも理解され、相手と繋がれることを前提としてRequestをだす。

 NVCでは、Needsが満たされていなくても満たされていると言う前提で振る舞うことが提唱されているとのこと。つまりは、Needsが満たされていない現状を把握しつつ、相手と繋がれればNeedsが満たされることを信じて、Requestを投げる。相手が満たしてくれるわけではなく、自分が自分で満たすのに相手の協力を得る。自分で自分のNeedsと深くつながっている状態なのだから、常に更新される相手の状況や現状を踏まえて、Needsの実現手段は選択できるはず。
 つまりは、大きくて雑なRequestではなく、繊細で状況に応じたRequestを投げられるはず。そして、そのときに考えるべきことは、「いかに良いRequestを投げるのか??」ではなくて、「自分はどんなNeedsとつながっていたいのか」の方であるはず。
 極論、自分と繋がっているNeedsを信頼できる相手に伝えることができれば、Requestを言わなくとも、Needsを満たすことに協力してくれるかも知れない。でもそれは他人が満たしてくれたわけではなく、自身が自身とつながるNeedsを探し続けた結果として、その純真さに相手が動いてくれたんだと思う。という話に発展して行きました!!楽しかったなぁ。

おわりに

 最後の雑談の中で、NVCを学ぶと感情がどうなるのか、という話が挙がって、また、盛り上がりました。感情が消えて仙人になるわけではない。むしろ感情はよりVividに湧き上がってくるのを感じるとのこと。ただ、感情にまかせて暴走するのではなく、マネジメントする感じ。感情をそばにおいておけるので、自分の中を大事にできる、という感覚だそう。そして、感情は力を持っている。例えば「怒り」、暴力につながるとネガティブだが、ポジティブにマネジメントすることで壁を超えるエネルギーを持つ。そして、感情を起点にして、Needsに向き合ったり、Needsを満たすためのリソースの一つとして活用していくとのこと。ここまできて、NVCは、感情のエネルギーをリソースにしたり、Requestで周りの人を巻き込んだりして、Needsとつながることを中心においた、今までとは全く違うNVCの姿が見えて来た!!すごいなぁ!!


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