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神殿から流れ出る水で潤されて:聖書をめぐる旅 7/4

7/4(月)
 本日でエゼキエル書が最後になります。
警告もありましたが、千年王国時代の神殿が具体的に示されていることが印象に残りました。そして、その神殿から水が流れ、死海を潤し、木々が茂る様は、この地が変えられる希望です。  


エゼキエル書47章 

5それから一千キュビト行くと、水の深さは腰までになりました。さらに一千キュビト先へ行くと、もう泳がなければ渡れないほどの川となっていました。深くて、とても歩いて渡ることはできなかったのです。
8その人はこう言いました。「この川は東に流れて、砂漠地帯とヨルダン渓谷を通って死海に注いでいる。こうして死海の塩分の多い水を浄化し、新鮮な水に変えるのだ。 9この川の水に触れるものはすべて生き生きとする。魚が住める水に変えられるので、死海にも魚がいっぱいになる。この水が流れ込む所はどこでも、すべてのものが生かされる。
12川岸にはあらゆる種類の果樹が茂り、その葉は枯れず、落ちることもなく、いつも実がなっている。毎月、必ず新しい実がなる。神殿から流れ出る水で潤されているからだ。その実は食物に、葉は薬になる。」

 神殿の下から東に向かって川が流れています。
このシーンは、賛美でもよく出てくるシーンです。
1000キュビト(500m)行くととくるぶし、
さらに1000キュビト行くとひざまで、
さらに1000キュビト行くと、腰まで、
さらに1000キュビト行くと、泳げるほどの深さになっています。
それまで、死海だった湖にこの川の水が流れ込み、死海が魚でいっぱいになります。また、川岸にはあらゆる種類の果実が茂り、毎月新しい実がなります。
その実は、食べ物になり、葉は薬になります。
「命の川」ということです。


エゼキエル書48章

13その広さは祭司のための区域と同じで、二つ合わせると、長さ二万五千キュビト、幅二万キュビトになる。 14この特別区の買売や交換は厳禁され、ほかの者に使わせてもいけない。それは主のために聖別された地だからである。
18聖なる区域に接したこの地域で、町の外にある残りの地は、東西にそれぞれ一万キュビトで、町の住民のための農園である。 19町で働くイスラエル人なら、どの部族の者でもこの農園で働くことができる。
30-31「町の門には、それぞれイスラエルの各部族の名がつけられている。北側の四千五百キュビトの城壁には三つの門があり、ルベンの門、ユダの門、レビの門と名づけられている。
35町の周囲は一万八千キュビトあり、町の名は『神の都』と呼ばれる。」


 土地に直線を引いて境にするのは、イスラエルの特徴だと思いました。
日本では、このような線を引くのは、札幌の街中の碁盤の目くらいで、
ほとんどが、川の流域ごとに町や集落ができているように思います。
直線や、正方形という形は、自然の中には見られないカタチであり、
神殿を上から見た形や、部族ごとの土地が直線で区切られているところが、
神様が介入している跡のように思いました。
エゼキエル書、この文を読んだだけではイメージしにくい神殿の様子を神様は、民に伝えるようにエゼキエルに伝えています。
神殿の中を見せる行為は、ある意味腹の内をみせるようなことです。神様がご自身の内側に一点の曇りもなく、すべてが機能的で、複数の部屋からできていることを伝え、私たちがそのことから神様をさらに深く知るように・・・と示されているのかと思いました。


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