見出し画像

先祖アブラハムに約束したように:聖書をめぐる旅 7/30

7/30(土)
 ミカ書の最終章は、私たちに立ち返るべきところを示唆しています。そして、ナホム書はアッシリアのニネベに対する言葉です。

ミカ書7章

1-2ああ、悲しいことだ。
正直者を見つけるのがこんなにも困難だとは。
まるで、収穫期を過ぎてから、
ぶどうやいちじくの実を見つけるようなものだ。
11神の民よ。あなたの町々は建て直され、
前よりも大きくなり、繁栄する。
12アッシリヤからエジプトまで、
エジプトからユーフラテス川まで、海から海まで、
遠い山と丘から、多くの国の人々が来て、
あなたをほめる。
13しかしまず、恐ろしい滅亡がイスラエルに臨む。
それはイスラエルの民のはなはだしい悪のためだ。
19再び、私たちにあわれみをかけてくださいます。
私たちの罪を踏みつけ、海の底に投げ込まれます。
20昔ヤコブに約束したように、
私たちを祝福してくださいます。
先祖アブラハムに約束したように、
私たちを愛してくださいます。

 神様は愛の神様であり、義なる神様です。
それゆえ、私たちを愛してくださるゆえに、正すべきものも正されます。
ミカ書の最後の章で語られているのも、最後にはイスラエルが再建される祝福があるものの、そのまえに恐ろしい滅亡があるということです。
十字架の死を通さなければ、復活の恵みがないことに通じる気がします。
そして、最後にたどりつくのがアブラハムの約束です。
創世期12章
「2わたしはあなたを大いなる国民にし
あなたを祝福し、あなたの名を高める
祝福の源となるように。
3あなたを祝福する人をわたしは祝福し
あなたを呪う者をわたしは呪う。
地上の氏族はすべて
あなたによって祝福に入る。」
地上の民を祝福する源としての働きに立ち返るということです。


ナホム書1章

2神は、ねたむほどにご自分の民を愛している。
だから、その民を痛めつける者たちに復讐する。
その民の敵をすさまじい勢いで滅ぼす。
5神の前に出ると、山々は震え、丘は溶ける。
大地は崩れ、その住民は滅ぼされる。
9ニネベよ、主に反抗するとは、
何をもくろんでいるのか。
神はおまえを一撃で仕留め、二度打つ必要もない。

 ナホム書は、アッシリアのニネベに対して語られた預言です。
ヨナ書の1世紀半後の時代ということです。
神様の言葉は、ニネベに対して
これは、ユダヤ人に敵対するニネベへの神様の挑戦状だと思いました。
半端ない方がユダヤ人にはついておられる。
覚悟せよ、アッシリアのニネベよ、と聞こえます。
子連れのヒグマが命がけで子供を守るように、
父なる神様は、子をしつけ、子を守られる方です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?