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胸もとにつけるだけじゃない! ダーニングブローチの楽しみ方

自分の大切な服や小物、縁があったものたちをブローチという形に落とし込んだものが書籍『お繕いのテクニックで作るダーニングブローチ』(野口光著)です。

(執筆・鞍田恵子、写真・馬場わかな)

【連載第3回】アイデア次第で自由に使える!

身につけるだけで、いつものコーディネートを華やかにしてくれるブローチ。いちばんオーソドックスな使い方は、服の胸もとや襟もとにつけることですが、つけ方に基本があっても楽しみ方にルールはありません! 帽子やバッグにつけたり、インテリアに取り入れたり、アイデア次第でいろいろな楽しみ方ができます。なかでもダーニングブローチは材料や作り方の自由度が高いので、同じものは2つとなく、唯一無二の存在感。大好きだった服や布をずっと身近に感じていられます。今回はそんなダーニングブローチの使い方をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

【バッグにつける】

ソフトブローチに大きなキルトピンを通してバッグチャームに。濃いピンクのマカロンブローチをプラスすることで、キルトピンの無骨さと可愛らしい鳥の絵を中和してくれます。

毛糸をゆるく編んでヒモを作り、ブローチに縫いつければペンダントやバッグチャームに早変わり。フリンジがついたブローチなら、フリンジをストラップ代わりに使うこともできます。

【ヘアバンドにつける】

個性的なマカロンブローチがシックなヘアバンドにマッチ。1つは縁ギリギリにつけて耳当てのように。スウェットのフードにもさりげなく三角形のブローチをつけています。ニットキャップやハットにも使えるテクニックです。

【ネックレスにつける】

赤いビーズネックレスにソフトブローチをつけてペンダントトップのように。絶妙な位置でキープできるのも軽いソフトブローチの魅力です。ネックレスにブローチをつけるなら、偶数より奇数のほうがバランスよくまとまります。

【ジェンダーレスに楽しむ】

大胆でありながら静かに胸もとを彩るあて布ブローチは、ピンブローチを合わせることで、お互いを引き立て合いながら引き締まった印象に。ジェンダーレスの時流にのって、おしゃれを楽しみたい男性にもおすすめです。

【インテリアとして楽しむ】

壁が少しさびしい、お部屋の雰囲気を変えたい、そんなときはダーニングブローチを壁に飾ってみては。軽量で、絵画のように額縁も必要ないので、気軽に飾ることができます。白でまとめつつ、形やサイズの違うブローチを合わせるのがバランスよく見せるコツです。

【さいごに】

いかがでしたか? 落ち着いた色合いの服や小物を選ぶことが多くなるこの季節。コーディネートに物足りなさを感じたら、ダーニングブローチがおすすめ。身につけるだけでなく、ダーニングする楽しみもあるので、冬のおこもり時間にチクチクして、ブローチが完成したらおしゃれして冬の街に繰り出しましょう。

◎【連載第1回】ダーニングの魅力と基本ステッチ↓↓

◎【連載第2回】初心者でも気軽にできるステッチ↓↓


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