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エッセイやまま

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エッセイとして投稿した記事をまとめました。35歳、バリキャリ街道から転落して主婦やってる女の戯言です。
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肩書きなしで楽しい時間を過ごせるスナックにしたい

金昼スナック「言いたいことやまやま」のやままママです。11月27日は第3回目の営業日でした。 ひとことで申し上げると、「大盛況」でした! 常時5名ほどのお客様がいらっしゃる状態で、とてもたのしかったです。 時節柄「ご予約」をお願いしているのですが、スナックって本来、そのときの気分でフラッと立ち寄るものだと思うのです。予約というのは地味にハードルになるはず。 ところが前もってご予約くださったり、「時間ができたからいまから行ってもいいですか?」なんてうれしいメッセージをくだ

昼スナック、お客様ゼロを記録

noteから個人ブログに移行中です。 本記事は下記ブログよりお読みいただけます。 よろしければぜひ、アクセスをお願いいたします!

赤坂で昼スナックはじめます!開店直前の不安を振り払う

現在、note→個人ブログに引っ越し中です。 記事はこちらでご確認いただけたら幸いです。

会社なんていつクビになったっていいと思いながら「厚かましさ」を養っていく

先日とりわけ苦手な仕事に携わっていたせいか、「会社辞めたい」病に苛まれていました。「嫌なことをしたくないから会社辞めたい」だなんて、駄々っ子同然です。 プライドが邪魔して仕事を断れないこれは病というか、体質のようなものです。心身の悪癖なだけで、健康を害すことはありません。コンディションの悪い日に発症するけれど、ケロリと忘れたように過ごす日もあるのです。 特定の悪性腫瘍を摘出すれば治るようなものではありません。したがって「会社を辞める」という手術を施したところで症状は残り続

おっさん耐性は週末午後のゴルフバラエティ番組で養った

東尾理子さんで思い出すことといえば、私がまだ高校生か大学生だったころに実家で見ていた、土日の午後に流れがちなゴルフ番組のこと。 あの手の番組ではゲストタレントとプロの対決企画がしばしば展開され、ハンデとしてゲスト側に女子プロゴルファーが助っ人参戦するようなことが多々起こる。 既にそれなりにベテランな領域にいた東尾理子さんのことをナレーションのおやじはひたすらに「理子ちゃん」と呼んでおり、生意気な小娘だった私は「チャンって年齢でもないだろうに」と強く思った、ということが忘れ

現実がすべて!理想とのギャップがあなたを苦しめる

2020年9月3日に、電子書籍で『妖怪べきねば ~「ちゃんとしなきゃ」が追ってくる~』というエッセイ本を上梓しました。 この本のキーワードは、タイトルのとおり「べきねば」――すなわち「こうするべき」「こうせねばならない」という感覚です。 このことについて、心理学ジャーナリストの佐々木正悟さんがご自身のポッドキャスト「グッドモーニングバイブス」でお話しをしてくださっていました。ありがとうございます! お礼がすっかり遅くなってしまいました。 「グッドモーニングバイブス」で語

悲劇のヒロインになりたい症候群

文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をポッドキャストで聴くのがほぼ日課になっています。 もともと大竹さんは好きだし、アシスタントの面々もそれぞれに個性があって好ましく、メインコーナー「大竹メインディッシュ」はゲストの幅広さが魅力なのでぜひ聴いてみてください。 9月16日のゲストはおおたわ史絵さん。新刊『母を捨てるということ』の出版を機にした出演でした。 まったく知りませんでしたが、すでに他界されているおおたわさんのお母さまは元ナースで、麻酔薬の中毒患者だったそう

「初めて買ったCDの話」ごときで自分を演出できると思っていた

※全文を公開している「投げ銭」スタイルの記事です※ 生まれてはじめて買ってもらったCDは、とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」です。リリースは1992年、当時私は7歳でした。 最近の小学1年生はどういう楽曲を聴いているのでしょうか。NiziU? 日向坂46? LiSA?  いつの時代でも、小学生にもなれば女の子はみんなおませです。私と同世代の方々はSMAPのような男性アイドルだったり、お兄ちゃんお姉ちゃんの影響でXのようなバンドだったり、はたまた洋楽などのCDを買っ

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「ちゃんとしなきゃ病」の心に棲まう妖怪のこと

『妖怪べきねば ~「ちゃんとしなきゃ」が追ってくる~』という電子書籍をAmazonで発売しました。3万字ほどの、さくっと読めるエッセイです。 「妖怪べきねば」というのは私の造語で、「こうある”べき”」「こうせ”ねば”」という、見えざる存在からのささやき声を「妖怪」に見立てました。 この妖怪は、私の「こうしたい!」という欲求を察知するやいなや、出現します。そして「べき」「ねば」を合言葉に、私に我慢を強いてくるのです。毎日が戦! せっかくですので、具体的な戦闘事例をご覧にい

乾杯ってめんどくさいけど

乾杯は苦手です。なぜなら「めんどうくさい」から。 暑気払い、忘年会、新人歓迎会といった宴席を想像してみてください。みんな「とっとと乾杯を済ませてしまいたい」と思っているがために、「最初の1杯だけはがまんして」と言わんばかりにピッチャーからビールを注ぐのです。ややぬるく、炭酸が抜けつつあるビール(という名の発泡酒という説もある)を好んで飲む人などどこにおりましょうか! とはいえいまや「多様性の時代」「個を重んじる時代」ですから、あるていど自由に「1杯目のドリンク」をオーダー

大便するなら換気しろ

※全文を公開している「投げ銭」スタイルの記事です 2020年春、人類はコロナウイルスによって外出自粛生活を強いられることになりました。 卒業、入学、桜を見る会、ゴールデンウィーク、五月病……生活風景が目まぐるしく変わっていく季節のはずが、寝ても覚めても、眼前に広がるは「生活最適化」された我が家です(「散らかっている」とほぼ同義)。 カレンダーを見てやっと「今日は何月何日何曜日なのか」を知る日々になってしまったのは、景色に加え、毎日の登場人物にも変化がないからでしょう。

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私のゆたかな貧乳

※全文を公開している「投げ銭」スタイルの記事です 「いま、私はゆたかな毎日を送っているのだろうか?」 コロナ禍による未曾有の経済危機が世界中を覆っています。今月の家賃が、生活費が、明日の暮らしが……という事態に陥っている方も少なくありません。 私はというと、外出自粛に伴うマイナーチェンジこそあれど、リモートワークでがんばってくれている主人のおかげで、衣食住に不自由することのない毎日をすごしています。ありがたいかぎりです。 リモートで知人の仕事を少し手伝いながら、こうし

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給付金で美顔器を購入した罪悪感と葛藤

※全文を公開している「投げ銭」スタイルの記事です この記事を書き始めたのは2020年6月18日のことです。ニュースでは明日から県をまたぐ移動制限が解除されること、「接触確認アプリ」(すごい名前だな)がリリースされることが報道されています。 1か月前の東京は緊急事態宣言下にありました。つい昨日のことのようでもあるし、遠い昔の記憶のようにも感じられて、変な気分です。私はいまだに「ステイホーム」気味の生活を送っていることもあり、時間の流れがいまいち実感できずにいます。 これが

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「ムダ時間」に頼らない関係構築

※全文を公開している「投げ銭」スタイルの記事です※ 「はい、聞こえています。じゃあよろしくお願いします。まずは全体構成なんですが……」 在宅でのリモートワークがごく当たり前となったいま、打ち合わせは「オンライン会議システムを通じて行うもの」になりました。 フリーランスで働く私も例に漏れません。 つい数か月前までは、新規のお客さまから問い合わせをいただくと「ご挨拶も兼ねて」を枕詞に、先方の事務所や喫茶店での対面ミーティングを予定することが常でした。 いまとなっては、そ

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