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肩書きなしで楽しい時間を過ごせるスナックにしたい

金昼スナック「言いたいことやまやま」のやままママです。11月27日は第3回目の営業日でした。

ひとことで申し上げると、「大盛況」でした! 常時5名ほどのお客様がいらっしゃる状態で、とてもたのしかったです。

時節柄「ご予約」をお願いしているのですが、スナックって本来、そのときの気分でフラッと立ち寄るものだと思うのです。予約というのは地味にハードルになるはず。

ところが前もってご予約くださったり、「時間ができたからいまから行ってもいいですか?」なんてうれしいメッセージをくださったり……本当にありがたかったです!

3回目の営業を終えて思ったことを書きましたので、よかったらお付き合いください。

まだまだ、方向性に悩んでいた

前回(11月20日)の営業終了後、こんな記事を書きました。

この記事では、「私のような何者でもない人間がやっているスナックなんて、お客様にとって”行く理由”がない」という悩みと、営業中にお客様がくださったアドバイスを通じて得たヒントを書いています。

そのヒントとは、「専門知識がなくても、自分がちょっとでも取り組んだこと、話せることをもっとアピールしていってもいいのではないか」というもの。

こうして光が見えてきたものの、私は「自分のことで悩むのが趣味」のような人間です。「よし、今週から心機一転!」とはならないのが実状でした。

感情がすべて顔に出てしまうので、その日もきっと、私の顔にはベッタリと「方向性に悩んでいます」と書かれていたのだと思います。

それを察したお客様から、この日は2つのアドバイスをいただきました。

お客様からのアドバイス1「もっとトガれ!」

読者のみなさまがご承知のとおり、私は常に「ママとしてこの振る舞いで合っていますか?」「足りないものはなんですか?」「どうすれば認めてもらえますか?」というスタンスで過ごしています。

自分ではない誰かが太鼓判を押してくれないと、しかもそれが複数名でないと、安心できないのです。とにかく相対評価でしか自分の価値が判断できません。

※このあたりの悩みは、下記の電子書籍に嫌というほど書きましたので、同志の方はよかったらぜひ!

お客様からは「”どうすればいいでしょう?”のスタンスをとるよりも、トガッたほうがいいと思いますよ!」とアドバイスをいただきました。

そう言っていただいても、私には自分を研磨できるような機材(専門知識など)がありません。

「飽きっぽいから仕事が長続きしなくて、専門的に語れることがないんです。熱く語れるほど好きなこともないし」

「それでいいじゃないですか! 堂々とすればいいんですよ」

(私が回想を重ねる中で、きっと事実とちがうセリフになってしまっていますがご容赦を)

ママをやりはじめてからこの表現を使うのは、もう何度目になるでしょうか……「目からウロコ」でした。

自分をトガらせるために必要なのは研磨剤ではなく、「俺は今日からトガっていくぜ!」という「気持ち」

お客様からのアドバイス2「恥を捨てろ!」

「トガる」ための障害になっているのは「恥」「照れ」で、そんな小さなものは捨てたほうがいいですよ、という助言もいただきました。

そういえばプロフィール写真ひとつとっても、私は全然、恥を捨てられていません! その結果、月並みな見栄えになっています。

これはなにも変顔をしろということではなく、「美しく撮ってもらうなら本気でポージングをせよ!」「話のネタを作りたいなら写真の中にネタを仕込むこだわりを持て!」という話です。

たとえが写真の話だけになってしまいましたが、それ以外のこと全般にも応用できます。

それこそ前述の電子書籍にめいっぱい書いていますが、とにかく私は「いい子ちゃん」なのです。

誰かにバッテンを付けられると強烈にへこみ、しばらく身動きが取れなくなってしまいます。ダメージの影響があまりにも大きいので、「最初からリスク回避する」のが私の生存戦略になっていました。「行きあたりばったり」「出たとこ勝負」「臨機応変」は全部、苦手な言葉です(笑)。

自分の中に強烈にインストールされている

「バカだと思われたくない」
「身のほど知らずだと思われたくない」

という気持ちは、まさに「恥」への恐怖そのもの

この記事を収録しているマガジン名は「凡人スナックママの成長記録(チャージ以上の女になる)」ですが、これも、「私はチャージ代2,000円の価値もない人間だということ、よくわかっておりますゆえ」という「リスク回避」。セルフ・ハンディキャッピングというやつです。

ここから直していきましょう。変更後タイトルは近日公開!

「背伸び」に限界がきた

実はこの日、営業時間の終盤にめまいがひどくなって、少し休ませてもらいました。

もともと耳が弱く、幼いころから、ストレスやプレッシャーがかかると聴こえが悪くなる癖があります。後日、耳鼻科に行ってみたら「ストレスで三半規管が異常を起こしている様子」とのことでした。

・お客様がたくさんいらしてくださった
・一目置かれる、また会いたいと思われるママになりたい
・はりきって、背伸びをした
・営業時間の終盤で限界がきた

ということだったのだと思います。

見栄を張って背伸びするのではなく、「恥を捨てて」、「ありのままの自分で堂々と振る舞う(=トガる)」こと。

自分のスタンスを変える転換期だぞ、と身体が教えてくれたような気がします。

ありのままやままママはなにもできませんがなにか?

この見出し、声に出して噛まずに読める方を尊敬します!

それはさておき、第4回目となる次回の金昼スナックは上記のスタンスで臨もうと思いました。そんな決意をしたタイミングで、友人が私の過去記事をTwitterでシェアしてくれているのを見つけたのです。

この記事です。

自分が書いた記事を読み返すことにとても抵抗があるのですが、なぜかこの日は、読み直してしまいました。

自画自賛は不得手の極みながら……

この記事、すごくいいことが書いてありましたよ!!!

なのでもう一度リンクを貼っておきましょう。下記記事です。

「35歳現在の自分の乳は、小学生より小さい!マジで!」というエピソードを書いています。だいぶ悩んでいましたが、いつの間にか貧乳をまったく悩まないようになっていたという話。

記事内では、その心境をつぎのように書いています。引用がちょっと長いですがご勘弁を。

別に「人は人、私は私の魅力がある!」「茶托おっぱいが好きな人だっている!」といった妙なポジティブシンキングをしているわけではありません。ただただ、受け入れてしまったという感覚です。

名もなき「みんな」が理想として掲げる「おっぱい像」と現実のギャップにがっかりし、差を埋めようと躍起になるのに疲れてしまったからだと思っています。

グラビアタレントを目指しているわけでもなし、豊胸なんて自分以外の誰にも求められていないのです。私ひとりが息巻いているだけでした。

勝ち目のない「巨乳レース」にエントリーし、最下位グループで全力疾走していたようなものです。

だんだんと自分の立ち位置に気づき、がんばっても無駄だと悟って戦線離脱したのでした。

でもそれは言い換えれば、「人が”貧乳”と呼ぼうがなんだろうが、この”小さな胸”は、私に最適化されたパーツだと理解した」ということでもありました。

この記事、誰が書いたの!? もっと評価されるべきでは!?……というくらい、過去の自分の言説に感銘を受けてしまったのでした。

「立派な肩書き」を背負うことは、私にとっては背伸び行為であり、「豊胸への涙ぐましい努力」と同じなのかもしれないな、と思いました。

おっぱいがなくて快適な日々を過ごしているのと同じように、私はむしろ、肩書きを手放したほうが自由になれるのかもしれません。

やままママってどんな人? と聞かれたら、堂々と「なんにも肩書きのない人」とでも答えることにします……って、それが肩書きになってしまったら矛盾するかあ(笑)。

「こんなお店にしたい」が見えてきた

金昼スナックの「言いたいことやまやま」をどんなスナックにしていきたいか、コンセプトを定めることや、ターゲット像をつくることが大事だと聞きます。

ただ正直なところ、思いついていませんでした。「つくるもの」というより「見えてくるもの」ではないかとも感じていました。そして3回の営業を経たいま、少し見えたことがあります。それは、

「肩書きにとらわれず、ひとりの人として時間を過ごす場所」でありたい!

おとなになれば、交流の場で名前と同じくらい大事な情報は「何の仕事をしているか」です。

私は会社員の頃からずっと、この問いを投げかけられるのが嫌でした。仕事にのめり込めなかったからです。仕事は、生きていくためにやっているだけのことでした。

でもひとたび「◯◯の広報をしています」などと答えれば、広報職についてや、業界の話をいろいろと振られるのです。私はもっと、「最近ブロッコリーが安いけれど、茎のところが空洞になったやつばかりで困っちゃう」とか、「粉瘤ができたらどうするか」とか、「最近好きなラジオは『武田鉄矢の今朝の三枚おろし』」とか、そういう、なんにもならない話がしたいのに!

さらに会社員をやめて主婦になってからというもの、「仕事は何をしているのか」という問いはきついものがありました。交流会において、主婦との名刺交換なんてハズレくじのようなものだろう……と卑屈に感じていたくらいです。

だから金昼スナック「言いたいことやまやま」は、そんな自分が居心地よく感じられる場にしたいと思いました。

「肩書き交流」は、日本古来より伝わる伝統行事「異業種御交流会」にまかせておけばよろしい。金昼スナックはハート・トゥ・ハートの交流の場を目指します!

私自身、あいにく肩書きはありませんが、自分のことをそれなりにおもしろいやつだとは思っているのです。何かを特別に好きになることはありませんが、そのぶん、幅広いことに浅~~~く、興味があります。いろんなジャンルの固有名詞がインプットされています。たいがいの話には、ついていきます。

「肩書きありきではなく、”自分自身”として楽しい時間を過ごしたい」

そんな方に快適に過ごしていただける空間をつくっていけたらと思っています。ご来店、お待ちしています!

金昼スナック「言いたいことやまやま」のご案内

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※下に書いている概要はすべて公式ページからご覧いただけます※

◆営業日時:毎週金曜 14時~18時(17時半ラストオーダー)

◆場所:赤坂3丁目9番4号 赤坂扇やビル5F「スナックひきだし」内(東京メトロ赤坂見附駅徒歩30秒!)

◆料金システム:
会員制のため、初回のみ会費1,000円をいただいております。
・チャージ 2,000円
・ソフトドリンク 800円
・アルコール 1,000円
・ボトルキープ(サントリー角 5,000円ほか/セットは1人あたり1時間500円)
※ドリンク持ち込みはNGです。個人的なプレゼントとしてでしたら、ありがたく頂戴しますw
※おつまみ以外の食べ物のご用意はありません。持ち込みOKです!
※PayPayか現金でお願いします

◆ご来店にあたり諸注意:
コロナ対策のため、時間帯で5~8人くらいに絞って営業します。公式ページからご予約いただけますと幸いです。

★時節柄、ご協力をお願いします!
・発熱、悪寒や咳などの症状により体調がすぐれないお客様は、回復されるまでご来店をお控えください
・着席前に、手指のアルコール消毒と検温をお願いします
・狭い空間ですので、頻繁に換気をします。温かい格好でお越しください
・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) のインストールをお願いします
・もしもコロナウイルス感染者が発覚した場合に備えてご連絡先をお伺いします(=会員登録)
・アルコール、パーテーション、空気清浄機、ドアを解放しての換気、やままの常時マスク+フェイスシールドで対策しております

Wi-Fiあります!一部電源もあり。PCの持ち込みも歓迎です。

ぜひ公式Facebookページ(下)の「いいね」だけでも、よかったらお願いします^^

ちなみにアイキャッチで一緒に写ってくださっているのは、金”夜”スナックのひとみママです! きれいで明るくて優しくて、一緒にお酒を飲んでいるとストレス吹っ飛びます。昼スナックの後半にご来店いただくと、昼夜両方のスナックが楽しめておもしろいかも!?ですよ。

応援のカンパをいただけたらとてもうれしいです! 引っ越し代、育児代にフル活用させていただきます。