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言い“斬る”ということ

はじめに断っておくと、このタイトルは誤字ではない。
その理由は後ほど…。

僕は物事に絶対なんて無いと思っている。なんにしても「こうだ!」と絶対の自信を持って断言することができない。

ところが、世の中にはそれができてしまう人がいる。でもそれって何を根拠に言っているのだろう。

具体的な例を挙げよう。昨日のサッカーの試合についてあれこれ文句を言っている人があなたの周りにもいないだろうか。「あそこでパスを出していれば点を取れた」とか「あの選手を出していれば勝てた」とか。でもそれってなんの根拠もないよね。仮にその人の言う通りにしたとしても、うまくいく保証なんてどこにもない。

人と口論になったときなんかもそう。「○○だから△✗□だ!」と主張したらそれっきり。相手が何を言っても絶対に折れない人がいないだろうか。

たまにそうやって言い切れる人が羨ましくなる。だって言い切るってカッコいいじゃないか。

“言い切る”というのは、まさに人を言葉で斬り捨てることだと思う。言葉という刀で相手を斬りつけ、反論ができないように殺す。かつて一世を風靡したギターなにがしのように「〜ですから!残念!!!」と乱暴に言い放ってみたいものだ。

まあ、そんなことできないんだけど。

冒頭でも書いたとおり物事に絶対は無い。他人から反論されたり価値観の相違があったときには、相手の意見を素直に受け入れて違う可能性も考慮できる人間でありたいな。

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