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精進料理に目覚める3歩前 #特別編

結論から申し上げよう。

アトピーさんと喧嘩したワタクシは
ここ数週間
必要最低限の家事以外全ての家事を放棄している。

何故か。
理由は熱烈なイベント狂のアトピーさんが
とどまることを知らない情熱を発揮したからである。

何にと聞かれれば
あれしかない。

そう

ハロウィンである。


故に
今回は殆ど料理なんぞしていない。
していないけれど右手氏が久しぶりに

ストレス発散の為にキー坊の上を飛び跳ねたい


お願いするのだから思い切り飛んでもらうしかない。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと
体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。



イベントごとには必ず参加したいアトピーさんである。

ハロウィン

と聞けば居てもたってもいられない。
アトピーさんは右手氏をどんどん脱皮させて
真っ赤に変装させている。

ワタクシには痛々しさしか感じられないのだが
アトピーさんにとっては最高の演出であろう。

そこへ更に
妖怪カミダーリまで登場して盛り上がっている。

ワタクシのご身体を会場に
ハロウィンパーティーを
前夜祭いや前々夜祭、前前前夜祭
後夜祭、後後夜祭、後後後夜祭まで開催する。

右手氏は引きずりまわされて
仮装なしでも真っ赤なモンスターそのものである。


酷い暴れっぷりであったが
ワタクシがアトピーさんを
ここ数回このnoteで
夏休みを与えて登場させなかったが故のストレスであろうと
取り敢えず大目にみることにする。

ハロウィン前の十三夜では
栗の代わりに北の大地から届いた
じゃがいもでコロッケを作ってお供えすることにした。

もちろん。
ここでは栗はスーパーに並ぶこともなく手に入らないが
この程度は想定の範囲内であるので
もうびっくりしない。

だじゃれに撮ったように芋がある。
芋があればいいもんである。

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茹でて皮を剥き

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潰して

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丸めて

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米粉のパン粉をつけて

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米油で揚げる。

アトピーさんを喜ばせないように
必死で作り上げたのだが

妖怪セッカクナラバ
どうやらハロウィン休暇で
代わりに妖怪ウッカリが出勤していたようだ。

アトピーさんに効く薬草センダングサ氏を
乾燥させてハーブで入れてもよかったはずである。

妖怪ウッカリがきっちり職務を全うしてくれたお陰で
ワタクシは見事にセンダングサ氏の存在を
記憶の彼方に置き忘れてきたようだ。

次回は
妖怪セッカクナラバと妖怪ツイデニのシフトの合う日に
もう一度センダングサ氏を誘ってコロッケを揚げよう。


コロッケ制作過程に戻る。

ハロウィンで浮かれているアトピーさんは
運動会の障害物競争気取りでウキウキ這い出してきた。

コロッケの衣にする片栗粉と卵、パン粉の中に
ダイブを繰り返してだいぶ満足気である。

右手氏はハロウィンの仮装が要らないくらい
真っ赤に変装しているので
どうやらそのダイブで呼吸困難である。

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揚がったコロッケをお月様にお供えして
ワタクシは振り返ってアトピーさんに宣言する。

”パーティーを楽しんでおられるアトピーさんよ。
毎日お祭り騒ぎで忙しそうではないか。

ワタクシがする家事全てにお祭り気分で参加という形で
邪魔をするのならば
ワタクシもハロウィン休暇をとることにする。

幸いお月様にお供えできるように
コロッケを大量に揚げたのだ。

これがあればしばらくは台所に立つ必要はない。

アトピーさんが居たって
水に触れなければ
右手氏はカピカピに乾燥させられることもないであろう。

洗濯物とて
洗濯機に頑張って洗濯から乾燥までしてもらえばいい。
繊維に引っかかりに行くのならば
ワタクシは洗濯物すらたたむことを放棄する”

と。
この一方的な宣言をして
家事を一切放棄してせんべい布団にぺたりと張り付いた。

それでもアトピーさんは
せんべい布団の繊維にも楽しそうに
ぶらんぶらんと引っかかるので

諦めたワタクシは
涼しくなってきたからと言い訳をして
遠のいていた海へとぼとぼと向かう。

毎日毎日パーティーに付き合わされれお疲れの右手氏に
少しでも回復して頂きたい。
アトピーさんには少しでも大人しくして貰わなければならない。


久しぶりの海で海水欲が満たされて
楽しそうなアトピーさんは
カニを見つけてはじゃんけんを挑み

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挙句の果てに
素っ裸のヤドカリまで見つけてきた。

どこまでも楽しみを探しに出かけていく。
恐るべき体力とポジティブさである。


台風が吹き出す風にいちいち体力を奪われている
ワタクシとは見事に正反対である。

まだまだアトピーさんが絶好調であるので
ワタクシはまだまだ家事を放棄し続ける。

コロッケはもうない。

こうなったら納豆大作戦である。
味噌汁は野菜を手でちぎって味噌と出汁を入れて
湯を注げばいい。

無い知恵を絞りだしたワタクシと
どこまでもポジティブなアトピーさんの戦いである。

”必要以外の家事は一切しない”
これを貫こう。


それでは今回はこれでおしまい。

次回は
家事放棄宣言のワタクシが
アトピーさんの妨害を受けずに台所に立てるようになった頃に。


あ、そういえば。
ハロウィンにもちろんカボチャは無し。
そして代役は梨。

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それでは皆様また次回。

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