こんにちは。SCRAPでいっぱいリアル脱出ゲームを作っています。山本渉（やまもとしょう）といいます。

世の中、こんなことになっちゃって、なかなか、元気出ないですよね。

僕もです。

しかし、元気がないにもかかわらず、頑張ってたくさんのオンラインリアル脱出ゲームを作ってきたので、これまで作ってきたものをまとめてみたいと思います。

※オススメするために、雰囲気のネタバレあるかもしれません。でも、その分、どんなゲームか想像してもらえるように書いています。

いくぞッ！！！！！！

「ある2つの通信基地からの脱出」

プレイ人数：2人
遊び方：紙キット有り。2人でビデオ通話をつなぎながら遊ぶ。
所用時間：90〜120分
価格：Goto価格¥1,280（通常¥1,600）

○内容紹介
南極と北極、それぞれの基地に潜入したエージェントとして、謎を解き明かすというストーリー。すべての謎は1人で解くことはできず、2人の協力によってのみ解き明かされていく。
リモートで2人で遊ぶとしたら……を突き詰めた謎で構成されたリモート通信脱出ゲーム。ビデオ通話ではなく、自宅の中で距離を取って遊ぶことも可能です。サバンナ高橋さんとの共同制作。


○制作裏話
たったの2週間で制作されたゲーム。「リモート脱出を作ってください」と提案されてから10分後には各ステップの進行が完成していた。まったく新しいゲームだけど、今すぐ作らないと絶対に誰かが作ってしまう！　と思ったので急いで作りました。（もちろん「we were here」とかの名作は既に世の中に存在していたのですが）
途中のステップでまぁ、言ってしまえばジェスチャーゲームをやるのですが、これって、リアルでやるよりも、ビデオ通話ツールで音声ミュートでやる方が、ゲームの純度が上がって面白いんですよね。そのことは大きな発見でした。そして、ジェスチャーのお題はめちゃくちゃ悩んで考えたので、名作揃いだと思います！

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「封鎖された人狼村からの脱出」

プレイ人数：1人〜（制限なし）
遊び方：紙キットナシ。謎解き専用のWEBサイトにアクセスして遊ぶ。
通話をつなぎながら複数人でのプレイもオススメ。
所用時間：120分〜
価格：Goto価格¥2,240（通常¥2,800）

○内容紹介
人狼が潜む村の村人となり、村人たちとのZoom会議に参加しながら、一体誰が人狼なのかを推理していくゲーム。ただし、人狼ゲームのように裁判で吊れば殺せるわけではない。人狼を退治する方法も、謎を解いてひらめかなければならない。
Zoom会議を使った物語を作るなら……を突き詰めて作られたオンラインリアル脱出ゲーム。

○制作裏話
1回目の緊急事態宣言に動き始めて作ったゲーム。SCRAPからは数多くの「人狼」がテーマのリアル脱出ゲームが出ています。そのことは知っていたけど、またもや同じテーマで作ってしまった。しかし、いままでの人狼脱出では、人狼ゲームにおける「役職」の要素を活かすことができなかったので、そのへんを意識しました。ゲーム中の映像には本物の鷹が出演しています。動物の撮影はすげー大変なので、実は鷹使い役だけは別スタジオでの撮影がされていました。

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豪華出演陣のリメイク版もオススメです。

「呪い鏡の家からの脱出」

プレイ人数：最大6人チーム
遊び方：紙キットナシ。公演時間になったら、本物の廃屋とZoomをつないで、登場人物と会話をしながらプレイする。
所用時間：90分〜
価格：Goto価格¥2,880（通常¥3,600）

○内容紹介
オンラインで体験できる謎解きお化け屋敷。行方不明になった先輩を探すために、いわくつきの廃屋を訪れたウツミさんの友達となって、ビデオ通話で捜索の手伝いをするというストーリー。
当然、ただの空き家ではなく、その家には恐ろしい霊が潜む。しかも、霊による怨念の対象は現場を飛び越えて、あなたにも及ぶ……！
お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんとの共同制作。

○制作裏話
実はこの「呪い鏡の家からの脱出」が生まれる前、前段として「サイコキラーの家からの脱出」というゲームを作っていました。何だったらもう謎はほぼ最後までできていた。でも、殺人鬼は自宅には関与できず、プレイヤーには恐怖を与えられないからというシンプルな理由で、ゼロから作り直しました。現場の廃屋に置かれている家具は、実際に元々どこかの家にあったものが使われており、引き出しを開けると、使いかけの湿布とか、古びた雑貨が入っていたりします。普通に怖い。

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「絶望ツインタワーホテルからの脱出」

プレイ人数：2人
遊び方：紙キット有り。2人でビデオ通話をつなぎながら遊ぶ。
所用時間：120分〜
価格：Goto価格¥1,760（通常¥2,200）

○内容紹介
2つのホテルに閉じ込められたエージェントとなり、何者かに占拠された危機的状況からの脱出を目指す。値段が上がっているのは、紙キットがいろいろ豪華になったから。「ある2つの通信基地からの脱出」の実質的な続編に当たる。サバンナ高橋さんとの共同制作。

○制作裏話
リモート通信脱出の第2弾として、前回入りきらなかったアイデアをいろいろ膨らませて作りました。最後の大謎がとにかくすごいと思っているゲームです。絶対にリモート通信脱出でしかできない謎になっていて、思いつけてよかったな〜。作中に登場する写真や動画は、実際に東京ドームホテルに行って撮影をしました。

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「封鎖された魔王城からの脱出」

プレイ人数：1人〜（制限なし）
遊び方：紙キットナシ。謎解き専用のWEBサイトにアクセスして遊ぶ。
通話をつなぎながら複数人でのプレイもオススメ。
所用時間：120分〜
価格：Goto価格¥2,400（通常¥3,000）

○内容紹介
暗号解読が得意な解読勇者となり、魔王城に幽閉された9人の勇者たちとのZoom会議に参加しながら、魔王を倒す方法を解き明かしてしていくゲーム。魔王の声は大塚明夫さん。

○制作裏話
次に封鎖するのはどこなのか……と悩んだ結果、魔王城になりました。終盤のギミックは「まぁ、実際に実装するのは多分無理だよね……」と僕は諦めていたのだけど、新人の堂野くんが見事に作ってくれました。上がってきたときはめちゃくちゃ興奮した。また、プレイした方はわかると思うんですが、ある海外ドラマに強い影響を受けています。

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そして………最新作！

「終わらない公開捜査からの脱出　記憶喪失スペシャル」

開催日：2021年9月25日（土）20:00〜放送スタート
プレイ人数：1人〜（制限ナシ）
遊び方：紙キットナシ。ニコニコ生放送で配信される生放送公開捜査番組を見ながら謎を解く。
所用時間：150分予定
価格：¥2,880

○内容紹介
実際に視聴者が謎を解き明かすことで番組が進行していく生放送公開捜査番組に参加するゲーム。今回の事件は、記憶喪失の男について。しかし、彼の記憶の謎の裏には、恐ろしい計画が隠されていた……。

○制作裏話
前作の「終わらない公開捜査からの脱出」でも、大きなオチを用意した。さらにその前の「終わらない宴からの脱出」でも同じく。じゃあ、今回は何を用意するのか、非常〜〜に悩んだ結果、あるアイデアを思いつきました。毎回そうだけど、そんな謎を作った前例がないので、実装できるのかどうかわからないまま突き進み、ヒヤヒヤしながら作っています。
また、大オチだけのゲームにはしたくなかったので、物語や、最後に至るまでの謎もアイデア満載で作りました。
正直、ここ数ヶ月はこれにすべてを捧げています。あんまり比べるのはよくないんですが、ハッキリ言います。ぼくの作ったすべてのリアル脱出ゲームの中で、過去最高傑作です。絶対に遊んでほしいです！

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というわけで

この記事では自分が作ったものだけ紹介してみました。でも、まだまだ他にも遊べるオンラインリアル脱出ゲームはたくさんありますので、ぜひ遊んでください！！　そしてもちろん、来年1月〜2月に向けて新作も進めています。ぜひお楽しみに〜。