山本 昇

粟澤・山本法律事務所 弁護士 成人発達理論(インテグラル理論)ティール組織 ケン・ウィ…

山本 昇

粟澤・山本法律事務所 弁護士 成人発達理論(インテグラル理論)ティール組織 ケン・ウィルバー スザンヌ・クック=グロイター 器好き(鶴野啓司 青木亮 太田修嗣)vin nature好き 太極拳 形成(経世)家

最近の記事

私にとってのヴァン・ナチュール🍷

プロフィール欄にも書いているのですが、私はヴァン・ナチュール(vin nature いわゆる自然派ワイン)が大好きで、週末必ずと言っていいほど、飲んでいます。飲み始めたのは10年以上前ですが、本格的にハマったのは2016年くらいからです。 最近、noteでSHIBUYA Midnight Wine Bar 1AMという番組を見つけ、聴いています。 SHIBUYA Midnight Wine Bar 1AM - アヒルストア|「渋谷のラジオ」|note アヒルストアの齋藤

    • 指を立ててみる -おままごとや隻手音声の世界-

      今回は、因果の法則の話をさせて下さい 唐突ですが、因果法則ってご存じでしょうか? 辞書を見ると、因果(因果律)の意味は以下のとおりです。 「前に行った行為が、それに対応した結果となって現れるとする考え。」 ある結果が生じるのは、原因があり、かつ、原因と結果には何か対応関係があるというものです。 したがって、因果律を素直に逆算すると、ある結果を得たいのであれば、意図して結果と対応関係にある原因を作り出す必要がある、ということになります。 「入力(原因)」と「出力(結果)」

      • 『夢が破れるよりも怖いこと』を読んで

        GW中に娘と一緒に行った景丘の家(景丘の家 (kageoka.com))で配布されていた、朝日新聞とPanasonic主催の未来空想新聞(https://www.asahi.com/ads/20390505/)で、モモコグミカンパニーさんの『夢が破れるよりも怖いこと』という寄稿を読みました。 何気なく読んだ記事だったのですが、深い洞察と素晴らしい筆致の文章に、心打たれ、感動しました。モモコグミカンパニーさんの記事は、是非原文を読んで頂きたいのですが、私ともう一人の私のやりとり

        • 「勝」「負」の意味を再考しながら、今を生きる

          2021年を振り返って 2021年も早いもので、あっという間に年の瀬を迎えています。 今年はコロナ禍が続く中、東京オリンピック、その他様々なプロスポーツで有観客試合が再開され、改めてスポーツの意義や素晴らしさを実感する機会も多かったのではないでしょうか(「有観客」という言葉自体が、コロナ禍以降に使われるようになりましたよね。)。 そんな中、私は、ご縁があって、あるプロスポーツの指導者と1年を通じてお話する機会を頂きました。 その機会の中で率直に感じたことは、スポーツの指

        私にとってのヴァン・ナチュール🍷

          『Humankind 希望の歴史』を読んで – 人間の善性の気づきとその先

          前回の記事から期間が空きましたが、今更ですがユヴァル・ノア・ハラリ氏の『ホモデウス』を、その後ユヴァル氏と最近YouTubeで対談したルトガー・ブレグマン氏の『Humankind 希望の歴史』を読み、人間とはどういった行動原理に基づいて行動選択しているのか、といことを最近考えました。 下記『Humankind 希望の歴史』の紹介にありますが、近現代の社会思想は性悪説が背景にあり、法律を始めとする社会制度も、基本的に性悪説に基づき設計されていると言えます。 https://b

          『Humankind 希望の歴史』を読んで – 人間の善性の気づきとその先

          存在目的(purpose)の限界の考察から在りたい(be)と成りたい(have to)の関係を再考する

          前回の記事で、存在目的(purpose)の限界に関する記事を書きたいと述べました。 その時はもっと先に書こうと思っていたのですが、偶然にも様々な方からお話を伺い、内容はそれぞれ違うものの、その全てに根底で共通する自分への気づきを促すものがあると直感しました。その直感が覚めないうちに記事を書いた方が良いと考え、存在目的(purpose)の限界に関する考察を出発点にしつつ、記事を書せて頂きます。 ■ 存在目的(purpose)に限界はあるのか2019年のTeal Journey

          存在目的(purpose)の限界の考察から在りたい(be)と成りたい(have to)の関係を再考する

          ティール組織の本質に関する私なりの考察Ⅱ

          以前に「ティール組織の本質に関する私なりの考察」という題で、私たちの法律事務所の設立や運営の経験を踏まえて、記事を書かせて頂きました。 今回は、その後の垂水隆幸さんとの対話、さらには下記の記事を読み、改めて最近考えていることを書かせて頂きます。 ■ 「存在目的(purpose)」を改めて考えるティール組織の3要素の一つに、存在目的(purpose)があります。存在目的について、書籍『ティール組織』は、以下のように記述しています。 進化型(ティール)組織は、組織を生きたシス

          ティール組織の本質に関する私なりの考察Ⅱ

          『世界に一つだけの花』を久しぶりに聴いてみる

          ■ 懐メロを聴く皆さんは、三回目の緊急事態宣言が発令されて、どのように過ごしていますか。 私たちも自宅が過ごす時間が多くなり、音楽を聴く時間が増えました。 昔のヒットソングを聴くことがあり、SMAPメドレーを何故か良く聴いています。SMAPの曲を改めて聴くと、本当に名曲ばかりでびっくりしたのですが、ある名曲を聴いて感じたことをお話させて頂きます。その名曲は『世界に一つだけの花』です。 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい

          『世界に一つだけの花』を久しぶりに聴いてみる

          アインシュタインの名言からの気づき(相対化のススメ)

          ■私の好きなアインシュタインの名言皆さんも偉人の名言に感動したり、好きな言葉があると思います。私も好きな名言が沢山ありますが、アインシュタインのこの名言が大好きです。 「The problems that exist in the world today cannot be solved by the level of thinking that created them.」 (世の中に存在する問題は、その問題を作り出したときと同じ意識の次元では解決できない。) この名言

          アインシュタインの名言からの気づき(相対化のススメ)

          ティール組織の本質に関する私なりの考察

          第1回の記事で、法律事務所をティール組織のようにしたい!!という想いで設立した、ということをお話しました。 事務所設立からもうすぐ2年が経ちますが、今回の記事では、事務所の立ち上げ、メンバーとの運営、やり取りを通じて、私が今の時点で考えるティール組織の本質は何か、ということをお話させて頂きます。 設立のきっかけにもなった『ティール組織』という書籍は、ケン・ウィルバー等が提唱する成人発達理論(インテグラル理論)を土台として、「組織」に焦点を当てたものです。世界で同時多発的に

          ティール組織の本質に関する私なりの考察

          司法制度の未来予想(成人発達理論を補助線として)

          ■ 世の中の変化は速いですよね 最近、スマートフォンを使いながら、仕事をすることが日常的になっています。10年前を振り返った時に、ここまでスマートフォンで仕事をするとは全く想像していなかったなぁ、と感じています。リモートワークも、コロナというきっかけがあるにせよ、これほど普及し、しかも機能している現状に驚きを隠せません。 20年前から10年前までの10年間より、ここ10年の方が変化の度合いはスピード感を増しており、皆さんもそのような実感をお持ちではないでしょうか。 ティー

          司法制度の未来予想(成人発達理論を補助線として)

          「横断歩道を渡る」(成人発達理論の視点・視座から)

          初めまして。 私は弁護士をしています。私にとって、法律は非常に身近で、 (良くも悪くも)身体に染みついてしまっていますが、法律は非常に堅苦しくて、よく分からないと感じる方も多いのではないでしょうか。 特に、日本の場合、政府(お上)が決めたものなので、なぜか分からないけど、守らなければならないものだよね、と考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。 私たちは、日々の生活で、意識するかしないか、あるいは好む好まざるは別にして、法律の影響を大きく受けています。他方、このよう

          「横断歩道を渡る」(成人発達理論の視点・視座から)