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鉛筆を目に刺したらダメ。ゼッタイ。(2023.06.29)

夕飯後、妻が風呂に入っている時、私が洗い物をしていると長男が「今日学童で友達がとがった鉛筆で目を刺してきた」と衝撃的な事をサラっと言った。

「あっ、なんか今日ずっと目が赤いと思っていたらそれが原因か!」と合点がいった。まぁ刺されたとは言っても先端が少し目に入った程度みたいだが、それでも一歩間違えば重大事故だ。失明する可能性も高い。

一応その友達は長男に謝ったそうだが、そのあとに先生に言わないようちゃっかり口止めしたらしい。悪い事をしたという認識はあるのだ。

長男にはそれがいかに危険な事であるかと、先生や私たち親にはもっと早く伝えた方が良いのだよという事を言い聞かせた。しかし問題はその相手の子で、さてどうしたもんか考えた。

妻が風呂から上がってきてその事を伝えたら、妻はとても憤っていた。そらそうだ。んで、二人で話してとりあえず学童の先生に連絡帳で伝える事にした。

学童が安心して子供が過ごせる場所であるように、このような事が起こらないよう、相手の子にはよく言い聞かせて欲しい、相手の親御さんにもよく伝えて本人に言い聞かせて欲しいなどなど、まぁまぁの長文になった。

私たちが子供の頃にも鉛筆で友達を刺すなどは日常茶飯事のように普通にあった事だったが、さすがに目を刺すなどという事はどんな悪い子でもやらなかった。それが後々どういう事態を引き起こすか、感情を伴った体験で身に染みて理解していたからだ。

今の子が云々言いたくはないが、「痛み」というものが、どこか自分とは遠い場所にあるものとして認識されているように思う。自分の子も含めて。

それは良くも悪くもそういう社会を作った私たち大人の責任であると思う。少しでも危険が想定される遊具はあらかた公園から撤去されてしまったし、私にしたって、子供がちょっとでも危ない事をしそうになると血相を変えて注意してしまう。自分が子供の頃には目を覆いたくなるような危ない事を平気でしていたくせに。

実際の痛みを伴わずに危険というものについて教えるのはなかなか難しい事ではあると思うが、仕方ない。周りの大人が丁寧に教えるしかない。

願わくば、学童の先生や親御さんが根気強く相手の子に言い聞かせてくれたらと思う。

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